たのしいサロンドパルファン '23
日本最大の香水イベント "サロン ド パルファン" が、10月12日から17日まで伊勢丹新宿本館で開催された。
https://meeco.mistore.jp/contents/magazine/salondeparfum/index.html
香水という沼にドボンしてあっという間に1年が経った。何本もボトルを買いサンプルを集め恍惚に震え後悔しハイになり自己嫌悪に陥りしかし良い香りを嗅ぐと語彙力と金銭感覚がバグり…貴様一体いくら費やした…!
うん、まあ詳細は考えないようにして、ともかく1年の間にかなりたくさんの香りを試してきたし知識も増えたと思う。お店行けば片っ端から吸い込んできたし。ダイソンかな。
だから今年こそは!冷静に!予算内で済ませるぞ!!
さー行くぞー!
●13日
ハロウィンのある10月に13日の金曜が訪れるとはなかなかめでたい。
関係ないけど私はドイツのメタルバンドHELLOWEENのファンである。しかし先月、記念すべき武道館公演を「サロパがあるから」という理由で行かなかった。すいません。もはや「チケと物販と交通費に数万消えるなら香水買いたい」とぬかす立派な沼モンスターになってしまったのだ。ハロウィンだけに。
(コロナ以前のユナイテッド公演には3回も行ったし許して…)
13日は一般会期初日。開店時間の朝10時を少し過ぎたころに到着すると、会場は既に大勢の人で賑わっていた。
LIBERTA PERFUME (リベルタ パフューム) 、やっぱりかなり並んでる!
リベルタさんは今回新作はないが、代わりにエスプレッソという新しい企画で打って出た。「カフェで好みにカスタムしたコーヒーを注文するように、手軽に香水を楽しむ」という趣旨である。
もともと香水のフルオーダーをやっているブランドならではだけど、これが一番安くて3300円からというからたまげた。ここ香料も上質だって評判だし…それが10mlでこの価格。
世界的なあれこれで原料も輸送費も高騰してたり、日本は酷い円安だったりで、どこのブランドも軒並み値上げ、値上げ、値上げ。仕方ないんですけどね。でも客側も苦しいよね。そんな中でのリベルタさん、眩しいっす…!
しかし…かなり並んでるし、あの状況でパパッと好みのカスタムを選ぶ自信がまったくなかったので…断念。
その隣SERGE LUTENS (セルジュ ルタンス) へ。新作エクラン ドゥ フュメのムエットをもらう。カカオ・タバコ・ラムなんてそりゃ惹かれるよ。
と思ったのだが結構トップのチョコが甘い。なんだか最近甘い香りが得意じゃなくなってきたのでこれはちょっと悩むところ。
その後甘さは落ち着き、ルタンスらしい高貴でゴシックな香りが残る。こういう雰囲気の美しさはさすが。ここの香水って、個性的で特別なメイクや服と同じように「演出するためのアイテム」っていう印象だ。だからあまりグルマンという感じではなくて、美しい光景を纏うような香りになってる。
うーん結構揺らいでるけどもうちょっと考える。
LA NUIT PARFUM (ラ ニュイ パルファム) 、やっぱりいい。去年から思い悩んでる…。
新作炎に向かって(スクリャービン)は柑橘の不知火を使ってるんだって。ミドルに来ると「燃えてる」パロサントのスモーキーさが出てきて、かつイランイランの甘い香りも…ほうほう。
もう一つの新作ピアノ協奏曲第3番(ラフマニノフ)はローズメインではあるが、これが意外といろんな香りが混じっていて美しく過激でいい。ザザザッと赤やオレンジや茶色の油絵の具が塗り拡げられ重なり合うような。
なかなかインパクト強いね。ローズ苦手だからどうかと思ったけど良さそう。
ここもひとまず保留だ。
台湾茶の香りをつくるP.Seven (ピー セブン) に寄ろうと思ったらいつのまにか台湾ウーロン茶を買っていた…。な…何を言ってるのかわからねーと思うが、P.Sevenの隣で王德傳 (ワンダーチュアン) が台湾茶売ってたんだ。
笑顔で「どうぞ~阿里山ウーロン茶です」と勧められるままに試飲。うまっ…いい香り…!
まさかサロパに来て最初に買うのがウーロン茶になるとは予想外だった。だが香水100ml 3万円!5万円!とかある中で上質なウーロン茶のティーバッグ10個入りが2,800円と見たら「わぁやすぅい!」と思うのは必然。
で、P.Sevenなのだが混んでたので結局この日はスルー。
LE SILLAGE (ルシヤージュ) のエリアへ。京都の香水専門店・ルシヤージュが扱っているブランドが幾つか並び、代表の米倉さんがコンシェルジュするサービスも。実際の店舗みたいなカウンターが作られていて素敵だったな。こういう、ブランドの垣根を超えて提案してもらえるのって絶対いいよねぇ。サロパ全体でそういうサービスがあったらいいのにね。
中でも惹きつけられたのはFRANCESCA BIANCHI (フランチェスカ ビアンキ)。めっちゃいいじゃん! シベットやカストリウム、ジャスミンやビーズワックス、レザーなどなど、アニマリックで濃く重ためな香料がよく使われていてとっても好み。かっこよかったりセクシーだったり、本能に訴えるような官能的な香りになってる。
タバコの香りのスティッキー フィンガーズ。トップのカルダモンでスーッと冷える、甘みのあるタバコ。思ってたよりもグリーンで軽快な雰囲気だったな。重たさや苦さはないし、パチュリがいるのですぅっと空気の流れが見えるかんじ。タバコよりもパチュリの好みで左右されそうなところ。
重ためウッディのザ ダーク サイド。蜂蜜が香る甘く暗いウッディだけど、同時に爽やかな風通しの良いところもあって、タイトル通り二面性がよく表されてる。バイオレットとイリスの優しさにシダーとベチバーの癖。
同じく重ためのザ ブラック ナイトはスモーキーなレザーが効きまくり!
