SUL注目チームインタビュー#14「呼び覚まされし近畿」近大シャドバサークル
Shadowverse University League(シャドバ大学生リーグ)の運営を行っている“SUL学生実行委員”では参加サークルや選手に注目したインタビューを行い、大学生リーグならではの視点でシャドウバースの競技シーンに切り込んだ記事を発信する。
(前回の第13回明治大学シャドバサークルLilaの皆さんへのインタビューはコチラ。)
SUL注目チームインタビュー#13「勝利の女神・明治リラ」明治大学|SUL学生実行委員会
「SUL注目チームインタビュー」第14回目は2nd SeasonでGF進出決定戦を勝ち切り、見事Shadowverse University League 24-25 GRAND FINALSへの進出を決めた近大シャドバサークルB(近畿大学)さんにお話しを伺った。
(近代シャドバサークルのアカウントはこちら→@sv_kindai)
ご協力いただいた方
Ompmal選手 (@ompmal1234)
min選手 (@min_Gamer_)
lalican選手 (lalican@YU49619640)
タコチキン選手 (@ointarou)
Page1 サークルの特徴
・日々の練習
━皆さんは普段どのぐらい練習されてますか?
Ompmal:そうですね試合の1、2週間前ぐらいからはじめてます。
lalican:試合前になるとほぼ毎日、休みなく練習してます。
━それはGF進出決定戦を控えていたからでしょうか?それとも普段からそのようなスパンで練習されているのでしょうか?
Ompmal:普段からですね。GF進出決定戦もいつもどおり臨みました。
━では次に練習の内容についてお伺いします。普段皆さんはどのような練習をされていますか?
Ompmal:壁打ちがメインですね。たまに別のメンバーが神視点で見てくれたりします。また、Bチームにアマチュアチームに所属している人がいないので練習場所はサークルがメインになります。
━近畿大学さんは、Aチーム、Bチームと複数チームがありますがいつもは合同で練習されますか?
Ompmal:そうですね~最初の方はやってましたかね。
min:お互いのチームで練習したい対面があったときに、合同で練習したりはしてました。
Ompmal:お互いにではありますけど、呼んだら来てくれるみたいなところはあります。
━ちなみにチーム分けというのはどのようにして行われるのでしょうか?
Ompmal:Aチームにいる方が、基本的にはチーム分けを決めてます。
ですが、Aチーム、Bチームそれぞれに格差はなく、学年が均等になるように分けています。
━ではどちらのチームに同じ学年の人たちが固まらないようにしているんですね!
Ompmal:上下関係があるように見えるんですが実は全然そんなことはなくて(笑)
min:そうね。全然ないね。
タコチキン:過ごしやすいですね!
・ルールについて
━今年度からBO9からBO5にルール変更されましたが、近畿大学さんではなにか変わったことはございましたか?
min:1チームあたりの最低人数が少なくなったことで、サークルから2チームつくることが容易になりました。ただ、BO5のほうがBO9より1試合あたりの“重み”がありますかね。
━Ompmalさんはなにかありますか?
Ompmal:自分はいつもどおりやって、いつもどおり試合に臨むだけですね。
min:あとBO5のほうが持ち込むデッキを決めやすいですね。
投げ方もある程度読みやすかったりはします。
━近畿大学さんにとっては人数をデッキ選択という観点から今年のルールの方が合っていたということですね!
Ompmal:今年はメンバーが7人だったので
min:BO9だったら1チームしか作れなかったしね。
Ompmal:ただBO9のほうがBO5と比べて、1試合あたりの負けが全体の勝敗に響くことが少ないので気持ち楽だなと思います。
あとは、BO9のほうが試合数(試行回数)が多いので試合全体(BO9)を通しての運による要素が少ないのも魅力的だと思います。
min:それはあるね。
━lalicanさんとタコチキンさんは今年からサークルに参加されたとのことですが、昨年度までにチーム戦の経験はありますか?
lalican:一度もないですね、
タコチキン:自分もないです。
━今年からチームとして先輩と一緒に試合をしてみて何か思うことはありますか?
lalican:やっぱり一番は“楽しい”ですね!
高校生の時にShadowverseをやっている友人はいたのですが、基本的には1人でランクマッチをしたり、たまにルームマッチで対戦をするくらいで、誰かと一緒に切磋琢磨するという機会がありませんでした。なので大学生リーグでみんなと一緒にプレイすることは楽しいです!
━タコチキンさんはいかがでしょうか?
タコチキン:自分も高校生の時までは基本的に1人でプレイしていたので、大学に入ってみんなと話しながらShadowverseをプレイすることは新鮮で楽しいなと思います!
・私生活とシャドバ
━普段からShadowverseをプレイしていて何か生活に結びついたエピソードはありますか?
タコチキン:カード名に横文字が含まれていることが多いので英単語とか覚えやすくなりました。
lalican:難しい漢字が読めるようになりました(笑)
━もしかしたら受験に役立ったシーンもあったかもしれませんね!(笑)
Page2 戦術について
・デッキ選択
━GF進出決定戦に持ち込んだデッキはどのようにして決めましたか?
