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有料公開予定、長編小説『アラビアン・アラジン』の表紙の絵を描いてみた


これは空を青くしようとして夜みたいになった


これは空に砂が舞っていることをイメージした

三枚に言えることは、ミナレット(尖塔)が斜めじゃね?ということかもしれない。
私はイスラム圏へはウズベキスタンに行ったことがあるので、そこのイスラム建築の写真でもいいかもしれない。
しかし、ウズベキスタンは中央アジア、この小説の舞台はアラビア砂漠。アラビア半島、サウジアラビアの砂漠だ。ウズベキスタンの沙漠の写真を使ってもたぶんイメージが違うと思う。「沙漠」と「砂漠」は違う。
サウジアラビアにはどんな観光資源があるか私は詳しくないが、イスラム圏は私の憧れである。エジプト、トルコ、ヨルダン、イランなど行ってみたいところはたくさんある。
行ったことのないアラビア砂漠を舞台にするとはどういうことだろう?そこは私の未知の土地。想像力で世界を作るしかない。
『空中都市アルカディア』ではギリシャのアテネに取材旅行したが、サウジアラビアに行くカネはない。
私はこの『アラビアン・アラジン』を書くにおいて、まずしたことは、『アラビアンナイト』を全巻一括購入して、全部読んだことだ。しかし、その中には『アラジンと魔法のランプ』とか『アリババと四十人の盗賊』など有名な物は入っていなかった。それらは拾遺というかたちで別の本に入っていて、それも購入して読んだ。
『アラビアンナイト』は昔の物語であるので、現代の小説のようなリアリズムなどはない。ただ、物語は面白く、現代作家ならばもっと肉付けするだろうところをあっさりと少ない表現で終わらせてしまうところに時代を感じた。
そんなわけで『アラビアン・アラジン』という私の長編を近いうちに有料マガジンとして公開していくと思う。値段は五百円にする。
この小説も私のライフワークのひとつだ。
私は常に、長編小説を構想していて、例えば、現在構想中の小説は、夏にペルーに旅行するときにアイディアを練ろうと思っていて、そのための準備として、アンデス文明の本など読んでいるところだ。
そんな常に考えている時期のあった長編小説のひとつが『アラビアン・アラジン』である。その時期は、この小説が中心の生活だった。短編など書いてもそれは気まぐれで、長編小説にこそ私の真の挑戦があった。
私は海外旅行が好きだ。
世界にはそれぞれの世界観がある。現代は飛行機や通信で世界中の景色を見ることができる。しかし、一点透視的に、世界をひとつにしてしまうのはもったいない。イスラム世界とヨーロッパ、インド、などには関係があってもそれらは独自な世界として切り離して考えたい。世界は複数あったほうが楽しいじゃないか。私はそういった多様性のある世界をひとつひとつ小説にしていきたい。
『アラビアン・アラジン』はイスラム世界についての私の空想から生まれたものである。
ぜひ、購入して読んで欲しい。


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