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自律訓練法によるイメージ作り

昨日の記事
イメージ世界での思考実験|鈴木良実
に関連して

イメージの作り方

について、シュルツの自律訓練法の手法を紹介します。私たちが触れる自律訓練法は、1~6公式の標準訓練が多いですが、その後に黙想訓練があります。自律訓練法 - Wikipedia

そこでは

  1. 色彩を心像視

  2. 事物を心像視

  3. 場面・情動体験

  4. 人物を心像視

  5. 自己観照

と言う訓練があります。

まず、色彩を心に描く場合には、目を閉じたときに、まぶたの奥に浮かぶ色を、明確にするなどで、自分に合った一つの色が、イメージ化できるようにすることから始めます。これが出来れば、赤や青など、特定の色をしてしてイメージ化できるようにします。

次の段階では、まずは具体的なモノをイメージします。木や家具などです。これが自由にで出来て、簡単に消えないようになると、次に進みます。
具体物の次は、抽象的な概念のイメージです。例えば「自由」「正義」などの概念のイメージを観ます。この出方は、人様々です。テレビドラマのような場面で観る人もいるし、それを実行する神仏を観たり、ただ「自由」という文字が見えたり、声が聞こえるなど、人それぞれです。

次の段階は、特定の場面で心理的・感情的な体験をします。例えば、海を前にして色々感じ思うことを経験します。但しここでは、具体的な人が視覚化されることは少ないです。

次は、人物をイメージ化します。個人差がありますが、自分に行為的でない人のイメージが出やすいようです。

最後は、心の中に「もう一人の自分」を描き、「私は何をしたい」「私の弱点は」などの問いに対する答えを得ます。

この訓練は、西洋文明的なイメージ訓練です。


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