マスクを手作りして思うこと

私がいる州では本日5月1日から外出時のマスク着用義務付けが始まった。もう手持ちのマスクは少なくなっていて、できれば日本に帰るときのためにに数枚使い捨ては残しておきたい。一応ネットで売っているは売っているもののサイズが合わなさそうな上高い。。これまでは作るのが面倒なのでハンカチを折って髪ゴムを通してマスクっぽくしたり、ハンカチを三角に折って顔に巻き付けりして凌いできたが、ずれてきて顔を触ることになるのが避けられなかった。ということでついにマスクの手作りをすることにした。まさかアメリカに来てマスクを手作りする日が来るとは思わなかった。

日本のニュースを見ても手作りマスクをしている人は多そうだし、SNSでも作った投稿をよく見る。一応着物を着るときの簡単な縫物はよくしてきた経験値はあるので、手縫いでもなんとかなるだろうと思って手縫いでできる立体マスクを作ることにした。

布はいらない枕カバーを、裏地には綿の布巾を使う。型紙に沿って切ってみる。簡単と題名に謳われているだけあって確かに作り方は単純で簡単にできそうだ。それが、やってみると想像の10倍くらい大変だった。

手が乾燥しているから針も糸もすぐ滑る。その割に、布の切った部分からははみ出た糸が手指のがさがさに触れる毎に引っかかってぽろぽろ落ちてくる。2枚重ねの布はすぐずれる。まち針で止めてみると縫っていくうちにすぐ指に刺さる。ミシンを持っている人が作っているのかもしれないけれど、それでも世の中のマスクを作っている人ってこんな思いをして作ってるのかと思うと、SNSで作ったよ投稿の舞台裏に思いが行く。友達が、彼氏のお母さんがマスク作ってくれた、と言っていたのを思い出して、彼女にはマスク作るの本当に大変だからね、と報告しておいた。

日本ではマスク二枚が各家庭に届き始めているらしい。ダサいな、と私も思っていた一人だけど、状況によっては、例えばマスクが買えなくて、家族分のマスクを作らないといけない人からしたらすごく助かるんじゃないかな、と思ってしまった。困ってる人に届けるには全員に送らないといけないんだよね。色々気づかされるコロナである。

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