ダークでヘヴィな香りに、スーッと光がまっすぐ差し込むような輝きも大変良い。ヘヴィメタルだなこれは(メタリックな香りというわけではないが)。ルタンスみたいな気品があり、でも汚されてるような。これ好み。
セクシーで甘めなザ ラヴァーズ テイル、情熱的で華やか、彩度高めのはっきりした香り。艶やかなフローラル、フルーティなほどに甘く蜜が垂れる。ジャスミンにサンダルウッド、バターみたいなこってりしたコク。
インセンスが少し舞っていて、スモーキーさとの対比がよい。GUERLAINのチェリー ウードとかGIVENCHYのギャルソン マンケみたいなタイプ。赤いジュースもきれい。
柔らかいアンダー マイ スキンは甘くまろやかなムスク。艶めかしい素肌のようにまろまろっとしてる。ほんのりレザーの渋い苦みが隠し味。あ~ラベンダーもいた。石鹸にジャケットに…汗とフェロモン…。フローラルにサンダルウッド、バルサム。
同ブランドのアンスポークン ムスクとも似ていて、特にラストになると近い。
最終的にアンダー マイ スキンを付けさせてもらい、ムエットもたくさんもらって保留に。いい香りばっかりなんだよ、選べない!
ルシヤージュのオンラインストアにはここのディスカバリーセットが売ってるんだけど、12種セット+2種サンプル付きなので最新作のエンカウンターズはなし。ただ今回店頭にはなく…。
…まあ、急がず考えるか。
(とか言って悶々としてたら、完売してしまった。あ~あ)
同じビアンキさんがやってるHEDONIK (ヒドニク) はもっと明るいトーンの甘いフローラルだったけど、ノートを見るとやっぱりアニマリック系だった。期待を裏切らないビアンキさん、好き。
SOUS LE MANTEAU (ス ル マントー, スー レ マント) もよかったな。全体的にほわんとした印象で…しかし鼻がもう疲れてきたのか、段々分からなくなって来たのでまた後にしよう。
さて次は…とキョロキョロしてたらBVLGARI (ブルガリ) のスタッフと目が合い、笑顔でムエットを渡されてそのまま中へ…。
ブルガリなんて恐れ多くて無理だよぉと思いつつ、カラフルなアレーグラ シリーズを見る。香りは申し訳ないがそれほどピンと来ず…。
でもこれ、専用ムエットがかわいいの。名刺サイズの見開き型で、表には格子窓がついていて、ムエットの内側に香りを吹き付け、閉じてから窓越しに香る。面白い。
さらに重ね付け用のシングルノート、マグニファイング エッセンス。これが加わるとまたガラリと雰囲気が変わるのだ。ふーん?と思った先程の香りにマグニファイングを重ねればあら不思議。グッと好みに変わってしまった。これ、欲しい…。
そしてこれまたムエットに仕掛けが。実は先程のアレーグラのムエット、香りを吹き付けた部分には切り込みがあった。そこにマグニファイング専用の丸いムエットを差し込んで閉じ、再び窓から香れば重ね付けが体験できるというわけだ。凝ってるな~。
まあ香りがすぐ移ってしまうからその場だけなんだけど、別々に確認しつつ組み合わせも探せるのは楽しい。
BOADICEA THE VICTORIOUS (ブーディカ ザ ヴィクトリアス) は見るだけ見るだけ…万が一刺さっても買える価格じゃないの…(言い聞かせ)。
新作タバコ サファイア、とてもよかった。思った通りの良さ。タバコ!キラキラ!華やか~!かっこいい~!っていう。さっぱりとしたトップのコリアンダー、タバコの旨味ある苦み、甘く上品なローズの香り。素晴らしいなこれ…高級ジュエリーのように眩しい香りだわ…。
もう、あの、パケを見たイメージそのままの香りと思ってください。というかブランド自体がそうだね。高価で上質な原料をゴージャスに掛け合わせ贅を尽くしましたっていう。そりゃいい香りに決まってるね…。
タバコ…これね…パルファンで…100mlで125,950円…アハハ(笑うしかない)。
そしてブルガリと同じ手口で誘われるがままにGUERLAIN (ゲラン) へ。
話題の新作エクストレ、恐ろしくいい。全部いい。説明されながら順に6種のムエットをもらうが、もらう度に「…はぁっ…!!」と恍惚の世界へ飛ばされる。さすがのゲラン様である。ゲランの香水らしく、ベールが重なり合うように柔らかく透き通って、ふわっと揺れてきらめく…あの素晴らしく上質なラグジュアリーな世界。それを濃縮した蜜のようなシングルノートがこれだ。
以下、昇天して語彙がまるで無くなったりします。
ジャスミン グランディフローラム エクストレ 30、あ~幸せ~…! 召されそう。ジャスミンは柔らかく甘いタイプだけど、バターのように濃厚なコクも。かわいいといえばかわいいが恐れ多くてそんな事言えない。お美しい。クセが全然強烈ではなく優しい、天国かここは。
