【一戦一評】レイカーズvsウォリアーズ(Game80)
こんにちは、スワッギちゃんです💜💛
さて、今シーズンももはや最終盤です。レイカーズの戦績は45-34(57.0%)で9位(2024年4月9日時点)と、勝率のわりに順位は低めです。
というのも、今年は西の中位がかなりの大混戦であり、毎日めまぐるしく順位が変わり続けています。
そして、本戦の相手は10位のウォリアーズ。この一勝が後に大きく響くことは目に見えています。
少しでも上位シードを勝ち取るために必要なのは、もちろん勝利。
ポストシーズンで対面する可能性の高い相手との最後の戦い、細部までしっかり見届けよう!
◯スタメンチェック
本日のスタメンはこちら⬇️
レイカーズは大黒柱のアンソニー・デイビスを目のケガで欠いています。高さに深みを出せるバンダービルト、ウッドも未だ復帰ならず。
代わりのスタメンに抜擢されたのはジャクソン・ヘイズ。
AD抜きでのウォリアーズ戦はかなり久しいですが、低サイズの相手に高さをキープした判断が正しかったのか否か、注目です。
対するウォリアーズは、お馴染みの4人にルーキーのトレイス・ジャクソン・デイビスを合わせたスタメンです。
これまでルーニー、クミンガが担当してきたセンターポジションですが、TJDが抜擢されてからは6勝1敗の大躍進中。恐ろしい好調ぶりです。
サリッチは欠場していますが、前対戦で欠場していたクリス・ポールは復帰済み。
ポストシーズンに向けて臨戦体制を整えてきています。
悲惨なカリーフィーバーで負けた前対戦の鬱憤、今日が晴らすときだ!!
◯1Q: ディフェンス常套手段、ついに崩壊!
まずはマッチアップをチェック。
かつて恒例だったレブロンvsウィギンズの構図は消え失せ、最近のウィギンズはDloへのマークが多めです。
そんなウィギンズ対面を避けつつヘイズとのPnRを仕掛けるレイカーズですが、、、
AD不在の影響か、増大したボールマンプレッシャーによりフィニッシュがなかなか決まりません。
内向きのピックに対しては「アイス」を選択する敵。
苦しみ続けるレイカーズ、今後はローラーとの呼応が重要になりそうです。今はまだTOVになっていないだけマシ。
さらに、レイカーズは守備でも問題発生。
いつものようにステフへのプレッシャーを強め、ドレイを放置しています。よく見る光景ですが...
合わせのスリーをもはや2本沈めてしまいました。
実は今季のドレイ、過去シーズンでだいたい3割前後だったスリーポイント確率を39.5%まで伸ばしているのです。
ウォリアーズ戦の常套手段が使えないとなると、かなり手厳しい。徐々に落としてくれると良いけど...
その後も、レブロンへのスイッチ誘導スクリーン→ゴール下へカットのセットがTOVやフィニッシュ不良に終わるなど、なかなか流れが掴めません。
しかし、レブロン本人のシュートタッチが良好で持ち堪えています。
ここでレブロンが抜けると....
リーブスは相変わらず攻め込みにくそうなまま、さらに1Q後半センター起用の八村はTJDに何度もブロックを喰らい満身創痍。
幸い、この間カウンター速攻をよくセーブできたため大差はつきませんでした。
敵の身長が低くて助かっています。
終盤、Dloの投入からようやくヘイズへの合わせやスペンスのスリーで得点できましたが....
敵が絶好調のスリーでオーバースコアし、1Q 29-38で終了。
この調子が続くようであれば、スイッチ対応も迫られます。さて、2Qはどーする??
◯2Q: 白熱!スリーポイントの大旋風!
先行き怪しい1Qのクロージングから一変し、チームを上昇気流に乗せたのはやはりレブロン。
ほぼ全ポゼッションで1on1を仕掛け、スコアし続けています。
いずれダブルチームされそうな空気が漂っていますね。
さらに、レブロンの攻撃に続けと言わんばかりにヘイズが守備で貢献しています。
1QからウォリアーズはヘイズのPnR守備悪を利用しようと企んでいましたが、案外TJDやクミンガの動きを読めています。
ファール癖のある選手でもありますが、今のところ許容範囲内。
ヘイズのスタメン起用、この時点で既に「正しかったと」言えちゃいそうです。
さらにさらに、前述の狙い通りPnRを仕掛けるCP3をゲイブが猛チェイス。
スネーク→ミッドレンジの十八番ムーブをよく封じ込めています。
良い兆候ですが、PnRなんぞウォリアーズのプレーブックのごく一部。
そう、本日のメインディッシュはスリーポイントです。
ドレイがさらに1本のスリーを、ウィギンズがそれに続き2本のスリーを沈めました。
せっかくの良い流れが潰されてしまいましたが、コレは相手を褒めるしかない。
そして、ステフがとどめの一撃を沈めタイムアウト取得。
ドレイらはまだしも、ステフとクレイへのセキュリティはもう少し高めて欲しいよなあ。
タイムアウト後、今度はリーブス中心にレイカーズのスリーポイントが爆発💥
イッキに追い上げムードになってきた....その時!
