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同人誌を作らなければいけない、ということはないのだけども

11月23日の『コミティア134』に申し込んだ。

コロナ禍のため、募集サークル数を大幅に絞って開催されるイベントは抽選制で、当選するかどうかは神のみぞ知る。

仮にコミティアに受からなくても、11月21日に開催される『コミックアーティナル』に参加する。こちらはオンラインイベントであるので、間違いなく参加できる。

どちらにせよ、新刊を準備しなくてはならない。いや『しなくてはならない』ということはないのだけど、『アーティナル』の主催様へ「新刊出します!」と宣言してしまった以上、やはり新刊は用意しなくてはならない。

しかし、何を書けばいいのだろうか。今抱えているシリーズ『ファクト・エレクトロ』は25年前と現代のエピソードが交錯して少しずつ謎が解けてゆく話にしようかと思っていたのだが、どうにも現代の話がうまくまとまらない。登場人物は用意しているのだが、うまく動いてくれない。アウトラインを作って話の骨組を作る方法もあるが、そこに挿入するだけのエピソードも思い浮かばない状態だ。

いっそ今までWebに上げていた話をまとめて本の形にすればよいのではないか、とも思って、無謀にもアンケートを取ってみた。

圧倒的に書き下ろしのほうが求められている。確かに8月に出したツイート再録本の売上はかんばしくない(ご興味ある方BOOTHを見てください!)

というわけで、完全新作を用意しなければならない。そして現在編はたぶん用意できない。

なら25年前の話でお茶を濁そう……

というわけで、今朝からプロットともアウトラインともつかないものを書き始めた。

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このnoteでも何度か書いている、紅さんと眞言さんの出逢いの物語である。当初険悪な二人がどうやってラブラブになるのか、蛇神憑きの眞言さんはどのように呪いを乗り越えるのか、また紅さんに愛情を抱く鑑知さんはどのような動きを取るのか。

プロットともアウトラインともつかないものを書き始めてから理解したのは、どれだけふわふわした状態を放置していたのか、ということである。あちこちに疑問符が置かれ、曖昧なまま放置されているこのテキストを見れば、理解していただけるだろう。

今から11月下旬までにこの話を完結させられるかが非常に怪しい。しかしわたしはできるばばあなので、1日5000字書くことも可能である。5000字を1週間書き続ければ35000字になる。立派な本になるはずだ。

わたしは自分の能力を過信して失敗を重ねてきたことを忘れてしまっている。なんとかしてきた成功体験に頼っては、いざと言う時に失敗する。再びお茶を濁すはめになるのは避けなければならない。

とにかく、今から支度をして紅さんと眞言さんを幸せにしたい。わたしの頭の中から出てきた二人を幸せにできるのはわたししかいない。心を寄せ合う二人の姿を書きたい。

(なお死別)

いただいたサポートをガチャに費やすことはしません。自分の血肉にするよう約束いたします。