アガベ・コーデックスを虫から守るには?
こんにちは、
春らしい日も出てきてそろそろ屋外管理に向いた
季節になってきました。
そんな多くの植物にとって成長期を向かえる春からどんな成長を見せてくれるかワクワクする一方で
奴等との戦いも始まるわけですね。💦
そうです。
虫です‼️
結論から申し上げますと害虫対策はその害虫に合わせた有効な薬剤や処理、対策が必要です。
というわけで、今回の記事では、よく現れる害虫の種類とリスク、対策をお伝えしていきます。
今回の記事にオススメの方は
1. 屋外管理をしたい・している方
2. どんな害虫に備えれば良いのって方
3. 今現在虫に困っている方
です。
よく見る害虫5選
1.アザミウマ(別名スリップス)
体長は1ミリ程度の吸汁性害虫(植物の汁を吸う虫)です。アザミウマは植物に押し当てた口から針のような器官で刺し、植物の組織を破壊しながら汁を吸い取っていきます。
そのため、アザミウマの食害にあった箇所は以下の写真のようにカサブタのような痕がついて見栄えが悪くなります。肉眼で確認するのが非常に困難で 気づいた時にはやられていたってことが殆どです。
2.カイガラムシ
体長1〜10ミリ程度の吸汁性害虫です。コーデックスにおいては、枝の先に繁殖して植物を弱らせていきます。
私もパキポディウム・グラキリスの枝が全てやられ、成長期に葉を展開できず数ヶ月後に枯死しました。😵
小さいうちは白っぽい点のように見えますが、成虫は名前の通り黒いカイガラに覆われており、スプレータイプの殺虫剤は効き目がありません。
3.アブラムシ
体長2ミリ程度の吸汁性害虫です。繁殖力が高く吸汁して成長を阻害するだけでなく、ウイルスを媒介し植物をやがて枯死させます。
写真は2022年2月に発見したアブラムシ。
まだ寒い時期にも関わらず活動してます。
4.コガネムシ
引用元:t-mizo https://www.flickr.com/photos/tmizo/6001283399
体長2センチ台の食害性害虫(芽、葉、根を食べる虫)です。食欲が旺盛でコーデックスでは主にコミフォラやデロニクス等の灌木(かんぼく)系に付きやすいイメージで、葉を食べられます。
5.ナメクジ
引用元:LiCheng Shih https://www.flickr.com/photos/papilioshih/36671470770
ナメクジは虫か?と思いましたが、しっかり新芽や葉を食べてきます。ジメジメして暗いところが大好き。これからの梅雨の夜間は要注意です。
私が植物初めたての頃は「塩だ!」と思って
直接塩を撒きましたが、
その翌日一緒に植物も塩害で枯れてしまったのは
苦い思い出です。😓
害虫を発見した時の対処方
1.オルトラン
アザミウマやカイガラムシ、アブラムシ類の吸汁性害虫に効果があります。
オルトランを適量土に撒く→水やりで少しずつ溶ける→植物が根から吸い上げる→植物の体内に薬剤がまわる→吸汁性害虫が吸う→撃退
こんなイメージでとても有効です
※注
私は、カイガラムシの場合にオルトランを愛用し 予め竹串や爪楊枝で落とすようにしていますが
必ず近くに他の株がない場所で行ってください。
カイガラムシが他の植物に移る場合があります。
2.べニカファイン
アザミウマ、アブラムシ、コガネムシに効果があります。
一度に2〜3回噴射して使用していますが、今のところコーデックスやアガベに直接害が出てしまうことはありませんでした。
3.ナメクジバリア
なめくじが来る場所に予め撒いておく、もしくは直接なめくじに振り掛けます。
4.少し薄めたコーヒー
なめくじにとってカフェインは神経系に影響を与える毒でとても苦手なんだとか。確かに直接スプレーすると翌日からいなくなります。そして植物にも影響は今のところありません!
日頃の害虫対策
1.購入直後はしっかりと植物全体を観察しよう!
購入後すでに、カイガラムシ等がついていたことがありました。
そんな場合は、完治するまで近くに他の植物がない場所で管理しましょう。
2.購入後すぐに鉢内を確認する!
少々手間ですが、稀にコガネムシの幼虫やなめくじの卵(直径1〜2ミリの透明)があったことがあります。コガネムシの幼虫は根を食べて株を枯らす危険が高いので見つけ次第に退治しましょう。
3.植物同士あまり密集して置かない!
害虫は繁殖力が高いものも多く、次から次へと植物を移動してしまいます。
密集している分、被害が拡大してしまう恐れがあります。
4.常に風通しは良くする
害虫はジメジメした場所を好むものが多いです。風通しは根腐れ対策にとっても重要ですが、害虫対策にとってもとても重要です。
5.植物の種類に応じて付きやすい害虫の予防をしておこう!
害虫が今現在いなくても、やられてからでは、せっかくの綺麗な植物が台無しになんて事も考えられます。オルトランやべニカファインを定期的に使用して対策をしておきましょう。
さいごに、
付きやすい害虫は管理環境やその周囲の環境によっても左右されるかも知れません。もし、同じような事でお悩みの方がいらっしゃいましたら、参考になればとても光栄です。
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