守り過ぎも問題です。
令和元年も間もなく終了ですね。函館は見事に吹雪いています。
年の暮れに~、って話題では全然ないですが、いつものように、過去に思ったことを掲載します。
娘(7)が小学校で田植え体験をすることになりました。
で、学校のプリントを読んでいると、“靴下をはいてやります”との言葉が!? 泥の中の石等で足を傷つけないために、靴下をはくんだそうです。しかも全員が!?
米農家さんは、田植え時、専用の長靴や足袋をはきます。長丁場の田植え時期、けがをしないためだと思います。
大学時代、米の研究室で学んだ店主。長靴があるくせに裸足のまま入っていました。なぜって、裸足で泥に入ると、動きやすいし何より気持ちがいいのです。裸足にまとう泥のひんやりとした感触に、野生の血が騒ぐといいますか、解放されるといいますか。
ケガを気にされるご家庭では靴下をはかせるのもありだと思います。ただ“裸足で泥に入る”という選択肢も残してほしいのです。安全第一で貴重な機会を奪ってしまうのもどうなのかなと。少々のケガも一つの経験だと思います。
保育園時代は裸足で田植えを楽しんだ娘が、小学校では周りが靴下はくからとなんとなく靴下になるのも父親として微妙な状況です。選ぶ余地がほしいのです。
実は似たようなことが保育園でも。運動会前に保護者会の役員と先生方で会議。
毎年使用するグランドの周りに小学生でも簡単にまたげる柵があるのですが、昨年、年長児の子がまたぎ損ねて転倒し、腕を骨折をしてしまったのです。
で、“今年は柵越えを禁止にする”という話が。「何年もやってきて、たまたま1人がケガしたからって禁止はないでしょう!」、と猛反対の私。
昨年の事故を伝え、注意を喚起するにしても禁止しなくてもと。いろいろやり取りした結果、万が一、けがをする子が出た場合は、保護者を代表して、私が先生と一緒に謝りに行くので注意喚起にしてくれと強く主張し、“注意喚起”のみとなりました。
どちらも子どものためによかれと思って、結果“過保護”になっていると思うのです(親御さんのクレーム対策という側面もありますが…)。
あまり守りすぎると子どもは弱くなります。もう少しケガにおおらかに、子どもにはいろんな体験をさせたいと思います。
〔15/6/15記す〕
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