ベルガモット ファンタスティコ エクストレ 11、ただ爽やかなんじゃなくアンバーでまったりと甘く、しかしベタッとせずオポポナックスでサラッとインセンス風。なんでいちいちこんな絶妙なバランスが作れるのか。さすがゲラン様としか言いようがない。フレッシュでキリリとした果汁の飛沫。
ローズ センティフォリア エクストレ 1、最も高貴な香り。優しく甘い可憐なご令嬢。素晴らしい。言葉がない。美しすぎる。薔薇の化身ですか?纏ったらそれにふさわしい人間にならなければと身が引き締まるだろう。ハードルめっちゃ高いな…。
イリス パリダ エクストレ 6、これが一番お香水!っていうかんじ。真珠色の上品な洗練された香り。シルクのドレスみたい。豪華絢爛とかじゃないの、ただただ美しいの…。原価に対する収益がとんでもなく低いと評判のイリスバターをたっぷり使ってるんだとか。
ヴァニーユ プラニフォリア エクストレ 21、バニラの澄んだ甘い香り。スッとした口溶けのミルクアイスのようななめらかさで、透明感のある軽やかなバニラにフローラルな風がそよそよ…。他の香りと比べてピュアな雰囲気でかわいらしく、若い方に似合いそう。若い方がこのエクストレを手に取る機会があるのか分からんが。
トンカ サラピア エクストレ 75、一番甘さが強い。ヴァニーユよりもこちらの方がグルマンな香りかと思う。カカオとスパイスも入っていてウッディな落ち着きもあり、カラメルのようなコクが濃厚。
秋冬向きだし、これが一番人気だったらしいよ。
全部よかったんだけど、「ぜひお試しされて!」と勧められジャスミンを付けさせてもらった。もう…もうっ…!!(震)なんて素晴らしいんだろ…!美しすぎません?その場で目を閉じて言葉を失いましたよ。
エクストレだけど濃く派手に香るのではなく、とても静かに落ち着いていて、付けたその部位より広がることなくそこにいらっしゃる。まるで神か仏か、小さな像を抱いてるような…畏怖の念を抱くような…そんなレベルで感動し癒やされる。時間が経ってより肌に馴染むと、少しだけくつろがれてポーズを変える。シングルノートだからちょっとニュアンスが変わる程度なんだけど、ひたすらに、いつまでも、どうしたってお美しい。
こんな素晴らしいもの買ったら今後の人生どれだけ苦しくても生きていけそう。死ぬ時もそばに御座していてほしい。安らかになれる。高い(涙)。
まあそう感じさせるぐらいの有り難い御神体となればそりゃ高価で当然よね。こちら11月1日より全国発売。賦香率30%のエクストレ、50mlで85,800円。あれ?ブーディカの話のあとだとそうでもない気がするな?アハハ。
マジでゲラン貯金しよ…。
●地下2階 ビューティーアポセカリー
サロパ会場とはされていないが、地下2階でも香水コーナーには普通にサロパのポスターなんかがどーんと展示、さも「ここもサロパの一部ですよ」と言わんばかりに。なら仲間に入れてくれてもいいのに。
そんな中ポップアップをしていたのがSCENT OF YORK. (セント オブ ヨーク)。
モカの漏斗を取った瞬間に「これ買う」と決意。タバコとコーヒーの香りで、甘さはほとんどなくとても苦くて重い。ドンピシャに好き…。
ムエットに出してもらうと、最初はコーヒーの酸味がツンと響き、苦味がじわじわと染み出し重く広がっていき、酸味が静まりながらも全体像変わらずに落ち着いていく。
代表でパフューマーの山藤さん御本人にたっぷり案内していただいた。どういう経緯で立ち上げたブランドか、どうやって生まれた香りか、原料やパッケージのこだわりはなにか、店舗はないが委託が…などなど話題は尽きない。人が楽しそうにあれがこれでこうでね、それでね、とニコニコ話してるとこっちも嬉しくなってうんうんと頷いてずっと聞いてしまう。楽しい。
肌乗せもさせてもらい、「ぜひ経過を楽しんで」と考える猶予を一応いただく。「絶対あとで戻ってきます」と返事。
●メンズ館会場
メンズ館会場は本館より先立って11日から既に始まっており、途中ラインナップを変えて24日まで続いた。こちらはよりユニセックスなニッチ香水が集まっているぞ。
ではNOSE SHOPへ。おわー本当にノーズショップがそのまま伊勢丹に。いっぱい並んでるのってやっぱ楽しい~。
新しくラインナップに加わったPIERRE GUILLAUME (ピエール ギョーム) 、めちゃくちゃ人気だった。寄る人寄る人みんな「どれも良い!ディスカバリーはまだありますか!?」と聞く。その隙間を縫ってちょこちょこ漏斗嗅ぐので精一杯な私(モタモタしてるから…)。
