軍拡という善行 公的社会保障という詐欺行為
「「軍拡より社会保障の充実を」 医師ら天文館で訴え、憲法9条改正にも反対」
(南日本新聞)
引用した記事であるが、タイトルだけでもう最悪である。
喫緊の課題を放置し詐欺行為をやれと言うのだから、それは私も怒り心頭という訳である。
本投稿では何故に軍拡が喫緊の課題なのかと、何故に社会保障が詐欺行為なのかを、改めて振り返ってみようと思う。
〜前編:国防〜
バカ左翼はすぐに「軍拡」なる表現を持ち出してくる。多分その様に書くと、政府が戦争に向かおうとしている様な印象を、大衆に与える事が出来ると思っているからであろう。
軍備増強を短絡的に侵略行為の前兆呼ばわりする。コレは主に、日本に巣食う反日系の左翼が好んで使う。
子供騙しに過ぎないが、少なくない割合の国民が左翼に洗脳されている日本において、なかなか効果的である。
良い子のみんなは騙されてはいけないし、大人になっても騙されているバカ共は、猛省しなければならない。
別の記事でも述べたが、改めて日本の現状を確認すると共に、防衛費が本来あるべき状態からどのくらい乖離しているかを確認してみる。
1.ロシアに北方領土を不法占拠されている
2.中国に尖閣諸島の地下資源を奪われている
3.北朝鮮に同胞を拉致されている
4.韓国に竹島を不法占拠されている
ざっくりと、この様なところなので、ロシア、中国、北朝鮮、韓国が日本にとっての敵性国家である。
敵性4ヶ国の軍事費は次の通りである。
現状の約6兆円に対し、本当は50兆円くらいでなければ駄目な訳で、乖離しているどころの騒ぎでは無い。
端的に言って、大ピンチである。
従って、バカ左翼が言うところの「軍拡」は、今この瞬間からでも着手しなければならない。
人は国の庇護無しに人権を保障される事など有り得ない。
国とは政府のことでは無い。
国とは、国民、領土、主権の3つから成るものである。
現状で日本は既に、国民と領土の一部を奪われている。これを取り戻さないという選択は、太陽系の彼方まで探しても存在しない。
日本はこれまで奪われてきた諸々を取り戻す為、何度も交渉を重ねてきた。経済協力もした。それで状況に改善の兆しは見られたか?その様なことは唯の一度として無かった。(有った体にはなっているが。)
であるならば、最早残された手段はバカ左翼言うところの「軍拡」しか無い。
奪われた諸々の奪還は、「やるかやらないか」では無い。「何時やるか」「どの様にやるか」である。
「軍拡」と言っても、必ず武力行使するという訳では無い。強大な武力を背景にすれば、交渉にも違った意味が生まれるという事である。
この様に「軍拡」は、既に着手しなければならない事自体は決まっている。後はその手段である。
しかしながら引用した記事では、「軍拡よりも社会保障を」と主張している。
果たしてそれに、正当性はあるのか?という事である。
〜後編:人類史上最大の詐欺行為〜
詐欺にも大なり小なり様々あるが、これはその中でも超弩級である。
何しろ、範囲は国全体と超広範であり、それが故に被害総額もハンパでは無い。何年も何年も継続され、誰一人として逃さない。逃げた奴はまるで犯罪者であるかの様に扱われる。
斯様に悪質極まり無い詐欺行為。それが、公的社会保障というものである。
引用した記事では、医療に携わる者が「もっと社会保障を」と吐いた様なので、ここでは国民健康保険制度を槍玉に上げる事とする。
国民(強制)健康保険制度により、医療というサービスの商品価格は常に70%OFFである。人によっては、80%とか90%もカットされる。
その様な尋常では無い規模のバーゲンセールによって、市場で何が起きるかというと、医療サービスという商品の需要爆増と、供給の不足である。
一方で、医療現場がどうなるかというと、聞いたこともない様な泡沫開業医(※補足①)ですら集客に困らなくなる一方で、大規模病院の勤務医が激務に曝され疲弊する訳である。
医療サービスというのは商品である。
商品の質的向上は、市場経済の原理に曝してこそ図られる。
このメカニズムに対する不当な介入こそ、国民(強制)健康保険である。
サービスを受ける側は、どうせ保険料を取られるのだからと、ちょっとした事で病院に行く。
サービスを提供する側は、ちょっとした事で病院に来るヤツが多いものだから、忙しくて仕方が無い。人を増やせれば良いが、実際のところ(強制徴収した)健康保険料は足りていない。税金で補填している様な状態である。
泡沫開業医(※補足①)なら、忙しければ断れば良いのだし、断ったところで医療サービスの需要強制喚起が行われている間は、そう簡単に客離れなどの憂き目には合わない。
泡沫開業医(※補足①)に国民(強制)健康保険制度を是とする者が多いのも、頷ける話である。
医療という産業の重要性は語るまでも無い。
そこを突いてくるのが左翼、全体主義者である。
「重要なのだから政府が責任を持つべき」などと言って極悪制度を蔓延させ、副産物的に産み出された利権を啜るという事である。(※補足②)
国民(強制)健康保険制度の弊害は上述した通りだが、公的社会保障というのは、どれも似たり寄ったりである。
市場経済の原理に任せておくべき商品に対し、国民からカネを強制徴収し、需要と供給のバランスを崩壊させる。
最初は強制徴収した分とバラ撒いた分で収支が合っていたとしても、商品の質が低下する一方で、それを補う様に需要が更に増える。そうすると収支が合わなくなる。
合わないから強制徴収する額面を増やす。それでも足らなくなると、税金で補填する。
バラ撒きを減らすのは簡単にはやらない。何故なら、それは制度自体の欠陥を認めるのと同義であり、制度が無くなれば、折角ありついた利権を手放すことに繋がるからである。
政府が作る制度からは誰も逃げられない。欠陥制度だといくら理解しても、どうにもならない。
公的社会保障とは正に、人類史上最大の詐欺である。
引用した記事の主張が如何に醜悪なものであるか、この様に事実を踏まえて考えれば、誰もが理解出来る筈である。
政府というのは絶大な権限を持つ。
だからこそ、政府の仕事というのは最小限に留めなければならない。
政府が行うべき仕事とは何か。それは、市場経済の原理では賄えないが、なくてはならないものである。即ち、国防、治安維持、公共インフラ整備である。
間違っても、健康保険の運営などという、保険のプロたる民間保険会社の真似事では無い。
政府が健康保険制度を無くしたらどうなるか。
70%OFFのバーゲンセールは終了となるが、そもそも「オレは一生でこんなに病院に掛かるのか?」と思う様な保険料を、毎月徴収される事は無くなる。
高額医療については、それこそ自分自身の危機管理と、民間の保険会社が用意する商品で十分である。
公的社会保障というのは、突き詰めればどれも似たり寄ったりである。
少なくとも、「軍拡」という必要絶対事項を蔑ろにしてまでやる事では無い。
※補足①
泡沫開業医とは何か。
それは、日本医師会でやたらと発言力はあるが、肝心の本業は信用に値しない、医者とは名ばかりの中川的糞野郎共である。
※補足②
米国には長らく国民健康保険に類する制度が無かったが、オバマとかいう巫山戯た男が何かの間違いで米国大統領になった際、「オバマケア」なる巫山戯た制度を作ってしまった。
コレをブッ壊して欲しいという期待を一身に背負ったトランプ政権だが、結果は周知の通りである。
大変残念な事である。