【最強に効率の良い組織がつくれる】シェアド・リーダーシップのススメ
今回は #みんなちがってみんないい 派の私が大好きな考え方『シェアド・リーダーシップ』をご紹介します。
――――――――――――
まず、あなたの強みって何ですか?
私の強みはマルチな好奇心・ホスピタリティ精神・人の強みを探し出せることだと思います。
では、あなたの弱みって何ですか?
私の弱みは自分で動き始められない・マイペース・頑固ということかな…(ダメダメじゃん…)
誰にだって強み・弱みはあります。それは個性です。
弱みを認めちゃだめだ!という人もいるかと思いますが、その前向きな性格もあなたの強みであり個性なんだと思います。ステキです!
多様性のあるチームが注目されていたりしますが、多様性って、外国人と一緒に働くとか、女性の比率を高めるとか、そういう区別だけじゃなくて、このそれぞれの個性を活かすことなんじゃないかなと思うんです。
それぞれの強みでそれぞれの弱みを補っていけたら、そのチームってめっちゃ強くないですか?
というのが今回ご紹介する『シェアド・リーダーシップ』です!
リーダーシップの誤解を解こう
まず、リーダーシップってどんなイメージがありますか?
きっと以下のようなことを想像するのではないでしょうか。
・上司が部下に発揮するもの
・CEOとか先頭に立つ人が得意なもの
・自分はついていくタイプだから苦手
でも本当は、リーダーシップは誰にでも発揮することができるし、誰もが発揮することを求められるものです。
というのもリーダーシップは『誰かに与える影響力』のことなので、人によっても異なります。本書の例を出すとこんな感じです。
あるGMS(総合スーパーマーケット)の店舗で、店舗のプロモーション戦略の会議を行っていた。その会議に参加していた1人の店員は、たまたま当該地区にある中学校の社会科教諭の知り合いがいて、中学校の社会科授業とのコラボレーションによるプロモーションを思いついた。
このような場合、たとえその店員に肩書がなくても発言すべきだし、発言の結果、その店舗のプロモーション戦略に重要な影響を及ぼしたとすれば、その定員はリーダーシップを発揮したことになる。
(シェアド・リーダーシップ 石川淳 p45)
アイデア出しやさりげない気遣いもすべてリーダーシップなんです。(本の帯にも書いてあった)
来客の方が感動してくれるなら応接室の掃除やお茶出しもリーダーシップだし、メンバーのやる気を引き出せるなら悩みを聞くこともリーダーシップです。
どうですか?自分にもできそうだなと思えてきませんか?
リーダーシップを効果的にシェアするためには
それぞれのメンバーに合ったリーダーシップを発揮して、それを共有すれば強い職場ができる。
それが『シェアド・リーダーシップ』の考え方です。
どんな組織でもこれが活かされていれば、メンバー全員が生き生きとしていそうだし、とても効率的に成果を狙えそうです。
では、リーダーシップを効果的にシェアするためにはどんな要素が必要なのでしょうか?
【1】メンバーが自らの目標に向けて自律的に動くこと
本書では「分化」といいます。組織論の研究者ローレンスとローシュによる組織形態の考え方の一つです。
組織の分化を促進するには以下の3つが必要と言われています。
①自己効力感
②パーソナリティ・ベース・リーダーシップ
③多様性を認める風土
自ら行動をしていく必要があるので、①自己効力感はやっぱり大切です。
ちなみに自己効力感とは、文字の通り「自分が組織・成果の力になっている認識」のことですね。
自己効力感を高める方法はいろんな研究がされているので、ぜひ調べてみてください!
ただここで面白いのが、シェアド・リーダーシップが発揮されている環境だと自己効力感が高まるという逆の一面もあるということ!
なので「自分は自己効力感ないな…」って方もまだ諦めないでください!笑
②パーソナリティ・ベース・リーダーシップは何ぞや?というと、自らの強みを生かしたリーダーシップをとることです。
強みを知るために自己分析や他己分析をすることも必要ですし、トライアンドエラーを繰り返しながら自分に合ったリーダーシップを知ることが大切です。
(本書の説明の中に、性格には良いも悪いもないんだよ!って言ってくれてたりするので個人的にそこも好きです)
そして意外と難しい ③多様性を認める風土 。
日本の伝統的な文化として「上司が特別な権限を持つのは当然だ」のように権力格差を受容していることが多いので、部下がなかなか発言しにくい風土があったりしますよね。
でも逆に日本は総合職といったメンバーシップ型の雇用が多くて職務範囲が曖昧なので、そういった意味では多様性を受け入れることは絶対に必要です。
上司の立場の方は「部下の心理的安全性」を意識してみることをオススメします!
(小休憩)
すでに長くなりすぎてしまっているので、また別の記事に続きを書いていこうと思います。ちなみにこの後のラインナップはこちら!
【2】組織全体の目標に向かって全員が連携をとって動くこと
【3】一番大切なのはメンバーの信頼関係をつくること
最後に:リーダーシップの持論を持とう
(続きは下の記事をご覧ください~!)
https://note.com/svnohachi/n/n11cb4912f3b2
一番理解できるのは本書を読むことだと思いますが、実は本が苦手な私だからこそ、わかりやすく噛み砕いて紹介していこうと思うのでぜひ明日の記事も読んでいってください~!
(フォローとスキで応援していただけると泣いて喜びます)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?