ムッシューとアンチ ブルースはかなり好みだった! ムッシューはいかにも私が好きそうな重低音レザーとウッディのイケおじの香り、アンチ ブルースはダークチョコレート、カカオ、レザーにタバコ。ノート見ただけで飛びつきたくなるね。
この2つは今後改めてチェックしたいから、頼む近くのショップに来てくれ~。
同じく新しく加わったBARUTI (バルチ) のチャイ、ほんとにチャイ!カルダモン、シナモン、クローブ、ジンジャーなどなどたっぷりスパイスの香り。茶葉の香りも強い!甘さはだんだん消えちゃう?でもミルクの香りもちゃんとある…それにちょっと温かいよね。肌乗せしたらまたちょっと違うのかも。
AMOUAGE (アムアージュ) はライブラリー コレクションのシルバー ウードとロイヤル タバコがよかった…めっちゃ濃くてずっしりしてたが、私はこういうの好きなんだ(笑)。
もともとここの香りはみんなしっかり強めなのだが、こちらのライブラリー コレクションは賦香率50~60%だとかなんとか…。いやーさすがオマーン国王の命によって作られてる香水だな~賦香率も質も価格もお高いわ~手が出せん…。
ZOOLOGIST (ズーロジスト) は新作のハーベスト マウスちゃんが暖かで乾いた草のなかでふわもこしてる感じがかわいらしくてよかった。ほかぁ…として甘いの。小さい生き物がちまっと顔出してるような。
意外だったのがNASOMATTO (ナーゾマット) のとってもアレなテーマのサドナゾが、全然変な香りじゃなくてむしろ良かったことです…。ラバーとかレザーとか蝋とか焦げとか鉄の匂いなんていなかった…とてもエロティックなのはよーくわかる…ええ…?
あま~いバニラとムスクがむんむんに広がり、底になんか沈んでるけど不快感がなく…ええ…?
ボトルキャップがみんなアレなんだと思ってたら限定品だったのね。「性的なものじゃありませんファルスですお守りです」って言い張れば通るんじゃない?だめか。
●休憩のち、購入
購入が決まってるのはSCENT OF YORK.のモカだが、本館会場では特に決まってない…そうなると、どうしよう。なんか…あるでしょ…(ソワソワ)。
はい、これが「せっかくお祭りに来たんだからなにか買わずにはいられない」現象です。みなさん覚えがありますね。
LA NUIT PARFUM再訪。新作よりも、前作のスクリャービン3作がすごく気になる。去年も思ってたのが再燃。
めちゃくちゃ愛想のない男性スタッフに聞いたら「3作のセットは店頭に出してないだけで持ってきてある」というので購入。わーい。
この方、愛想はないが面白い人なんだろうな…っていうのがすごい伝わってくる。絶対この人変な人(良い意味で)。
çanoma (サノマ) が空いていたので行ってみたら、あれ!? このふっくらニコニコした外国人男性、調香師の人じゃね!? デュリエさんじゃね!? 無言でニコニコ立ってるけど。あっ渡辺さんに呼ばれて他客と喋り始めた…よかった放っとかれなくて…(自分が話しかける勇気はない)。ちなみに渡辺さんはヒゲモジャになっていた。
それをチラチラ見つつ、新作2つのムエットをもらう。7-18 浮舟と8-17 松風どっちもいい!どちらも柔らかく優しく、日本人に馴染みのある香りがしてくる。この和すぎない日本の自然感覚はこのブランドならでは、さすが。
(しかし帰った頃にはムエットから香りが飛んでしまっていた…ろくな感想出てこず。すいません)
そして去年からずっと悩んでた1-24 鈴虫と2-23 胡蝶を試し、最終的に鈴虫を購入。胡蝶はローズ強めに感じるな〜と思ったら鈴虫にも若干入ってるって言われてドキッ…でもそんなに強くないから平気だと思う。
それから地下2階、セント オブ ヨークに戻ると山藤さんは休憩に入られていた…ので他のスタッフに頼み即モカを買う。「午前中にも来たんです!すごくよかったから戻ってきました!」と拳を握りしめながら伝えておいた。
スモアもおいしかったな~。名前どおりの甘い甘い香りで。モカと重ねても良さそうで…。ま、また今度…。
そうそう、本館1階の化粧品エリアと逆側に行くとギフト向けの小物が並んでるコーナーがあって、そこにVERSATILE PARIS (ヴェルサティル パリ) が置いてあるの!本館会場では混雑してる上に試香漏斗とかないから試せなかったんだけど、ここじゃ誰もいないから自由にムエットにグリグリしてきた(笑)。
クロワッサンカフェ、香ばしくて温かでおいしいねぇ…!これ若い女の子に似合いそうだ。1万円しないしロールオンタイプなのも使いやすくて良いよね。10代の女の子にプレゼントしたい。そんな知り合いいない。
…結局「せっかくサロパに来たので」という気持ちで買ってしまったな…。まあヤケクソじゃないし!1年悩んでたやつだし!モカなんかすごく良かったし!