ドレイがさらに2本のスリーを追加投入😅
コレは本格的に対策を施さねばならないのか?
結局、敵のスリーポイント大爆発により60-71で前半終了。
こりゃコーチ陣は作戦考案が大変だろうな、笑
なんだかネガティブ要素が多めに見える今日ですが、良いシーンもありました。
それは、対速攻守備です。
ウォリアーズが元々TOV多めなチームであることはさておき、速攻が大の苦手だったレイカーズがここまで抑えられているのは珍しい。
常套手段を信じ続けるか、対策を施すのか。全てを悲観せず、勝利への道筋を切り拓いて欲しいところ。
◯3Q: レブロンのフル活用!しかし......
後半が始まりました。両者の作戦はやや変更されていますね。
まずはウォリアーズ。
前半はTJDのピックを使った打開方針がメインでしたが、今度はおなじみのステフ&クレイにパス供給するオフボールムーブで攻め立てています。
これのチェイスが得意なバンダービルトは不在ですが、スイッチを混ぜたりドレイ放置作戦を継続したりでうまくエースを止められています。
そう、確変状態だったドレイには特別な対応をしなかったのです。
続いてはレイカーズ。
前半多用していたヘイズとのPnRが、ステフ、クレイにマークされるリーブス&レブロンのPnRに変更されています。
センターを使わず、よりパサーを絡ませる狙いはウォリアーズと共通していますね。
これの強みは、PnPが選択肢に加わるコト。
ボールマンへの圧力が強かった前半のアンサーとして、ピックする選手を無警戒にしていられない状況を作り出せています。
そして、レイカーズはこれを高速でセット、展開、フィニッシュに繋げています。
回転率をさらに上げるべく、始めの交代でヘイズを下げ早くもレブロンセンターのスモール布陣に。
結果、6点差まで追い上げることに成功!!
ここからはクロージングに向けた繋ぎをベンチ陣に託し、レブロンが休憩。
前半はこの時間帯に失速しましたが......どうなるか。
レイカーズはDlo/ゲイブ/スペンス/プリンス/ヘイズを並べる3ガード布陣を展開。
主にスペンスがCP3相手に1on1やPnRを仕掛ける場面が増えます。
しかし、プリンスが合わせのスリーを連続ミスし得点効率はイマイチに。攻め口は悪くありませんが、不運な結果に終わります。
一方、ウォリアーズはクレイ&CP3を残し、PnRとシューターのオフボールムーブを組み合わせる形で攻撃。
ADが恋しくなるほどの守備不良により、106-89に点差が逆戻りしました。
新加入のスペンスと長期離脱明けのゲイブ、2人を同時に並べるとあんまり上手くいかないような気もしちゃいます。
でも、並べないと慣れない。相性は悪くないはずなので、今は辛抱のときでしょうか。
◯4Q: 役者不足......悔しい結末は不運か必然か
本日のキーマン、レブロンは4Q開始から出勤です。
レイカーズのオフェンス戦略は、3Qから一貫してリーブス&レブロンのPnR.
ウォリアーズはレブロンのフィニッシュ力を前に太刀打ちできず、連続スコアに成功しました。
敵が3Q終了時のラインナップを継続している間、問題だったクレイはスイッチも取り入れつつ潰せています。
この甲斐あって8点差まで縮まりました。さあここからだ!!
...と勢いづきたい時間、Dloの守備悪がどうしても目立ってしまいます。
「なんで出し続けるんだ??」と疑問視する声も上がりそうですが、本日のメイン攻撃であるリーブス&レブロンのアタックを支えるには彼のシューティング復調が必須だったのだと思います。
エースを信じて負けるなら本望、そんなところでしょうか。代替候補もイマイチ居なかったしなぁ。
その最中、オフェンスも絶望的でした。
塁さんがスリーミス→ゴール下ミスでボロボロに。
続いてDlo, スペンスらも連続でスリーを外し、スコアリングがさっぱり止まってしまいました。
仕舞いには塁さんが二連続ゴール下ブロックを喰らってゲームセット。
結果的に、ウォリアーズがレブロン以外に打たせたコトが最高の作戦になってしまいました。
正直、敗因は完全にキャスト不足だと思います。
これがプレーインの試合なら、次シーズンでロスターが大改造されていたことであろう😅
◯本日のMVP
本日のMVPは、言うまでもなく根底からレイカーズのスコアリングを支え続けたレブロン・ジェームズ👑
さて、いよいよポストシーズンはすぐそこ。
レイカーズはプレーイントーナメント出場が確定していますが、果たして勝てるのだろうか?
最後の最後まで戦い抜こう。Go Lakers💜💛
終