カウンセリングがあるからこそより自分自身のストーリーを持てる。fragrance yesとSWAYのカウンセリングの共通点
こんにちはフォトグラファーの三浦です。
8月のSWAY magazineはセルフケアというライフスタイルを提案するスキンケア・アロマブランド「fragrance yes」のセラピスト・フレグランスコーディネーター山野辺喜子(やまのべ よしこ)さんとともに、シーシャラウンジSWAYのブランドマネージャー梯航生(かけはし こうき)さん、シーシャプレイヤーでSWAY店長・清野陽向(せいの ひゅうが)さんとシーシャとアロマについてお話していきます。場所は代々木八幡にある山野辺さんのラボ「yes エルブメディシナル」で行われました。
今回は「fragrance yes」のコラボレーションのお話を伺いながら、SWAYとyesのカウンセリングについて深堀していきます。
ストーリーを生み出す香り作りのカウンセリング
– fragrance yesがコラボレーションや一緒にお仕事する方は、どんなジャンルの方が多いですか?
山野辺:飲食店やアーティストの方々が多いです。最近では、ミュージシャン中村佳穂さんとご一緒させていただきました。彼女と出会い、ライブを観てとても感動して、いつかオリジナルの香りを一緒に作りたいと思ったのがきっかけです。彼女のAINOUというアルバムのツアーグッズとして練り香水を作りました。
梯:コラボレーションをするときには、香りを作ることがゴールになると思いますが、カウンセリングはどこを糸口に作っていきますか。
山野辺:例えばファッションブランドとのコラボレーションは代表の方の持つイメージがルックブックとともにすでにあったので、その思いに寄り添った香りを提案しました。
清野:シーシャもアロマもカウンセリングして完成したものを手に取った後に自分自身のストーリーを持たせることができますよね。yesは素材を取るところからスタートするので、ストーリー性がさらに強くなり、より自分事化ができていいですね。
梯:yesのベースには効能や体の不調を解決する目的が大前提であると思いますが、お客さんそれぞれの香りの好みにも応えていくんですよね。爽やかな感じや癖がある香りなど、香りにもいろいろな要素があると思いますが、どうやって深堀りしていきますか?
山野辺:パーソナルのカウンセリングの場合は、体調やメンタル状態に合わせてブレンドしますが、その方が心地よく使えるように、香りに何を求めているのかはしっかり伺います。場合によっては個人の背景を深堀りしていくこともあります。
清野:シーシャのフレーバーを作るには、お客さんにカウンセリングして、その時の気分、好きな香りや味を聞き、作る側である自分と相手のイメージをすり合わせをして作っていきます。そこがアロマオイル作りとの共通点で、その過程でお客さんが何か気付きを見付けていただきたいですし、そのお手伝いができれば良いなと思いますね。
fragrance yesのこれからも変わらないワークショップを通して「伝えていく」こと
– 山野辺さんはワークショップを全国で行っていますよね。東京だけでなく、フェスやイベントにも出店して、全国のたくさんの人と接していますよね。続けている理由を教えてください。
山野辺:yesの活動の始まりはワークショップを通して「こころ」や「からだ」のことについて伝えていくことでした。困っている人に「こんなものがありますよ」と情報を提供することがyesのコンセプトなので、「伝えること」は今も変わらずにずっと一番にやっていきたいこと。
ワークショップでのみなさんとの会話はやり甲斐があり、生き甲斐なんです。なので、カウンセリングの時間は私にとっても大事な時間。対話をして、その人が良くなる姿に、とても喜びを感じています。だからこそ、ワークショップは今後も続けていきたいです。
清野:香りを通じて人を豊かにする点において凄く親近感が湧きました。色々な素材の中から全体をイメージして、ニーズに合ったものを作る点においても共感します。
ほんの少しの入れるフレーバーの比率で味が違ってきたり、作り方によって味が違ってくるものなので今回のお話を聞いて、よりカウンセリングの重要性に気付かされました。
梯:SWAYでは、2時間を豊かに過ごしていただくためのすり合わせの一つとして、シーシャのカウンセリングを行っています。シーシャを吸ったことない方や、その奥深さを知ってもらい、文化として根付かせるためにも全国への展開や、イベントへの出店も積極的にしていきたいですね。
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今回、山野辺さんとSWAYのお二人からカウンセリングのお話を聞いて、選択肢や選ぶ時間に自分への気付きが見つかるのではないかと感じました。
そして、SWAYもyesもそのカウンセリングをとても大事にお客さんに接しているのではないでしょうか。そうやって生まれたフレーバーやアロマはその人にとってとても特別なものになるのだと思います。
SWAYを訪れてフレーバーを選ぶ際には、自分自身と向き合うということにちょっとだけ意識を向けてみると、シーシャを楽しむ時間に何か新しい景色が見えるかもしれません。