心身の調子も悪くなく、良い香りを嗅ぎすぎて頭がハイになる事もなかったと思う。マスクして行ったのが功を奏したようだ(各ブランドを離れるごとにマスクすることで鼻がリセットされ、余計な香りを嗅がずに済んだ)。極めて冷静に努めたほうかと。「いま買わなくても今後も買えるから焦る必要はない」と前日から心に刻んでいたのも大きい。
ただ、会場で新作を買ったわけじゃないってのが、ちょっと消化不良な気もするかなー(は?)。
やっぱりもう一回行くか😄
●17日 追いサロパ
ということで最終日です。
先日気になったやつと見て回れなかったやつを見に行くぞ!お金はもう使わないぞ!
と思っていたが、なんと同時期に地下1階では「いなり寿司フェス」なる素晴らしいイベントが開催されていたと知る。こっこれは…!代わりにここにお金を使えってことですね分かりました!😇😈
などとソワソワしていたら開店時間より前に到着してしまった。おかげでLIBERTA PERFUMEもまだ2、3人しかいない! エスプレッソ出来るぞやったー!
好みのベースとトッピングの香料を選び、スタッフの助けを借りながら組み合わせを決めていく。他に客がいないのを良い事にクンクンクンクン嗅ぎまくる。
トッピングは癖の強いジャスミンAbs.とシベットにした。ベースはムスクパウダリー(石鹸系)と悩んだけど、ムエットで試した結果ホワイトベルベット(ホワイトフローラルとムスク系)に。
レシピが決まったら先にお会計。その後選んだ香料が準備されるので、スポイトを使って自分で調合だ。トッピングを1mlずつ加えたのち、ベースをボトルいっぱいまで加え、キャップを締めて天地を返して戻して、ゆっくり振って混ぜ合わせていく。濃度の違う香料がゆらゆらと混じっていき、それが見えなくなったら完成!先のムエットに試し吹きをしてアトマイザーの確認が出来たら、そのままお持ち帰りとなる。
ワークショップ的に自分で体験できるっていうのがいいよね。楽しかったなぁ。
なお、このめちゃくちゃ楽しく大盛況だった企画、残念ながら今後開催予定はないとのこと。まあ…手間も費用も相当かかっただろう、大人の事情もあるだろう…。それをこんな安価に体験させていただき本当にありがとうございました。より一層フルオーダー願望が高まってしまいました。
ただし、ここで使われた香料は普段のフルオーダーにないものもあるため、同じことがしたくても難しいらしいぞ。
そして待望のブラックコーヒーも注文。酸味強めで苦みがあまりなくゴクゴク飲める。いつもコーヒーには砂糖牛乳ドバドバ入れる派なのに、これおいしい!焙煎前の豆に香り付けしてるとかいう話だ。
飲んでる間、まだ人が少ないためスタッフさんとおしゃべり。
「どんなの作りましたか?」
「こうです。シベットって…あんまり使う人いないんですか?」
「うーん…上級者の方は、こういうの使うとメインの香りを引き立てるって知ってるから使われますね。多くの方は好みの香料を合わせてる事が多かったです」
トッピング2種となれば、そりゃ好きな香料詰めたいよなぁ。そういえばGIVENCHYでもベテランっぽいお姉さんから「香水お好きで毎回来てくれてるかんじでしょ?」って言われたな…私そんなに玄人に見えるのか?
LA NUIT PARFUMとFRANCESCA BIANCHIで「数日前にも来ていただきましたよね!」と言われる。お、覚えられてる…!相当な人数来ただろうに。人の顔と名前を覚えるのがめっちゃ苦手な私からすると驚異のホスピタリティだ。ケバいから印象強かったのかな。
ラニュイで今度はオンディーヌが気になりムエットをもらう。割りとよくあるウォータリーなフローラルかと思ったが、いや柔らかくまろやかかつ…スッとした雰囲気もあって…かわいいイメージの妖精、ではなく怪異感がある。怪しさがいい。
は~最初苦手だろうと思ってスルーしてたけどいい。夜のガスパールたち3種も買ってしまうかもしれない。ラニュイは知れば知るほどいいな。
ルシヤージュのエリアへ。ぐあーLES SŒURS DE NOÉ (レ スール ド ノエ) めっちゃいいな!?
先日はビアンキのインパクトが強かったせいかあんまりピンと来てなかったけど…今日はすごくピタッと来る!
