スタイリストとは(自己紹介兼ねて)
皆様、はじめまして。
これを読んだ数奇な方に感謝です。
いきなり、せっかく読んでくれる方をdisな意味で書いてしまいました。
正しくは奇特な方でしょうか。
ニホンゴハムズカシイデス。
日本語しか出来ないのに。
さて、スタイリストとは英語表記でStylist。
そう、横文字のお仕事です。
日本語しか出来ないのに。
(出来る人も多分ゴロゴロいます)
私は10歳からスタイリストを目指していました。
しかし、1種類ではなくジャン分けがあります。
私は基本ファッションですが、何度か小物のみを集める物撮りのスタイリストも経験あります。
インテリアまでがっつりではないですが、丸太や、斧の要望あったり、ファッションのみのスタイリストからしたら、
「どこにあるの?どこで貸してくれるの?!」
となります。
経験した分かりやすい撮影だと、化粧品、ジュエリー、バッグ等の撮影で使うバック紙、天板、引き立たせる小物を編集さんと打ち合わせ後、集めます。
フードスタイリストも片手で数える位はしました。
この場合はお皿、カトラリー、テーブルクロス等です。
勘違いされやすいのは、美容師さんのスタイリストですかね。全くジャンルが違います。
あちらはなんせ、国家資格必須です!!
その昔、カリスマ美容師が流行った時代、無免許バレて、その界隈では騒ついた記憶があります。
なぜ覚えているかというと、独立後スタイリストデビューが美容師さんの業界雑誌だからです。
一方スタイリストになる為に、国からのテストはありません!
が、私はスタイリストになる前、2年間専門学校に通いました。
それ以外方法を知らなかったのです。
卒業前、就活一切せず、卒業後、何もせず1ヶ月家にいたら担任の先生から電話が来て
「実家住んでるのが条件で、アシスタント募集が来てるから行ってみたら?」
と、確か実家在住は後1人だった記憶で、1/2の確率。
もう1人が断ったかもしれないのですが。
実家で、無気力かつ生意気に
(バイトしてお金貯めて海外行こうかな)
と思ってたので、そのまま伝えると
「専属と決まったわけじゃないから1回行ってみたら?」
と、至極真っ当な指示を頂き、本当に家でTV見て、掃除洗濯料理せずフリーター以下の無職なので、承諾しました。
きっと今時の小学生は共働き両親が多いので、多少お手伝いはしてるはずです。
私も当時、習い事や塾はありました。
むしろ中学受験の為あった方です。
特に、ノートや教材で頭を叩きそれをぶん投げ、罵倒する塾に行く事。
これ、いつか絶対書きます。
そんな時代を経て
19歳、なぁんも予定はありません。
しいてあるのは、いいともを観る。
生産性の無いタモリが私。
タモリさんに失礼が過ぎる。
こちらが物心ついた時から放送され、何十年も同じ場所、同じ時間に出演する精神力。。
幼稚園の時、これいつかウチにも電話掛かってくる!お父さんかお母さんが出るんだ!!と信じている程、身近な存在でピュアな私を許してください。
しかし、就活もしなかったって意味分かんないですよね。
自分では分かっています。
憧れの人のアシスタントに付く自信もなく、踏み出す勇気がなかったのです。
独立後、憧れの人のコピーではダメだと分かっていたのです。
アシスタント当日、何も聞かされず待ち合わせ場所に行った当日の午後、ジャニーズ5人組の着替えを手伝ってました。
ほぼメンバーの名前も分からないまま。
6歳から東京在住で、小学校時代、新幹線でとんねるずと遭遇し、モロに視聴者過ぎてサイン欲しいけど恥ずかし過ぎて、父親に貰いに行って貰ったり(どう考えても子供が行った方が有利。でもおぼっちゃまくんの札束メモ帳にお二人共サインして下さった)
後楽園でアイドルがグループデートしてるのを見かけたり、お寿司屋さんで大木凡人さんと挨拶した事はありました。
多分、他にもあります。
でも、何も知らず付いて行ったテレビ局の楽屋、今から収録する人達と同じ空間にいる自分に
(何この展開ウケる)
にやけるのを必死で堪えました。
姉弟子に教わりながら、5人もいて確か2本録り、慌ただしくも無事終わり、メンバーの名前や顔がちゃんと分からないのが逆に良かったのか、1日で終わりかと思えば後日、声がかかるようになりました。
