電動キックボード梅雨の備え
こんにちは。公道走行可能な電動キックボード専門店SWALLOWです。
気象庁の発表では、「6/14に関東甲信越が梅雨入りしたとみられる」と発表がありました。平年と比較して7日ほど遅い発表となり、ここ10年で一番遅い梅雨入りの発表となりました。
まず大前提としてZERO9とZERO10Xは防水でありません。そのため、屋内での保管が基本となります。また、電動キックボードは雨の日には乗れません。雨の日の走行については前回の記事でも取り上げているのでぜひ読んでみてください。
今回の記事はこの前提を踏まえて、どうしても屋外で保管する必要がある場合にどんな雨対策を施すとよいかの話をしたいと思います。
ZERO9、10Xは防水じゃない
防水でないとはいえ、生活防水程度や、小雨のようなものであれば大丈夫な仕様になっています。
ただし、長時間続く雨、にわか雨のような土砂降り、深い水たまりなどは、走行していなくても、電動キックボードが故障する原因になってしまいます。
どこが壊れやすいのか
まず、ZERO9、10Xの水に弱い部分は、LCDです。LCDとは、液晶の一種で、電動キックボードでは、メーターのモニターなどに利用されている部分です。
液晶くらい大丈夫だろうと考えていると、予想外に大きな出費になる可能性もあります。
※LCDの浸水に関しては、本記事の最後に詳しく記載します。
次に、足を乗せるデッキ部への浸水です。デッキ部分には、コントロールユニットや、バッテリーが搭載され、それらを繋ぐ配線や接続部分が格納されています。浸水があった場合には、直接これらがダメージを受け、致命的な故障の原因になります。
デッキからの浸水を防ぐために、ゴム製のガスケットが挟まっており、対応はしていますが、限度を超える雨だけはどうしようもありません。
どんな対策があるか
※写真はイメージです
まずは、濡れないようにすることが重要です。SWALLOWでは「キックボード屋外用カバー」を販売しています。屋内に保管できていない人や外出先で、濡れる可能性が考えられるお客様は、長く利用していただくためにご用意いただければと考えております。
キックボード屋外用カバー
ZERO9、10Xの製造元となるFalcon PEVでは、既存部品をシーリング剤でシールする手順を紹介しています。分解を伴う作業なので難易度は高めですが、自信がある方は挑戦してみてください。
シール剤は、例えば車用では600円程度のものもあります。
http://www.holts.co.jp/prods-detail/?spo=s_on&id=670
他、例えばホームセンターなどで買えるプロ仕様なものはこちら。
耐水だけでなく、熱や油にも強く、やるのであればしっかりした材料を選ぶとよいのではないでしょうか。
https://www.threebond.co.jp/ja/product/series/sealants/s_s1200.html
長く大切に使ってほしいから
電動キックボードは、日本では真新しい乗り物で、普及のためにシェアリングサービスや、新ルールの検討や、改定などが行われている真只中です。
興味をもって頂いたり、購入してからも長く大切に乗っていただければと思います。
↓↓↓↓↓LCDユニットの浸水に関する詳しい説明はコチラ↓↓↓↓↓
※先に述べた、LCDが浸水すると、どういうことが想定されるか説明します。
LCDのユニット自体に浸水すると、液晶が正常に表示がされなくなる他、スイッチ基盤にも浸水していて、走行に関する機能の切り替えが、正常動作しなる可能性があります。
具体的には、走行中に突然走行モードが切り替わる、速度が安定しないなどの不具合が起こっても不思議ではありません。
また、浸水による配線ショートで故障が発生した場合、デッキ内部に格納されたコントロールユニットや、バッテリーに致命的なダメージが及ぶ可能性もあり、大きな出費につながる故障も考えられます。
SWALLOWについて
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