コール ミー アイリスはオードリー・ヘップバーンをイメージ。なんて素敵な香りなんだろう。トップの柑橘から軽やかなインセンス、そしてバニラ。柑橘がすっきりしていて甘さは少なめなので、凛とした透明感が芯となり、もったりしない。繊細な柔らかさはとっても女性的で可憐、優しく眩しく美しい…。
これ本当素敵だったな。清潔感が良くて、他のお客さんからも「これ…!」とよく指名されていた。
ウード ローズ、ローズがむんむんだがイチゴのような甘口ワインのような甘酸っぱさ。ウードはそれを引き立てるぐらいかな。どちらも強すぎず、悪い印象でよくある「おばさんが付けてそう」な雰囲気にならず、むしろ可愛らしい。レザーも入ってるが全体的に軽やかな舞うような印象。
キュイール ノワールは軽やかな素敵レザー。プラムとか夜ジャスミンとか素敵すぎる組み合わせ。レザーはしっかり硬く重い香りなんだけど、その周りを囲う香りたちがみんな軽やかなんだ。苦すぎず臭すぎず派手すぎず、素敵なバランスでマッチ。
ここ、レザーとかよく使ってる割にほんとバランスいいよねぇ、とても軽やかに仕上がってる。格好良くなり過ぎない。
ノマド ソウルは、上記ムエットを頼んだのち、スタッフが「これも好きかも」と推してくれた香り。結果的にこれが一番気に入った。
なんとも言えぬ、他に似た香りがあるとも言えぬ、形容し難いがとても気になり好きになってしまう香り。不思議。
マテ茶が入ってるけどそれ以上にグラース産ローズがあり、上質なカシミアウッドがベースを支え…なんという美しい風なのか。ローズってほどローズではなく、お茶の酸味のようであり、アンブロクサンの甘さとともにふわんふわんと漂う。トップではカルダモンとベルベットがしゅっとしているがそこまではっきりしてるわけでもない。あまり変化もない。まあちょっとだけローズ特有の湿度が広がる感じはあるかな。でも繊細で可憐、透明感があり、お茶の穏やかさが共に残る。良い…。
キュイール ノワールとノマド ソウルの2つを肌乗せ。どっちもいい~。香りがバァーンとならず、香料1つがでしゃばる事もなく、そっと馴染んで寄り添うさまが美しい。
めちゃくちゃ揺らいだけど、結局「急がなくてもいい」という当初の決意に従い保留。
関係ないんだけど、案内してくれたお姉さんが美人でメイクもピアスも服もかわいくて素敵だった。思わずブースを離れる前に「メイクかわいいですね!」って言っちゃう。実は日常でも街中を歩く人を見て「それかわいいね素敵だね」ってよく思ってる。言わないけど…店員さんだったら会計の時ありがとうのついでに言っちゃう。
お姉さんは普段香水ではなく原料の方を仕事で扱ってるそうで、香水のノートを見ると品質や組み合わせなどが気になり、そっちの視点で分析しちゃうらしい。「食品の原料表示のように分量多い順に並んでるはずだから…」と。うんうん(好きなもののことを楽しそうに話す人を見るのが好き)。
いい話だしいいお姉さんだった…お金があれば…お金さえあればこのお姉さんから買いたかったな…。また来年も会いたい。
初めて出会ったCIRO (シロ)。NY発の古いブランドがドイツでリバイバルしたとかなんとか。そういう事していいんだ…!? 昔のボトルも展示されてたんだけど、これがかわいい。公式サイトに載ってるやつ。
現在のスタイリッシュボトルも好みなタイプ。こういうシンプルで分かりやすいの好き。これで小さいサイズもあればなぁ…。とりあえずムエットをもらう。
コロンビーナはお転婆娘のようにコロコロ姿が変わる。なんとなくドキンちゃんが浮かぶ…。可憐さと妖艶さ、自立した姿に冷酷な一面…。柑橘の酸味やパウダリーさ、クリーミーでジューシーな甘い花の香り、奥からは苦くキリッとしたスエードまで…面白いし素敵。タバコバーボンなんてのもある。
ミドルまでは若い女の子向けかな…と思ったけど、ラストの苦味への切り替えにびっくり。これはいい…ドキドキしちゃう。
マスケはムスキーな仮面舞踏会。イランイラン、アイリス、ダマスクローズ、ジャスミン、ヘリオトロープとひたすら華やかで美しい花々の競演。しかし派手すぎずギラギラせず、みんなマスク被ったように抑えられてる。アニマリックさはミドルまで結構抑えられてるんだよね、それよりも美しきフローラル、ムスクはさっぱりと…。
舞踏会が終わりに近づくと、ジャスミンやハニーのアニマリックさとシダーが混じって本音が現れてくる。ここ少しアクがあるかな。しかしパウダリーなトンカがベールのように残ってる。
全体が美しい。これ素敵だよねぇ。
やっと試せたP.Seven。ほんとにお茶だ!みんなおいしいお茶の香りだ!
