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不思議なクリスマスソング🎁

MAYAです。
クリスマスが明後日に迫ってまいりました😙🎄

知ってましたか?👀
クリスマスに飾りを飾るモミの木は松の仲間なのです。
なんとなく葉っぱを見ていた時に、もしかして?と思って調べたら、わかりました👍

実は、日本には美しい松の木がたくさんあります。
こちらは皇居外苑の松の木たちです。歩いても歩いても松の木...驚くほどの本数😂どれも剪定されていて、綺麗でした。

松の木を見に皇居に行ったわけではなかったのですが、松の木が美しかったので驚きました〜!
よく剪定されている木は、見たくなるもの。剪定された木がたくさんある情景は、綺麗に整えられた人たちが並んでいるようでした。

東京でもこんな景色が見れるのですねぇ。

私の牧師先生は、よく、木を人に喩えます🌲人を木に喩えます🏃
そして木も人も(もちろんその他の自然万物も)めちゃくちゃ大事にするので、尊敬しています♪

オーナメントで飾られまくっているキラキラしたもみの木も大好きなんですが、何も飾られていなくても整った松の木も、別の良さがあっていいですな🤭


さて、では、ここからは本題のクリスマスソングの話。

クリスマスって、12/25「まで」がクリスマスの雰囲気で、25日を過ぎるともうお正月モードですよね?😂

実は、クリスマスからお正月明けまでの期間を歌った、色々な意味で興味深いクリスマスの歌があります。(また歌か...と思わないでください(笑))

The 12 Days of Christmas (邦題: クリスマスの12日間)

Pentatonicsの音源を載せましたが、この歌は、昔からあるクリスマスソングです🎅
クリスマスの日から12日間かけて「My true love(わたしの本当に愛する人)から贈り物が贈られる🎁歌♪
「1日目の贈り物」→「2日目の贈り物+1日目の贈り物」→「3日目の贈り物+2日目+1日目」→・・・のように、歌詞がどんどん積み上がっていく方式です。

12日分の贈り物リスト(歌詞)はコチラ⬇️

On the ○○(1st〜12th) Day of Christmas, My True Love Gave to Me♪

A Partridge in a Pear Tree. 
梨の木にいる1羽のヤマウズラ

Two Turtledoves.
2羽のキジバト

Three French Hens.
3羽のフランスめんどり

Four Calling Birds. 
4羽の鳴いている鳥

Five Gold Rings.
5個の金の指輪

Six Geese a-Laying.
6羽の卵を生むガチョウ

Seven Swans a-Swimming. 
7羽の泳ぐ白鳥

Eight Maids-a-Milking.
8人の乳搾りをする女中

Nine Ladies Dancing.
9人の踊る貴婦人

Ten Lords a-leaping.
10人の飛び跳ねる貴族

Eleven Pipers Piping. 
11人の笛を吹く笛吹き

Twelve Drummers Drumming. 
12人の太鼓を叩く鼓手

もともと不思議な歌詞ではありますが、英語では韻を踏むことが優先されるので日本語にするとさらに意味がわからなくなりますね。こうなることもあります😂言語の壁は仕方がないですね。
メロディがわかりやすくキャッチーで韻を踏んでいるので、結構頭に残りますよ♪

この歌、クリスマスを待っているアドベントカレンダーのような歌詞ではなく、クリスマスを1日目とし、その後の12日間のことを言っています。
つまり「キリストの聖誕」から「公現祭(エピファニー)」までの12日間を意味します。
1/6は、フランス🇫🇷では「公現祭」のお祝いにガレット・デ・ロワを食べるそうですね✨

聖書には、イエス・キリストの聖誕〜復活までの話が4人の書き手(マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ)によって、別の視点から書かれています。それが福音書です。
(余談:聖書を読んだことがなくて興味のある方がいらっしゃれば、最もとっつきやすいので福音書から読まれることをオススメします✨イエス・キリストの名言もいっぱいありますよ!)

その福音書によると、
イエス・キリストが生まれたその日に、3人の「東からきた博士(預言者)たち」が、星を見たことによってイエス・キリストの生誕を知り、エルサレムにやって来ます。
そして、博士たちは、旧約聖書で預言されたさていた場所「ベツレヘム」という町に向かい、イエス・キリストと両親に出会い、イエス・キリストに宝物を捧げます。

この博士たちがエルサレムからベツレヘムに行く道のりにかかったのが12日間だそうです。

「博士(預言者)たちが捧げ物を捧げた」ということは、イエスがキリスト(救い主)であることが認められたことを意味します。つまり、それが公に現れたことを記念する「公現祭(エピファニー)」の由来ですね!

