続けることで変化を楽しむ野草茶

今日は野草茶のお話です。
2023年から野草を収穫し、乾燥させて保存しています。
体に良いのは大切だけれど、私は素直に美味しいと感じる感覚を野草茶を飲む時の目安にしています。
美味しいと感じられるっていうことは体が必要としているからなのだと、ある薬剤師さんから教えられました。
2年続けて飲んでみると、美味しいという感覚もずいぶん変わるということ。季節や体調によっても変わるので、その時々のカラダの状態に合わせて飲むようになりました。続けることで変化を楽しめるのも気軽な野草茶の良いところと感じます。

目次
・野草茶を飲む時、気をつけたことわかったこと
・参考にしている本
・高齢の友人たちとのおしゃべり
・採取した草の履歴

野草茶を飲む時、気をつけたことわかったこと

採取し始めた年は、好奇心の赴くまま楽しくあれこれ集めていましたが、２年目は効能や自分の体質、美味しさに合わせて収穫しました。私の住む地域は湿度が高く、秋から冬にかけてでないとうまく乾燥できないため秋に採取することが多い。だから、秋は忙しいです。
春になって、摘みたての葉でお茶を作ってみたことがあるのですが、摘んだ草の特性を知らなかったためか期待を裏切る味でげんなりしてしまったことも。ハーブティーもそのようですが、乾かした方が効能も上がるとのことです。

１年目は勉強不足で何もわかっていなかったのですが、煎じるのが1種類だけだと、効能が強すぎて長期間飲むのは良くないそう。気軽に飲みたかった私は完全に乾燥させたものを7種類くらいブレンドして飲むことが多く、今のところ体調を崩すこともありません。
漢方薬の原料になるような薬効が強いものは、体に良い反応がある分体に負担をかける場合があり、専門的な知識が必要になる場合があるとのこと。

特に、処方薬を飲んでいる場合は医師に相談してからということは知っておきたいポイントで、私は気になることはかかりつけの薬剤師さんに相談してから取り入れるようにしています。
以前有機農家さんにセントジョワーズの苗をおすすめされて購入しもりもり育ってくれたので、何度か摘んではワクワクしていたのですが、薬剤師さんストップが入りがっかりしたこともありました。

ものぐさな私の飲み方は、あらかじめ数日分お茶パックに入れておいて、数分沸かして飲むというかなりお手軽なもの。野草茶はどれもしっかり煮出した方が美味しいと感じるので、急須で入れることは時々するくらい。
そのままの茶葉を入れるとやかんを洗うのがストレスになる時があることにに気がついて・・・ちゃんとしたキッチンが持てるようになたらお茶パックは卒業できたら良いなと思っています。

参考にしている本

作家・植物研究科のかわしまようこさんの著書
「草と暮らす　こころと体を調える雑草レシピ」
誠文堂新光社　
…にお茶にして飲む時の心得や効能、味わい方などが詳しく記載されていて、私はとても勉強になりました。
美しい写真や草との生活、かわしまさんの言葉もとても素敵で、読んでいると優しい気持ちになります。
ネットやその他の書籍でも調べることもありますが、野草に関しては諸説あり、興味はあってもわからないものは食べないよう注意が必要ですね。

高齢の友人たちとのおしゃべり

昭和9年生まれの祖母は1番近しい野草友達で、あれこれ話をします。
ちなみに、祖母は野草茶の草は先に洗わない派。採ってきてそのまま置き干しするそう。ホコリが気になるから、沸かす前に洗うらしい。時々出してくれるお茶は、3種類くらいのブレンドだからか味はかなり濃い目。時々酸味で舌がピリピリするときがあり、戦中を生きてきた人との免疫力の差を目の当たりにすることもありますが(笑)93歳の今でもピンピン畑仕事をしています。

取した草の履歴

何を集めているかも振り返ると楽しいので、記載しておきます。

2023年
カキドオシ
スギナ　
ヨモギ　
どくだみ
シソ　
柿の葉　
サンショ　
ヤブカラシ　
菊花　
ミント　
イヌタデ　
イチョウ　
たんぽぽの葉　
ローリエ　
桑の葉　
みかんの葉　

2023年よく飲んでしたブレンドは、ヨモギ、どくだみ、シソ、ヤブカラシ、スギナ、カキドオシだったように記憶しています。シソやカキドオシを少し入れるとさっぱりとした風味で草臭さをマイルドにしてくれます。ぬるくなっても美味しく飲めました。

2024年
カキドオシ　
スギナ　
ヨモギ
カワヨモギの花穂、果実
カワラケツメイ　
どくだみ　
シソ　
ヤブカラシ　
セイヨウアワダチソウ

2024年に採取してみて良かったのはカワラケツメイ。ハマチャ、コウボウチャなど地方によって色々な呼び名があり茶の代用にすると読み、お試しで飲用してみました。これは茶の代用にするだけあって1種類でも大丈夫なくらい飲みやすかったです。
効能は、消炎作用と利尿作用とありましたが、効果はいかに…。

今はまだ雪の下ですが、今年はどんな草との出会いや自分のよい変化を見つけられるのか楽しみです。

最後まで読んでくださりありがとうございます。