見出し画像

私の冒険ファンタジー長編小説一覧と新人文学賞

今、書いている長編小説『ドラゴン魔城』をどこの新人賞に送ろうかと昨夜調べたら、まず、目に入ったのが「メフィスト賞」という賞だ。これは前回の長編小説『海底2億マイルと3つの世界』を投稿しようとしたが、PDF形式で送らないといけないとあり、なんのことかと調べるとPDF形式にするにはカネがかかるらしく、めんどくせい!と思い、この作品は温存と言うことになって、現在プリントアウトして紐で綴じた物が机の上に載っているのである。誰も読んでいない私だけの世界が六月頃からずっと机の上に眠っているのである。この作品は日本ファンタジーノベル大賞に応募するには長すぎたのだと記憶している。今、見たら原稿用紙720枚分の枚数である。
この作品は、かなり性的な表現が出てくるので世間にどう受けるか心配なのだが、まあ、いつ公開するかは未定である。
そんなことを考えながらスマホをいじっていると、二百五十枚程度の『ドラゴン魔城』にぴったりな賞があった。小説すばる新人賞である。しかし、審査員が、五木寛之、北方謙三、などとなっていたので、ゲームみたいな世界観の私の小説は無理だと思い、他を当たることにした。辻村深月などには通じるかも知れないが、おじいさんにはゲームやアニメのような小説を評価はできないだろうと勝手に私は思い、小説すばる新人賞は辞退することにした。
で、次に見つけたのが、「日本ドラフト文学賞」という賞だ。これは野球のドラフト会議みたいに各出版社が欲しいと思う新人を指名できる賞らしい、応募締め切りも四月末、枚数は二百枚から五百枚、自作長編エンタメ作品、これだ!
この賞に『ドラゴン魔城』は出そうと決めたのである。

ところで、私は2019年作の『空中都市アルカディア』以来、冒険ファンタジーを書いてきて、『ドラゴン魔城』で六作目である。
ここで、すべての作品の題名だけ紹介したい。

2019年 
『空中都市アルカディア』
(現在、noteに有料500円で公開中)
『地下世界シャンバラ』
(以前、noteに無料公開していた)
2020年 
『アトランティス世界』
(未公開)
『アラビアン・アラジン』
(未公開)
2024年 
『海底2億マイルと3つの世界』 
(未公開)
2025年 
『ドラゴン魔城』
(推敲中)

これらは本気の作品なので、今後、noteに公開する際は有料にさせていただく。
この他に2023年1月から2024年5月まで「小説家になろう」に連載していた大長編『最低な三人の異世界転生ドラゴ二ア冒険記』がある。これは即興大長編で実験小説だが、そこには私の想像力が思いつくままにふんだんに盛り込まれているので興味がある方はまだ無料公開しているので読んで欲しい。じつはこの作品から構想を得たのが、『ドラゴン魔城』である。
2020年から、2024年に飛んでいるのは上記の大長編連載のためと、『海底2億マイルと3つの世界』の準備に時間がかかったためである。『海底2億マイルと3つの世界』は私のパソコンでは2021年のファイルに入っている。
このように私は毎年、常にひとつの長編小説を頭の中に入れて生活しているのである。『空中都市アルカディア』以前も、常に純文学小説を頭の中で創りながら生きて来た。中学生の頃はそれがマンガであり、大学生までマンガだったが、大学卒業した頃から小説になった。二十代三十代は芥川賞を狙っていた。しかし、三十代も終わりに近づいて、自分が書きたい物は何か、と自問したら、冒険ファンタジーだと答えが出た。
このうち、『アトランティス世界』と『アラビアン・アラジン』は野性時代小説新人賞に応募してあり本日、一次選考通過作品が掲載された『小説野性時代』一月号が発売ということで近所の書店に行ったら『小説野性時代』はなかった。次の休日に街の大きな書店に行って確認しようと思っている。いつもこういうとき思うのは「どうせダメだよな」の一言だ。そう思わないと落ちたときのショックに耐えられないだろうからだ。しかし、2017年の新潮新人賞の一次選考に通過し雑誌に名前が載っていたときは興奮した。デビューできなければ意味はないと思うが、いや、少しでも認められたら一歩前進なのだ。


いいなと思ったら応援しよう!