実は、この歌詞、数字には隠された意味があるそうです。

キリスト教は、今でこそ世界中で多くの人たちが信じている大きな宗教です。
キリストの聖誕から2000年以上が経った今、様々な宗教の問題はあれど、「信仰を理由に石で打ち殺される」ほどのことはほとんどありません。しかし、当時、実際に、イエス・キリストは迫害され、十字架にかけられて殺されました。
なので、聖書にも書いてありますが、弟子達や、イエス・キリストの教えを信じる人たちの多くは、ひどく迫害されてきました。日本にも、殉教者がたくさんいます。

信仰を守ることが非常に難しかったので、信仰者達はこの曲を表向きは子供向けの他愛のない歌に見せかけて、裏の意味を持たせました。
この歌を歌うと、数字から信仰的な意味を思い起こせるようにしたんですね。わかる人だけがわかる、暗号のようなものです。

※この説の真偽はわかりません。しかし、これを知るとクリスチャンの世界観がなんとなくわかると思いますので、そういう意味で興味深く読んでもらえましたら嬉しいです♪

裏の(真の?)12日分の贈り物リストはこうです。

梨の木にいる1羽のヤマウズラ
👉「イエス・キリスト」
(初日は25日なので、イエス・キリストの誕生日です。また、母ヤマウズラは子供達のために死を惜しまないそうですね。その姿がキリストを象徴しています。)

2羽のキジバト
👉「旧約聖書」と「新約聖書」の2

3羽のフランスめんどり
👉「信仰」「希望」「愛」の3
(聖句はこの箇所。聖書の中でも重要な聖句!)

このように、いつまでも存続するものは、信仰と希望と愛と、この三つである。このうちで最も大いなるものは、愛である。
コリント人への手紙13章13節

4羽の鳴いている鳥
👉「4福音書」
(新約聖書: 「マタイによる福音書」「マルコによるら福音書」「ルカによる福音書」「ヨハネによる福音書」)

5個の金の指輪
👉「モーセ5書」
(「トーラー」という表現でも知られています。モーセが書いたとされている旧約聖書の最初の5つの書物: 「創世記」「出エジプト記」「レビ記」「民数記」「申命記」)

6羽の卵を生むガチョウ
👉「神様が天地万物を創造された6日間」
(「創世記」には、神様は6日間かけて天地万物を想像されたと書いてあります。世界が生まれることを卵が生まれることにかけているのだとか?7日目は甚だよく創られた世界を見て休まれる日、つまり安息日です。ここから、1週間は7日間と定められました。)

はじめに神は天と地とを創造された。地は形なく、むなしく、やみが淵のおもてにあり、神の霊が水のおもてをおおっていた。神は「光あれ」と言われた。すると光があった。神はその光を見て、良しとされた。神はその光とやみとを分けられた。神は光を昼と名づけ、やみを夜と名づけられた。夕となり、また朝となった。第一日である。

神が造ったすべての物を見られたところ、それは、はなはだ良かった。夕となり、また朝となった。第六日である。
創世記1章1節〜31節

7羽の泳ぐ白鳥
👉「聖霊による7つの賜物」
(「知恵」(wisdom)、「悟り」(understanding)、「助言」(counsel)、「勇気」(fortitud/courage)、「知識」(knowledge)、「愛」(piety)、「畏敬」(fear of the Lord)の7つのことです。)

その上に主の霊がとどまる。これは知恵と悟りの霊、深慮と才能の霊、主を知る知識と主を恐れる霊である。彼は主を恐れることを楽しみとし、その目の見るところによって、さばきをなさず、その耳の聞くところによって、定めをなさず、 
イザヤ書11章2-3節

8人の乳搾りをする女中
👉「8のさいわいな人」
(さいわいな人がどんな人か、聖書に書かれた8つの特徴は以下の通りです。ちなみに、女中は当時この歌が作られたと言われる、イングランドでは最も低い身分だったそうです。イエス・キリストは最も身分の低い人にも、王族も同じように接しました。)