近畿大学さんが持ち込んだデッキ一覧
Ompmal選手 バアルヴァンパイア
min選手 豪風のリノセウスエルフ
lalican選手 連携ロイヤル
Ompmal:結構悩んでたよね(笑)
lalican:提出ギリギリまで悩んでた(笑)
━それは持ち込むデッキを迷っていたのでしょうか?それともリストの方でしょうか?
lalican:どっちもですね(笑)
でもエルフとロイヤルは持ち込みが確定していて、リストもほぼほぼ完成状態だったので3つ目のデッキをずっと迷ってました。
━エルフとロイヤルが確定していた理由はなんでしょうか?
lalican:もともとエルフの評価がチーム全体で高くて、連携ロイヤルも試してみたら相手が持ち込みそうなデッキに対して強く出れるなと思ったのでこの2つは持ち込みが確定していました。
Ompmal:一応、デッキはみんなで決めていました。
━チーム内で持ち込む3デッキを決めてそこから誰がどのデッキを使うのかを決めるというスタンスなんですね。
ちなみに最終的にはヴァンパイアを選択されましたが、当時はどのデッキが選択肢にあがっていたのでしょうか?
lalican:ヴァンパイア、ウィッチ、ネクロマンサーでした。
Ompmal:まず前提としてあったのが、相手が持ってくるであろうデッキを予測した時にに対して弱い持ち込みをしたくなかったというのがあります。
━そこからヴァンパイアに確定した経緯は何でしょうか?
Ompmal:デッキ提出の時間が迫っていたこともあるのですが、だいたいどの対面にも一定の勝率があり、上振れの要素も含んでいる≪バアルヴァンパイア≫が採用されました。
・試合の内容を振り返って
━Ompmalさんにお聞きします。GF進出決定戦では最終戦まで持つれこみ精神的にも厳しい戦いを強いられたと思いますが、最後にリーサルをとったときはどんな気分でしたか?
Ompmal:もうキタァ~!って感じでしたね(笑)
━試合内容を振り返って見ますと、3tで≪背徳の狂獣≫を強気に出していったシーンが印象的でしたがあの時どのような思考をされていたのでしょうか?
(3tのシーンはこちらから)
Ompmal:最終戦の前に2回負けていて、もう後がない状態でした。
「ここで2枚目の≪背徳の狂獣≫が引けなければ俺は勝てる漢じゃねえ!」って言いながら投げました(笑)
一同:(笑)
━追い込まれている状態でそこで強気にプレイできたのはすごいですね!
・投げについて
━投げ順についてはどのように考えていましたか?
lalican:minさんが完璧に当ててくれました!
min:そうですね。相手が投げやすそうなデッキを予想して、それに対して強く出れそうなデッキを投げたら当たりました。
━minさんの予想がチームに勝利を呼び込みましたね!
・注目チームインタビュー恒例 キャッチフレーズ
━ズバリこのチームにキャッチフレーズをつけるとしたら??
Ompmal:実は案が1個ありまして…
「呼び覚まされし近畿」っていうのですが…
━おお!いいですね~!
min:語感はめちゃいいよね(笑)
タコチキン:アリやと思いますけどね(笑)
━ではそれでいきましょう!
そんなわけで近代シャドバサークルさんのキャッチフレーズは「呼び覚まされし近畿」になりました!
Page3 GFにむけて
━GF進出が確定しましたが、GF進出校のなかで気になっている学校もしくはプレイヤーはいますか?
min:僕はやっぱり同志社大学ですね。去年優勝してるし、前年度のGF進出決定戦では負けてしまったので…
タコチキン:僕は以前別の大会で同志社大学のスバル選手とチームを組んだことがあったこともありスバル選手に注目しています。
lalican:どこも強いんですけど、やっぱり前年度優勝校の同志社大学に注目しています。
Ompmal:そうですね。誰が来ても薙ぎ倒します!!
一同:(笑)
・最後にGFに向けての意気込みをお願いします!
Ompmal選手
優勝賞金欲しいです!(笑)
━賞金の使い道は?
エボルヴと旅行ですね!
min選手
焦らず、落ち着いてプレイして勝ちます。
lalican選手
プレイミスなど見られた恥ずかしいようなプレイはしないように勝ちたいです。
GF進出決定で解説のリグゼさんに褒められたことが嬉しかったこともあり、褒められるようなプレイをしたいです。
タコチキン選手
試合が配信されるので、コメントや実況解説が湧くようなプレイをしたいです。
デッキ構築が好きで相手の意表を突くようなカードを採用したりすることが得意なのでそこを見て盛り上がってもらえたらなと思います。
編集後記
1回生から4回生までいるチームではあるが、学年の隔たりは感じられず居心地の良い雰囲気を感じ取ることができた。サークルの特徴として楽しく、ワイワイと話していたが、前年度からの大学生リーグでの実績に加え、相手の投げに対する的確な読みや試合前にしっかり練習するルーティンなど強豪校の風格も感じられた。改めましてShadowverse University League 24-25 GRAND FINALSへの進出おめでとうございます。皆様の当日の活躍を楽しみにしております。