見出し画像

小説家が小説を売るということ

私は現在、『アラビアン・アラジン』という長編小説を無料公開というかたちで、全十八話ある作品を一話ずつ投稿している。
本当は有料で公開したいのだが、私の知名度が低いため、購入者もゼロに近くなる可能性があったため、無料公開に踏み切った。
しかし、プロの小説家としてならば、これは、農家が野菜をただで売るようなものである。本来あってはならないことだ。
それに私はすでに小説が売れるということ、誰かがおカネを出して買ってくれるという喜びを知っている。
おカネを出して私の小説を買って読んでくれるなんて、本当に嬉しいのだ。
noteのスキもフォローもコメントも、無料であるが、小説購入となると、購入者はそのおカネで他のものが買えたはずなのだ。それを私の小説のために使ってくれた。こんなに嬉しいことはない。
『アラビアン・アラジン』も五百円の値をつけたいところなのだが、そうすると購入者がいなくなり、結末まで誰も読まない可能性がある。私の小説は読後の余韻に自信があるため、最後まで読んでくれないと意味はない。それで無料化したわけだ。しかし、いつかは有料化しようと思っている。なぜなら、私は、『空中都市アルカディア』『地下世界シャンバラ』『アトランティス世界』そして、『アラビアン・アラジン』と人生を賭けて書いているのだ。それに注ぎ込んだおカネと時間に見合うだけの収益が欲しい。
しかし、知名度が低いと購入する決断が読者には難しくなると思う。有名な小説家のつまらない作品をその作者のものだからと購入し読む人もいると思う。
いや、ようするに面白ければいいのだ。面白ければ読者は次が読みたくなり、最後までついてきてくれる。
『アラビアン・アラジン』最後までよろしくお願いします。


いいなと思ったら応援しよう!