金宣茶香水は既存の台湾版と、原料のヒノキを日本原産に変えた日本限定版の2種類があるが、なるほど違う!いい!台湾版はドライウッディでキリッとしているが日本限定版はキンモクセイのように甘くやさしい。
先程レ スール ド ノエで付けたノマドと並べて乗せてみたが、ノマドもマテ茶が入ってるから少し似た雰囲気がある。より日本限定版がふんわり感じられるな。
ちなみに日本限定版は1mlサイズがオンラインでのみ販売されているとのこと。
先日はアレーグラしか見なかったBVLGARIだが、レ ジェンメというシリーズのうち日本未上陸だったウード香水3種も展示されていた。こちら、発売されることは完全に非公開だったため驚きとともに迎えられ、特にバニラの香りのオロムは話題になり完売してしまった。
この香水が発表されたのは数年前なのだが、ウード香水というものが長らく日本では受け入れられなかったため「売れん」と判断し入荷してこなかったらしい。
それが昨今、香水人気の高まりに押されてウードもどんどん増えてきた。調香にウードを加えるブランドも増えてるとか。それでブルガリも「こりゃもしかして」と急遽3種類、それぞれ10本のみ確保したということである。あくまでサロパのためだけであり、今後も日本国内での発売予定はない。
スーパーベテランお姉様(強い)に物凄い勢いで推されながらムエットを頂く。
話題になったオロム。このウードは上質なインセンスの染み込んだ木、というかんじ。そこに甘くモフモフしたバニラ。
どうも私はバニラの香りってあんまりはっきり感じられないみたいで、ん?バニラかな?風味だけかな?って思ってしまう。そんな事ないみたいなんだけどね。
オネクはスパイスが効いたメンズらしい香り。割りとこれはよくある香りな気がする。キリリとしたスパイシーな冴え渡る香りにウードの渋みが箔をつける。
このシリーズ、キャップがブルガリらしく宝石を模したかっこいい柄デザインで素敵。オネクは名前どおり、オニキスを模してる。
ファルカー (ファルカル)はスウェーデンやノルウェーの言葉でファルコン、つまり隼の事。
レザー!ウード!超かっこいい。最強じゃん。ワイルドセクシースーパーイケメンってかんじ(笑)。こんな男現れたら誰でも惚れてまうやろ。
FUEGUIAのマロンをもっとバァーンとさせて渋みも加えた感じ。マロンって若いからね。こっちはもっと年上だし雰囲気もゴージャスだね、ブルガリだからね。安易に手を出してはいけないしそもそも出せないような男の香り。
とは言え、ウードというものを知らない・興味がない人からしたらただただ強烈にクサい香りです。ウードって奥に様々な甘さや旨味みたいなものが複雑に混じり合ってるんだけど、そこまでたどり着く前に「くさっ!!」てそっぽ向かれるだろうな…。だから日常では付ける量もタイミングも難しそうだ。でも分かる人は腰砕け間違いなし。
このファルカーのあまりの素敵さに「かっこいいすねー!!」と盛り上がり、推されるままに肌乗せ。うおお…うおおお(語彙が失せる)。ただでさえ持続も拡散も強いウードなのに、そんなたっぷり付けなくていいよってぐらいプッシュされた(笑)。
「ファルカーはこれが最後の一本ですよ」
うぐぐ…めちゃくちゃかっこいいんだけど…たまらないかっこよさなんだけど…!好きだけど…! それにさすがに100ml6万弱は…。
「良いですよ、ぜひ時間を置いて楽しんできてください。絶対戻ってきますよ。もうこの機会逃したら、二度とないんですからね」ニヤリ
ぐぬぬぬ…!(がんばって耐えた。えらい)
初体験のCREED (クリード)。ベチバー、なに!? 私の知ってるベチバーじゃない!すごく素敵…え…出会ってしまった…買うリストが増えてしまった。
香料としてのベチバーってもっと土埃っぽい香りがするものだけど、これはシトラスウッディでとてもすっきりしてる。キリッとして…GIVENCHYのMMWを柑橘でさらにすっきりさせたような。言ってしまえば、リフレッシュタイプの入浴剤みたいかもしれん。でもこれを浴びるように付けたい~!
いやすごく良かったなぁ…。案内してくれたベテランお姉さんも好きで自宅でよく使うと本音を漏らしてくれた。
「今日仕事あんまり頑張りたくないなぁ…って時に…って頑張らなきゃダメですよね!(笑)」
大丈夫!めちゃくちゃ分かりやすいし共感しかない!
●メンズ館も再訪
お茶して一旦休憩。それからメンズ館のNOSE SHOPへ。
AMOUAGEやっぱり楽しい!かなり臭い(笑)。臭い方たちのムエットをいくつか頂く。
オーパス14: ロイヤル タバコ、正直スパイシーなカレー系だと思った。あれ?
爽やかさと香ばしさと苦みの煙幕、甘い油脂…でもやたらツーンとする。なんだなんだ?これってベチバーなのかな。ベチバーのべしべしばんばん(?)した感じが…。でも漏斗だとそんなカレーじゃなかったんだけどな。肌に乗せたらまた違うんだと思う。
オーパス13: シルバー ウードはアムアージュのウード系では一番軽やかで柔らかめ。これ好き。ちょっと甘くて、モフモフのかわいいネコちゃんに顔を押し付けて吸ってる気分になる…。ネコ飼った事ないから想像上のネコだけど。というかネコ科のデカいやつ。
奥にスモーキーなレザーっぽい香りがいるがカーテンみたいなかんじだ。日が透けて風にそよそよして柔らかい。いい。
最も強烈なアニマリックウード、オーパス15: キング ブルー。これ、フエギアのウードシリーズ嗅ぎました大丈夫ですって人なら余裕です。
トップは爽やか柑橘で始まり、バナナ系のフルーティでアニマリックな甘さ、そして燻した木のからっとしたインセンス。普通にいいじゃん!ラストなんかとても甘い。
繰り返すがフエギアのウード買う人なら余裕でいい香りだよ。そうじゃない人はウェッ!!!てなるよ(笑)。
そして脅威の賦香率100%オイルのアタール コレクションから、スパイシーなウード ウリア。うーんムエット持ってるだけで手が臭くなるね(クンクン)。
スパイシーで、蜂蜜のように甘く、煙たい。これも最初カレーって感じだったが時間経つとそうでもないな?なんか意外と軽やかだ。
遠くからだと実に爽やかなスパイスとアンバーのような濃厚な甘みで、あれ全然臭くないじゃんって思う。これなんの匂い?と興味を持って近づくと、むお~んと凄まじい中東インセンス感。ピリッとした辛さも強いので、蒸し暑さを跳ね除けるようなイメージ。真夏に出会いたい。
結構いいと思う…自分でも意外だけどなぜかいけるんだよなぁ…フエギアで鍛えられたかなぁ。まあとてもじゃないけど買えませんけどね!
