【調査】「クラスに一人はいるごく普通の女の子」園田智代子さんは、つまり日本にどのくらい存在しているのかについて、フェルミ推定のような何かを用いて検証する

事の発端は、偶然流れてきたシメサバパスタPさんの以下のツイートを拝見したことです。

https://twitter.com/shiny_pastaP/status/1087711204267614208


アイドルマスターシャイニーカラーズに出演するアイドル、園田智代子さん。

その説明には「クラスに一人はいるごく普通の女の子」という記述があります。


クラスに一人はいるごく普通の女の子……?


確かに、初めて読んだ時には気にしていませんでしたが、ちょこ先輩のように可愛く、愛嬌があり、スタイルも良い女の子がクラスに一人は存在するなど、信じられません。


しかしながら、これが事実なのだとしたら、この世にはちょこ先輩(と同じような女の子)がたくさんいるということになります。

いえ、疑っても仕方がありません。これは事実なのです。

なんとも夢がある話です。

そこで私は、この国に存在するちょこ先輩の数について、おおよその値を調べようと考えました。

では、どのようにすれば数えられるでしょうか?


「クラスに一人」ということは、この世に存在する「クラス」の数を数えれば、それがイコールちょこ先輩の人数になりそうです。

これには、小学校、中学校、高校の3カテゴリが含まれます。(大学でも「クラス」という単位を用いている場所はありますが、推定が難しいので無視とします)


「ちょこ先輩は高校生だから、高校だけでいいんじゃない?」と、思われるでしょう。

しかし、それは違います。

ちょこ先輩にも、小学生の時代があり、中学生の時代があり、今に至ります。


「クラスに一人」と言われたのに、「今の中1にいるから今年の小6にはいないよ」なんて言われたら暴動が起きます。

「クラスに一人」というのはつまり、小学校だろうが中学校だろうが高校だろうが、学生を集めてクラスを作ったら、毎年全てのクラスに一人存在するということなのです。

では、実際にクラスの数を考えていきましょう。

しかしまさか、全国の学校に1つ1つ「あなたの学校にはいくつクラスがありますか?」などと聞くわけにはいきません。手間が大きすぎますし、そもそも完全な変質者です。


そこで、「学生の人数/1クラスあたりの人数」という計算式を使って、この世のクラスの数を求めることにしました。

これが、フェルミ推定のような何かです。

フェルミ推定とは、かいつまんで言えば「絶対に数えられないものを、データから論理的に導く」というものです。

(こちらのサイトがわかりやすいかもです。→ https://wakarukoto.com/?p=743

本来なら頭の中にデータを入れなければいけないのですが、今回は外部機関を頼ります。


以下の総務省統計局の統計表を参考とさせていただきました。

https://www.stat.go.jp/data/jinsui/2017np/index.html

https://www.stat.go.jp/data/jinsui/2017np/pdf/tables.pdf


前提として、「7歳=小学1年生」「8歳=小学2年生」〜「18歳=高校3年生」とします。

まず人数です。前述の資料を見ると


7~12歳(小学生)

合計6393000人


13~15歳(中学生)

合計3387000人


16~18歳(高校生)

合計3588000人

ですが、日本における高校への進学率は約98%なので

3516240人とします


ここまではデータとして出ています。

問題は、「1クラスの人数を何人と置くか」です。

義務教育である小中学校と、高校では事情が異なります。

小中学校の場合、過疎地域で1クラスの人数が少なかったり、特別支援学級などで人数の少ないクラスが存在することが想定されます。


一般的には30人1クラスですが、上記を鑑みて、小中学校の1クラスの平均人数を25人とします。

高校は、前述の要因を加味する必要がないので、1クラスを30人とします。


つまり


7~12歳(小学生)

合計6393000人

25人1クラスとして

255720クラス


13~15歳(中学生)

合計3387000人

25人1クラスとして

135480クラス


16~18歳(高校生)

合計3516240人

30人1クラスとして

117208クラス

255720クラス+135480クラス+117208クラス

=508408クラス

約50万8000クラス……!?

なんということだ。今この瞬間、この国には約50万の「クラス」という概念が存在しているのか。

その数だけちょこ先輩が存在すると考えると、つまり、日本にちょこ先輩は50万人もいるのだ。

50万人のちょこ先輩……!?興奮してきたな。

東京ドームは一度に約5万人の観客を収容することができるので、ちょこ先輩はちょこ先輩だけで10回も東京ドームを満員にすることができることになる。後ろの人までちゃんと見えてなくても大丈夫。どうせみんなちょこ先輩だし。

水道橋周辺のお菓子屋さんからチョコレート菓子が消えそうだ。10日間だけ。


また、最も人口が少ない都道府県(鳥取県)の人口が約56万人であるので、それに肉薄する勢いだ。

つまり、ちょこ先輩は都道府県を一人で担える存在であると、ここに断言することができる。

まあ、そんなことをしたら他の都道府県から50万人のちょこ先輩がいなくなるので、日本がたちまち紛争地帯になることは避けられないのだが。ちょこ紛争。美味しそう。


もう少し大きな単位で見てみよう。

国だ。

50万人という数値は、52万人のカーボベルデより少なく、42万人のブルネイより多い。(データは2016年)

また、人口が50万人に満たない国は約30カ国も存在する。

つまり、50万人もの人口を誇るちょこ先輩共和国(Republic of Chocolate)が国連に認可される日も近いと言わざるを得ない。

と、ここで思い至る。

「シャニマス」における「50万人」

それはまさに、そう、皆さんもお気づきだろう。

これは、「True end達成のために必要なファンの人数」と見事に合致するではないか。


そのことに気がついた瞬間、私の心には深い衝撃が走り、晴れ渡る空には虹がかかり、世界から争いがなくなって、また新しい1日が始まるのだ。

おわり


※こちらの記事は、2019年1月にニコニコチャンネル内のブログサービス「ブロマガ」へ投稿した記事と同じものになります。
ブロマガ終了に伴い、noteへ転記を行いました。

いいなと思ったら応援しよう!