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【側副血行路】
執刀医からオペ後の説明は聞いていましたが、改めて医療情報提供書と画像データを見てオペ前とオペ後の詳細を知ることができました。
右冠動脈に3か所、左前下枝1か所に狭窄があり、左回旋枝の「側副血行路」がありました。
つまり、右冠動脈が約95%詰まっており左冠動脈から右冠動脈のエリアへ「側副血行路」ができ血液を補填していたことを知りました。
このことを理解するのに若干時間を要しましたが知るにつれ身震いがしました。
「側副血行路(そくふくけっこうろ、collateral flow)」とは、
血行障害により主要な血管に閉塞が見られた際に、血液循環を維持するために新たに自然形成される血管の迂回路のこと。(TOA EIYOより引用)
理解しやすく受けた説明は、
右冠動脈から流れる血液は大型トラックで運ばれるとすると、運搬量が極端に減ったためこれを補うため左冠動脈から自然に側副血行路ができ不足している右冠動脈のエリアへ血液を運んで助けていた状態でした。
ただし、左冠動脈から側副血行路で運ばれる血液は軽トラックで峠越えをして運ばれるため十分運ばれていませんでした。そのため運動量によって苦しくなっていたということでした。
また、右からと左がぶつかり合うところでは渦を巻いた状態でした。
今回のオペで右冠動脈の詰まりを解消したため一気に右冠動脈から流れ込み左冠動脈からの側副血行路で運ばれる血液を押し戻し回復してゆくということでした。
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人間の不思議な生命維持構成に驚くと共に運がよかったとしみじみ思いました。
定期健康診査で肺の精密検査から心臓冠動脈の異常を発見していただき各種検査の結果から右冠動脈オペへと逸早く処置していただいたお陰でこの今がありこれからがあることに感謝しています。間に合って本当に良かった。
(肺は異常ありませんでした。)
最後になりましたが、呼吸器内科および循環器内科の医師の方々また検査技師、看護師の皆さんには厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。
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追伸:「薬の飲み忘れは生命のリスクです。」と退院計画診療書に記載がありました。
#冠動脈 #側副血行路 #経皮冠動脈形成術 #PCI #ステント