東京都庁の「目安箱」。
「目安箱」というと、歴史の教科書にも登場する、下々が偉い人にご意見をできる箱です。偉い人が「お前ら下々意見を聞いてやるから、意見があるなら申し述べよ」的な上から目線を感じるのですが、こういう名前の箱は会社とかにもあるものなのでしょうか。だとすると、上から目線な時点で、何か組織の風通しがなあという感じがいたします。
一般的に目安箱といえば江戸時代の1721年(享保6年)に徳川吉宗が設置したものを指すことが多い[1]。「目安」とは訴状のことである[1]。目安箱の制度自体は過去にも見られる。例えば相模国の北条氏康も目安箱を設置しており、氏康が僧の融山に宛てた書状には諸人の訴えを聞くための「目安箱」の設置の記述がみられる[2]。
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さて、そんな「目安箱」。東京都庁にも、職員の方向けにあるそうです。
しかし、その中身のくだらなさときたら脱力モノだった。市場の幹部職員が禁煙のフロアで隠れてたばこを吸っているだとか、他局から異動してきた上司が部下を怒鳴りつけて困っているだとか、これって知事に密告する話なのか。小池知事がブチ上げた築地市場移転計画の延期で七転八倒していた当時の私は、あきれ返るしかなかった。
それ以外にも、上司や同僚の悪口や、誰と誰とが付き合っているなど、どうでもいい情報ばかりだった。どうせなら、小池知事自身の不正行為を密告する透明な箱を外部機関に設けていただきたいものである。
いや、これは小池さんの悪政なのではないような。たばことかパワハラはこういうことはどこに言えば対応してもらえるのかという仕組みがないから目安箱にご意見が入ったのではと思うのです。
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パワハラ、そういえば自分の身の回りにもありました。
「あそこはパワハラがある」「前任者もパワハラを食らった」という話はいろいろな人がしてくれたのに、そして、見事に自分も食らったようなものなのがあったようななかったような。
世渡りというのは実に難しいものです。
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例の国際的スポーツイベントの件、もし、一般の都民、一般の国民向けに目安箱があったら、どうなっていたのでありましょうか。今ごろ少しは何かが変わっていたのでありましょうか。いや、きっとほ意見が多すぎて、箱も中身が闇に葬り去られて、やっぱり何も変わらなかったのかなと思います。
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もう少し世の中が風通しよくて、もう少しだいたいみんなが納得できる世の中になって、もう少し気持ちよく過ごせるようにならないかなと思いました。
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