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立川未満だけど、三番目くらいにいい。そんな街のご近所の手堅い賃貸戸建てが更地になってコインパーキングになった件。

多摩・山梨民の新宿、立川市のおこぼれを頂戴するエリアに住みの自分です、こんばんわ。

ブランドメッセージ「立川くらいが、一番いい」は、「立川市の魅力を一言で表す合言葉」として、市民や企業・団体等と同市職員有志によるワークショップで制作された4つの候補案から、広く投票を募り決定した。

普段の買い物とか、お役所関係の手続きとか、その他所用で結構、立川、行ってます。電車でも車でも自転車でも。わが街は普段の買い物でも結構ポンコツなので。

さて、そんなわが街のご近所、坪単価70万円くらいの土地で、月10万円くらいで賃貸に出ていた戸建てがなくなって更地になりました。角地で目立っていて「たぶん、家の建て替えの間で住みたい・このエリア内で」みたいなファミリーがあまり途切れることなく入居されていました。ほほう、こういうビジネスもあるもんだと目を勝手につけていました。

更地になったあとはコインパーキングになりました。台数は5台。昼間20分100円、夜間60分100円、24時間最大600円みたいな料金です。近隣にも同じようなコインパーキングがいくつかあって、たまに満車になっていたりで、それなりに需要はあるようです。

コインパーキング業界は結構えげつないようです。近所でも1つつぶれたとたんに大幅に値上げしたり、もう1つとたんに今度は対抗値下げしたり。

https://www.rakumachi.jp/news/column/207558

結局、鈴木さんは大手運営会社の「兵糧攻め」に耐え切れず、オープン3年を前に撤退した。利回りとしては悪くないが、当初の見込みが外れて売り上げが右肩下がりになったことに加え、常に競争にさらされるという心理的圧迫に耐えきれなかったからだ。
鈴木さんがコインパーキングから撤退したとたん、ライバルの駐車料金は1時間300円に戻ったという。

えげつない。

あとは、「24時間最大おいくら」問題とか。

この話は単に紛らわしいのではなく、意図的に業界を挙げておこなわれている詐取的行為です。そしてその原因は“100%”企業側にあります。行政が企業側につけば、なくなるどころか、ますます増長します。
お近くの看板をご確認下さい。通達が出てから4か月が過ぎて、看板表示が訂正されているものを見たことがあるでしょうか。
私はこのような消費者庁の姿勢については怒りしか感じません。コインパーキングの利用者の方は絶対に看板を信用しないようにしなければなりません。
しかし、そのようなことで業界の信用が保たれるものでしょうか。
事なかれ主義、責任転嫁主義から生まれるものは信用の失墜にしかならないのです。

戸建賃貸のままだと、毎月10万円。ただ、たまに空室になることもあったり、新たにお客さんを募集したりのコストがかかります。

駐車場にすると・・・? よくわかりません。当てずっぽうで1日1台分あたり600円×5台×30日=毎月9万円。設備とかの初期費用(数百万円かな)もコインパーキング会社持ちで、運営もコインパーキング会社に運営を丸投げしてだとすると、コインパーキング会社が数百万円を数年かけて回収するわけですから、地主さんの手取りは半分とか? 月極で貸したら1台1万円はいかないくらい、だいたい計算は合いそうな。

あと、戸建賃貸ではなく駐車場にすると、土地の固定資産税も上がってしまうはず。

結果的にどちらが儲かるのかはわかりませんが、金額の多寡よりも、ある程度確実に毎月収入が入ってくるほうを地主さんが選ばれたのかもしれません。

特にオチはありません。

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