これでもブロンドです

ハイパスコンデンサを付けたブロンドのストラト。

写真だと黄色に見えますが元はシースルーのホワイト、ブロンドでした。

買ったのは大学の時。
ブラスのピックガードにダンカンのSSL-1が付いていました。
けっこう音が堅い印象でしたが、その頃はずっとハムバッカーを使っていたので定かではないですね。
指板はローズだったと思います。
ブリッジは普通のシンクロナイズドのアームが付いてました。

その後、当時流行だったフロイドローズに変えて、ネックもエボニー指板、フレットにはダンロップの太くて高いのを作ってもらって、ピックアップもこれまた流行っていたEMGのSAを付けてもらいました。

これも堅い音でしたがとてもEMGの音が好きで長年使っていました。
音楽学校の生徒の頃はこれがメインギターでしたね。
堅いけどあまりシングルコイルっぽく無い音だったと記憶しています。
ネックを変えてから一度もフレット打ち替えに出していないのでもうポロポロです。

講師になってからは弾かなくなり、でも思い入れがあるのでそのままにしておきました。
売ろうとしても売れなかったと思います。
ボロで。笑

その後はメインは普通のストラトとかPRSとかだったのでストラトにハムバッカーを載せたギターが一本欲しくて、ずっとこのギターを改造して使おうと思っていました。

やっと手を付けたのは昨年。
自分でいろいろギターをいじるようになってからです。
パーツを買って組み込んだのは今年の5月。

ピックアップはディマジオのPAF MASTER。
コンデンサはBlack beauty。
フロイドローズの弦をロックするネジをステンレスのものに、サドルをチタンのものにしました。

フロイドローズはバラしてサビをとったりしましたが、しばらく使っていなかったので調整にとまどったり。
アームアップをさせたかったので.009のセットを張って。
ハムを載せたらなんだか完全ロック仕様な感じがして。
ボリューム絞るとこもるので基本は全開でないと使えない感じ。

で、昨日ハイパスコンデンサを付けて.010の弦に代えました。

音がずいぶんしゃっきりした感じです。
ボリューム絞っても歯切れが良い。

ネックを止めてるネジは他のギターも締め方を調整しています。
人によって好みでいろいろですが、私は下二つを締めて上二つを少しだけ緩めるようにしていたのですが、音を出しながらこのストラトのネジの締め方を調整してみると左上だけ少し緩めるのがなんだか気持良い。

右上まで緩めると、もう少し音が柔らかくなりますがこのギターはアッシュボディにエボニー指板なのでわりと堅めの音にしたほうが個性を生かせるようです。

このネジはいろいろやってみると面白いです。
ネジはもちろんステンレス。

何度もいじってるとだんだんとネジ穴が緩んできてしまいます。

先日テレキャスのフレットのガタつきを治して、ついでに他の部分も見てみるとこの部分のネジ穴が緩んでしまっていたので竹串で埋めてネジ穴を切り直しました。
すると音がずいぶんはっきりした音になりテレキャスらしさが増しました。
ここの緩みはたまに見てあげる必要がありますね。
とても音に影響が出ます。
それと同じようにネジの締め方でも音が変わるようです。

他の部分も含めて、ネジは締めたほうが良い音がする、という人がいますが音が固くなるので輪郭がはっきりしてそれを良い音ととってしまうんでしょう。
好みといえばそれまでですが、部分によって締め方をいろいろやってみることで自分の音によってなります。
ピックガードのネジは少し緩めてあげると弦のテンションが緩みます。
ペグを止めてるネジはフェンダー系の場合は一つ置きに緩めてあげると空気感がでて好みでした。
全部閉めてしまうと悪く言うと首を絞められたような印象の音になります。
広がりがないというか。
かといって全部緩めてしまうと音に芯がなくなります。
好みの部分が大きいのでいろいろやってみてください。

いろいろ調整し直してだいぶ「使える」ギターになりました。

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