残念ながら今回はブルガリの仕業で左腕が既にウード臭く、右腕はレ スール ド ノエとP.Sevenが柔らかく香っていて隙間がなく、肌乗せは出来ず。店舗に並んだらシルバー ウード付けてみたいな。
しかし…改めて冷静に思ったが初心者が急にウード全開香水買うの猛者すぎる…。玄人に見られても仕方ないのか。玄人じゃなくて具合がおかしい人なんだ…。
それとL'ORCHESTRE PARFUM (オーケストラ パルファム) の新作リキュールBPMのムエットももらう。なかなか甘いな〜と言うと「このブランドとしてはこれは普通の甘さ」だそう。
甘いリキュールにタバコの香りが混じって、完全に楽しい酔っ払いのイメージ。ウッディやレザーも強くて、ふわふわしたハイトーンな甘さとずっしりしたヘヴィな苦さでメリハリがついてる。その間をもやもや~と彷徨う酔いの幻覚…。
この手の甘い酒の香り&タバコの香りが好きな方にはドンピシャじゃなかろうか。
ちなみに、今回初上陸となったピエール ギョームとバルチは今後ノーズショップのどの店舗で展開するのか、今回お披露目された物すべて扱うのかどうかも全く未定とのことです。後報を待たれい。
なおサドナゾやズーロジストの新作は各ブランド取り扱い店舗でも販売中。他のやつも順次出るはず。
えーとチェックしたいものは周ったし、エスプレッソもやったし…。
よし!おいなりさん買うか!😄
…が、おいなりさん買いに行ったら、だしいなり 海木(めちゃくちゃ美味いからみんな食べてまじで)は注文受けてからごはんを炊くとのことで時間ができてしまった。じゃあもう一回本館会場行くか(笑)。
入るなり、çanomaの渡辺さんがブースを離れてぶらぶらしていてすれ違う。その後他のブランド見ててふと顔を上げたら、渡辺さんが台湾茶見てる(笑)。普通にお客さんとして茶葉の香り試して案内受けてて笑った。心のなかで「お茶おいしいよ!買いなよ!」と強く念じる。どっちがいいかな~みたいなジェスチャーしてたし絶対買ってるな。
●そして閉幕
他にチェック出来なかったブランドもあるんだけど、いつ行ってもスタッフが手一杯で新作も試せなかった。まぁそれはまた今度の機会でいいや、ここ限定じゃないしな。気になるブランドは十分見て回れた。
スタッフのみなさま大変ご苦労さまでした、お疲れ様でした!
あ~たのしかった。やっぱりお祭りはいいね。
●…思ったこと
会場を巡っていて思ったこと。
みんな、試香用の漏斗置いて!!
香りの名前とノートも表示して!!
どことは言わないが、漏斗もない、商品の名前もノートの表示もないという状態で「なにか気になる香りあります?」と言われても「なにもわかりません」としか言えん。
せめてムエットを置いて、ざっくりでいいからノートとか香調を書いてもらえると想像しやすい。
前情報を入れずに体感してもらいたいとか、漏斗やムエットでは実際に付けたときと違うからって想いもあるかもしれないけど、ここはイベント会場で、お客さんみんなを1対1で案内しじっくり試してもらうっていう事は難しい。ましてや混雑する土日なんかそんな余裕はない、それは客側だって同じ。
最初からそこの何が目的!っていうんでなければ、空いていたとしても足も止めずに過ぎ去るだろう。せめて新作のムエット準備して待っててくれたなら、せっかくのイベントだし、じゃあ寄ってみようかなってなる。
スタッフも疲労困憊してるだろうし案内には限界がある。だからこそ客だけで勝手に試せるように漏斗があればいいのになと思った。
あとはめちゃくちゃ個人的な意見です。
香水大好きだけど使用量が少ない派ゆえに、100mlは到底使い切れない。そういう意味でもったいなくて買えない。
だから30mlぐらいのサイズがあると嬉しい。例え割高になっても。
もっと言うと、全ての香りのサンプル販売があったらいい。
香水初心者もフラッと立ち寄った人も気軽に買っていろいろ試せるから、裾野を広げる目的でもありだと思う。急いでる人のための簡易サロパ自販機とか(笑)。サンプルでサロパフルコンプする人出てくるだろうな(笑)。
現実的なところだと、全ブランドにディスカバリーセットがあるのが望ましい。3本だけとかじゃなくてさ、あれもこれもみんな入れといたよ!って有り難いやつ。
サロショ(サロン デュ ショコラ、毎年1月に伊勢丹新宿で開催されるチョコレートの祭典)みたいに人気ブランドの香りを集結させたサロパオリジナルセットとかあったら楽しいよね。
まあ、うん、無理だな(わかってる)。それにラグジュアリーな高級ブランドはそんな客最初から求めてないよな~ですよね~はいー。
●次回は
購入品の感想編です!