実際はミーハーなのに。
スタイリスト目指して、芸能に興味ない人はいないかと思いますが、ジャンルの違いは大きいです。
もう、とにかく海外コレクションブランドしか好きじゃない!って人は恐ろしくデザイナーの交代やトップモデルに詳しいでしょう。
が、アイドル大好き!の人がアイドル専門のスタイリストになれるかは、微妙です。
現に、私がアシスタント時代、アイドルファンで、チーフマネージャー経由の紹介にも関わらず面接のみで採用されなかった人がいました。
アシスタントが現場で舞いあがられては困るのです。手が震えてはダメなのです。
写真やサインなんてもってのほかです。
アシスタントの経験値やキャラクターにもよりますが。
簡単に、トラブルを避けたいに尽きるかもしれません。
専門学校時代、CanCam雑誌主催のファッションショーでフィッター(早着替えさせる人)や、Popteenのスタイリストアシスタントに行った事はあり、多少は経験していましたが、有名雑誌はとにかく体数が多く、朝早くから夜遅くまで作業と撮影。
幼稚園時代から寝坊する自分には
(多分こりゃ無理だな)
数年前まで両雑誌読者だったにも関わらず、そう思いました。
なので、ファッションと言えど現場によって様々です。
もちろんドラマ、映画も寝る暇がなかったり、昼夜逆転はもちろん29時とか咄嗟に計算出来ない時間帯の現場があります。
古着が好きな役者さんやタレントさんだったら、流行より古着に詳しい人が有利です。
CMや広告なら、いかにリアルな主婦、子供、職種の制服を予算内で集めたり、色の指定があったり、とにかくクライアントの要望が重視されます。
ミュージシャン、アーティスト撮影では、本人がこんな服が着たい、曲のイメージやアートディレクターの意向で様々な設定だったり、サイズを直したり。
あ、政治家もありました。
その他、撮影に慣れてない人に着てもらう事もあります。
とにかくどれを取っても知識や経験が必要です。
ちなみに私はサイズ直しは、他の方に基本依頼します。
現場で手縫いの裾上げは出来ます!
実用性ない変なものや、アクセサリー作れます!!
ミシン使えよって?
そこは上手い人に任せた方が早く、ストレスがないからです。
アシスタントのお金事情、今は分かりませし、人によりますが、実家限定だったのはアシスタント代が何時間やっても1日数千円だからです。
専属になった時は交通費別、5万円スタートでした。
下手したらノーギャラのスタイリストさんもいます。
今でも、富豪の家に生まれてたらと思う程です。
リースせず、予算気にせずバンバン購入し
「スタイリスト私物」
それで乗り切れます。
ファッション誌はダメですが。
アシスタントとバイトをやり繰りして、スタイリストになってるハングリーな方ももちろんいます。
そして、現代、令和の前の平成からいきなりスタイリストになる方もいます。
昭和でもいますが、稀かと思います。
そう、今はSNSの時代だからです。
羨ましいの一言です。
フォロワーが多ければ、PR案件やインフルエンサーとして仕事とお金が舞い込んでくるんです!
よね?
全然SNS活用の仕方も分からず、いつか書こうと思っている、自己肯定力の低さや愛着障害ゆえ、自分を売り込んだり、顔出しする抵抗が尋常じゃない程あるからです。
自撮りももちろん苦手です。
若さの勢いで、1人で電話して営業行ったのは24,5歳の頃、3社。
その1社、美容師さんの業界雑誌から後日お仕事頂き、今に至っています。
なので今まで本当、仕事を振って下さった皆様や、紹介で繋げてくれた方、直接指名してくれた方、ここでひっそり、かつ常軌を逸した念を込めて感謝し、また仕事下さいねと願っています。
無宗教なりに。
出来れば、楽な仕事で。
ゴタゴタ、ダメ出し無しで。
メンタル、弱めなもんで。
noteを始めたのは、コロナもあり暇でもあるのですが、人に着てもらう事によって表現していたのを、文字として別の表現にしようとぼんやり思っていましたが
(あ、今日新月だから始めるにはいいきっかけだ)
と、雨を理由にジムにも行かず、ベビーシッターの仕事も入れず、一歩も外に出ず、ベッドの中で書いています。
「おねーさん!」
と、子供達に呼ばれているベビーシッターのお話はまた今度。