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面接で面接官はどこを見ているのか③「自己分析の重要性」

今回第3弾です。
ようやく「自己分析の重要性」なんですが、私が応募者にやって欲しいのは正確には「自己分析」ではなく「過去の行動分析」なんです。


ではその違いは何?となりますので説明していきます。

まず自己分析ですが、あるサイトでは自己分析の定義を

「過去の経験から、今の自分を形成している価値観、強み・弱み、思考を理解すること。またそこから将来のなりたい像を明確にすること。」

と定めると書いてありました。


その通りです・・・定義としてはその通りですが、でもこんなにきちんと出来るかな?

ここまで出来れば完璧ですが、正直抽象的な表現ですし、「過去の経験から~明確にすること」まで出来たとしても、それを面接で表現するのはかなり難易度が高いと思います。


また別のサイトでは

「自己分析とは、一言でいえば自分を知ること。
ES(エントリーシート)や面接にも密接に関わってくる、いわば就活の基本です。
これができていないことには、就活はうまくいきません。
実際、みなさんの先輩も就活準備として最も力を入れていたのが自己分析です。

先輩たちが最も力を入れた就活準備とは?
『自己分析』と回答した先輩76.5%

2018年度 ○○就活 学生モニター調査結果」

会社名はふんわり伏せましたが、私はサイトの批判をするつもりは一切ありません。
書いてあることはその通りだと思います。


でもこのサイトの場合、自己分析が一言で「自分を知ること」←ざっくりですね(うーん、自分のことは知ってるつもりだけど、わからない部分もあるよなぁ)。


さらに、上記の先輩達は「最も就活準備で自己分析に力を入れた人」が76.5%もいるんですね(だいたいどこのサイトでも70%以上がそう答えているようです)。


私が新卒の面接で「自己分析ができてるなぁ」と思う学生は・・・50%もいません。

この原因を考えてみると、

①前回書いた「面接官の聞きたいこと」と「応募者の伝えたいこと」が違う
②面接官(私)の質問内容がイマイチ
③応募者の「自己分析を面接で表現する内容」が下手

こんな感じでしょうか。

まあ①②は仕方ないとしましょうか(応募者側の努力では改善し難いという意味で、仕方ないとして下さい)。

③は、応募者の側からすると、
自己分析がとても大事と聞いた

 →やり方は色んなサイトに難しい表現で書いてある

  →でもやらなきゃいけなそうだから、頑張って分析してみた

   →ようやく出来た

    →さて、面接でどう伝える?

という最後の「どう伝える?」が一番重要なのに、そこはHOW toみたいな感じでまとめられているサイトが多いので、自分を伝えきれない人が増えてきてしまうんだと思います。

だから面接落ちまくってる人が周りから「自己分析がしっかりできてないんだよ」と言われるケースもあると思うんですが、「自己分析が出来ていない」よりも「自己表現が上手く出来ていない」せいかもかもしれないので、この原因をしっかり見極めるのは重要だと思います。

そもそも「自己表現が下手」というのは

・緊張しやすい
・上がり症
・人見知り
・内向的

このような要素が含まれている場合が多いかもしれませんので、それこそ「自己分析」の結果、コミュニケーションを阻害する要因に気付いた人は対応方法を検討すると良いと思います。

という感じで書いていたらまた長くなってしまったので、すいません今回はこの辺りで一旦区切らせていただきます。

次回は、私の思う「行動分析」について書きますのでよろしくお願いします。

サポートなんてとんでもない!!私の記事で少しでも笑ってもらえたら、それが充分サポートです!!