発根管理について〜土耕ではなく水耕を選択する時〜
こんにちは、
私は、基本的にアガベに限らず発根管理は
土耕ですが、発根させたい株が、ある条件の場合に
最近流行りの水に浸けて根を生やす方法の水耕栽培
を選択することがあります。
それは、
『胴切りの天』『瀕死のカキコ』です。
今回の記事では、こんな方にオススメです。
》発根管理に挑戦したい
》失敗の可能性を考えるとなかなかトライできない
》根が生えなくて困っている
胴切りの天ってなに?
サボテンや多肉植物、アガベを増やす方法の一つ
として『胴切り』と言うものがあります。
上の写真のように、アガベなら根元付近から
切り離し、根本の方は成長点がなくなったことで
新たな芽を断面やその周囲から展開してきます。
ある程度親株が大きければ複数個の芽が出てくる
ため数を増やすことが出来ます!
胴切りの天とは、
切り離したもう一方の成長点がある上の部分です!
胴切りの天ではなぜ水耕を
選択するか?
それは、
土耕ですと非常に根元がカビやすいからです。
また、虫も寄ってきやすいです。
毎回、胴切り後は殺菌処理した後に、
2〜3日根元を充分に乾かしているのですが、
必ずと言っていいほどアガベの浸出液が出てきて、
それが、後のカビへと非常に繋がりやすく
放っておくと虫もわき、上手く発根しません。
胴切りの天を土耕管理するにあたり、カビや虫の
対策にはとても環境に気を使います。
もし、初めて胴切りの天を発根する場合は
自信を持って水耕をオススメします!
水耕で根を衛生的に早くに出させ、発根直後に
土耕に切り替えるのが1番安全!
で紹介させて頂いたガッツリ徒長した
アガベ・フィリフェラを胴切りして伸び切った
葉を整理して水耕してみました🙇♂️
1週間後、
瀕死のカキコはなぜ水耕を選択するか
これからの暑い季節、高い気温と
置き場所によっては強い日光は
株の体力を余計に奪ってしまうからです。
発根が遅れ株が体力を余計に使う事で後々の
株の成長にも影響するのではと考えています。
親から切り離されて時間が経っているのか
葉が萎れて内側に巻いており、どこ触っても
水分が無いのかフニャフニャの状態でした。
上の写真のように
溺れないように、株の断面だけが浸されるように
トレーと竹串でセッティングしました。
約3週間ほど経過し、
私の水耕の方法はこれ❗️
1.根元のみ浸かるような容器を用意。
2.ラピッドスタート希釈的をつくる
(水1㍑に対してアグレッシブ量の2〜3㍉㍑)
※なければオキシベロン1000倍希釈液を
使用しています。
3.2の希釈液を容器に入れ、株の根元のみ浸かる
ようにして直射日光の当たらない
明るい場所で保管。
※根元以上のかさまで浸かると株が腐る原因に
4.希釈液の汚れを判断しつつ1日〜3日に一度の
ペースで希釈液を新しくする。
理想は毎日変えたい
5.祈る🙏
さいごに
発根確認後は、直ぐに鉢に植えて
育成環境に順応させてあげましょう!
僕はチョロっとでも根がでたら土に植えてますが、
その後もとても元気ですよ!
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