オンライン授業のメリットデメリット

在宅命令が出てから私が通う学校含め、アメリカ中ほぼ全ての学校がオンライン授業に切り替わった。地域差はもちろんあるだろうが、私の場合、1週間で学校側が準備を整えあっという間にオンラインに切り替わるスピードはもちろん、公立の学校なのにPCがない人には無料で貸し出しも行うという太っ腹具合にも驚いた。私のような移民含めこのようなサービスが受けられることは大変にありがたく、改めて、教育格差に問題意識を持っている地域なのだなと感じた。始まって約1か月経ったのでメリットデメリットを整理してみる。

オンラインのメリット
・通学しなくて済む。
あまり治安が良くない地域に通っていたので、学校の行き帰りはそれなりに緊張して通っていた。交通費も浮く。
・発言するときにそこまで緊張しない。
自分の性格の問題だと思うが、教室の中で発言するよりもオンラインで発言する方が私にとってはよほどハードルが下がった。想像すると恥ずかしくなるが多分先生も生徒もは私の口数が多くなったと思っているはず。。
・授業の中の私語が減る。
スペイン語圏の生徒が多いクラスなので授業中にスペイン語の私語がよく聞こえてくるのがなくなった。先生もストレスがなくなってそう。

デメリット
・雑談ができない。
休憩中や帰り道の何気ない雑談から連絡先を交換したり、友達を紹介しあったりと人の輪が広がっていった。上で挙げた3つ分に匹敵する大きさだと思う。新しい場所に来て人の輪が広がらないというのが、非常にもったいなく思ってしまう。
・発言の緊張感がなくなる。
これはメリットと対になっている点だが、クラスで発言や何か発表するときはいつも緊張していた。今オンラインで気軽に発言できるようになっていても対面に戻ったときに同じ気持ちになれるかはわからない。

こう見るとメリットの方が多く見えるが、授業中の何気ない雑談でこの半年で友達が増えていったので、それがしばらくなくなってしまうと思うと、元に戻ってほしいという気持ちが強い。私は留学のビザではないので、留学生の言葉を代弁するわけにはいかないが、わざわざ海外に来て人間関係が広がっていかない、というのは新しい環境に期待を持ってやってきた留学生にはつらい状況なのだろうなと思った。

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