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正規職員でもタイムカードがあるのはなぜ?

私は介護施設で十二年働いている。
九年目までパートだった。
パートと言っても、一日八時間労働で、毎月正規職員と同じ日数働いていた。
夜勤をやらないからパート(非正規)だと言われた。
しかし、長年の貢献が認められたのか、九年目にして正規職員になれた。
そこで疑問に思うのは、パート時代時給だったためタイムカードを出勤と退勤時に打刻していた。
それが正規職員になっても打刻するのである。
そして、パート時代も正規職員になっても、残業などすると時間外手当を申請するのである。
これって、正規職員でも時給換算されてるってこと?
そういえば二十代の時、金属プレス工場で正規職員として働いたがそこでもタイムカードはあった。その工場は十日ほどでやめてしまったが、貴重な体験だった。いかにも労働者の世界だった。そこも正規職員でも時間で収入が計られるのかと思った。
私の父は教師で、私が幼い頃、私が夜眠る前に、ワープロに向かって仕事をしているのを見た。自宅に帰っても仕事をするのが当たり前だと思っていた。職業とはそういうものだと思った。
しかし、教師の仕事が異常であることが大人になってわかった。私は中学時代、野球部に所属していたが、毎週日曜日には試合があった。土曜日は当時、半日登校だったが、午後から練習があった。つまり監督は休みがなかった。
父に部活動の顧問の休日の手当はいくらか聞いたら、五百円だったそうだ。
教師にはおそらくタイムカードなどないだろう。現在はどうだろうか?家に仕事を持ち帰ってテスト問題など作っていないだろうか?
公務員は「稼ぐ」という意識が足りないと思う。
公務員にはタイムカードはあるのだろうか?時間外申請などあるのだろうか?仕事を持ち帰って家でやるなどという理解できないことをしていないだろうか?
「公務員は労働者ではない」?
そう言う人がいるのだろうか?
公務員は労働者じゃない。
国会議員も労働者じゃない。
じゃあ、なにか?
私はここになにか、日本のカーストみたいなものを感じる。
以前、社会福祉士の受験資格を得るために地元の社会福祉協議会に実習に行ったが、そこでは元公務員が、窓際族で威張っていた。六十で役所を退職して天下るのだ。福祉職員のほとんどが社会福祉士の資格を持っていた。社会福祉士の資格なんかより、公務員の資格はあまりに強いものがある。
話が逸れた。
正規職員と非正規職員の給与計算の仕方の違いだ。
私はタイムカードを打刻するならば、全員時給にすればいいと思う。
それは公務員も同じで、そうなれば家に持ち帰ってテスト問題をやるボランティア教師もいなくなるだろう。
国会議員も、国会に登院したときにタイムカードを打刻し、退出時にまたタイムカードを打刻して、時給で給与を決めたらどうだろうか?
大臣など、行政職に就いている者も、その職場に着いたとき、タイムカードを打刻して給与を計算したらどうか?
政治家の給与はそれだけにして、献金とか問題が黒々とありそうなものは一切やめ、一般国民と同じ給与形態にすれば、国民の皆様のために、ではなく、我々国民のために、という意識で働けるのではないだろうか?
労働者と言われる人々や、社長や、公務員、議員にいたるまで国民すべてを時給にしたらわかりやすいと思う。

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