こころの貧しい人たちは、さいわいである、天国は彼らのものである。悲しんでいる人たちは、さいわいである、彼らは慰められるであろう。柔和な人たちは、さいわいである、彼らは地を受けつぐであろう。 義に飢えかわいている人たちは、さいわいである、彼らは飽き足りるようになるであろう。あわれみ深い人たちは、さいわいである、彼らはあわれみを受けるであろう。心の清い人たちは、さいわいである、彼らは神を見るであろう。平和をつくり出す人たちは、さいわいである、彼らは神の子と呼ばれるであろう。義のために迫害されてきた人たちは、さいわいである、天国は彼らのものである。 
マタイによる福音書5章3-10節

9人の踊る貴婦人
👉「9つの御霊の実」

しかし、御霊の実は、愛、喜び、平和、寛容、慈愛、善意、忠実、柔和、自制であって、これらを否定する律法はない。
ガラテヤ人への手紙5章22-23節

10人の飛び跳ねる貴族
👉「モーセの戒」
(旧約聖書の時代に最も重んじられたものです。)

あなたはわたしのほかに、なにものをも神としてはならない。あなたは自分のために、刻んだ像を造ってはならない。上は天にあるもの、下は地にあるもの、また地の下の水のなかにあるものの、どんな形をも造ってはならない。それにひれ伏してはならない。それに仕えてはならない。

あなたは殺してはならない。あなたは姦淫してはならない。あなたは盗んではならない。あなたは隣人について、偽証してはならない。あなたは隣人の家をむさぼってはならない。隣人の妻、しもべ、はしため、牛、ろば、またすべて隣人のものをむさぼってはならない。
出エジプト記20章3-17節

11人の笛を吹く笛吹き
👉イエス・キリストの11人の「弟子」
(バルトロマイ、アルパヨの子ヤコブ、アンデレ、ペテロ、ヨハネ、トマス、ゼベダイの子ヤコブ、ピリポ、マタイ、タダイ、熱心党のシモンの11人。
もともとはユダを含めた「12人弟子」でしたが、ユダはイエス・キリストを裏切って、最後は自殺してしまいます。そのため、数えられていません。)

Twelve Drummers Drumming. 
12人の太鼓を叩く鼓手
👉12の「使徒信条」
(使徒によって書かれたと言われている信仰告白です。)

I believe in God, the Father almighty, creator of heaven and earth.
私は、天地の創造主、全能であり、父なる神を信じます。

2. I believe in Jesus Christ, his only Son, our Lord. 
私は、そのひとり子であり、私たちの主である、イエス・キリストを信じます。

3.
He was conceived by the power of the Holy Spirit and born of the Virgin Mary.
彼は、聖霊の御力により身籠ったおとめマリアから生まれました。

4.
He suffered under Pontius Pilate, was crucified, died, and was buried. 
そして、ポンテオ・ピラトのもとで痛めつけられ、十字架につけられ、死んで、埋められました。

5. 
He descended into hell.
彼は、地獄(黄泉)に降られました。

6.
On the third day, he rose again. He ascended into heaven and is seated at the right hand of the Father.
3日目に、彼は再び起き上がりました(蘇り)。そして、天に昇られ、父なる神の右に座していらせられます。

7.
He will come again to judge the living and the dead.
彼は、生きているものと死んでいるものとを裁かれるために、再び来られます。

8.
I believe in the Holy Spirit,
私は、聖霊を信じます。

9.
the holy catholic Church, the communion of saints,
清き教会、聖徒達の聖餐、

10.
the forgiveness of sins,
罪の赦し、

11.
the resurrection of the body,
体の復活、

12.
and life everlasting.
終わることのない永遠な命(を信じます。)
https://holyspiritchurch.org/the-twelve-articles-of-catholic-faith/

そんなに迫害されていたら、そもそも「クリスマス」を祝うことはできないので、この数字の意味が本当かどうかはわかりません。後からこじつけたものかもしれません。
しかし、確かに、大切なものを思い出すのに、数字に意味をつけるというのは良い方法ですね!日常でも使えそうです。

というわけで、今回は一つのクリスマスソングに着目しながら、信仰の世界を覗いてきました。

「クリスマス」について、あれこれ調べると面白いですよ♪信仰ある人もない人も、クリスマスをイエス・キリストの誕生日をさらにわかって迎えたら、いつもと違うクリスマスになることでしょう。

Merry Christmas🎄🎁🎂

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