見出し画像

心の内に向かう人、外に向かう人

心の内にばかり向かっていると、自分の罪深さに自殺してしまうかもしれない。
心の外にばかり向かっていると、自分の犯した罪に気づかないかもしれない。
心は綺麗でありたい。
心の内に向かうとき、考えることで内側を掃除すると良い。
心の外へ向かうとき、精神集中しなければならない行為をして、外側を掃除すると良い。
私は読書や小説などの文章を書くことで内側を掃除し、仕事や登山をすることで外側を掃除している。
内と外は両立しなければならない。
あるいは、内と外が合一する瞬間を求めるべきだ。
私の場合、長編小説を書くことに没頭しているときや、登山の岩場で落ちたら死ぬという緊張感の中で登攀するときが、それに当たると思う。
内と外が合一する喜びを求める人生が良い人生である。


いいなと思ったら応援しよう!