安心安全と嘘をつくよりは、心配危険と言ったほうがまだみんなのためではと思うのです。
お借りしたイメージは、例の世界大運動会の開会式で国家を斉唱されたMISIAさんがかき氷だったので、かき氷です。
例の開会式は「校長先生のお話は長いという日本文化を表現した。」「女性が会議を長くしているという決めつけは正しくないと、いちばん偉い校長先生自身が体現した。」が個人的な感想でした。予定では合計9分だったところが、橋本さんが6分30秒、ぼったくり男爵が13分だったそうです。
あと、あの寸劇は未だに意味がわかりません。ジョージアのメディア関係のみなさんも、駐日ジョージア大使も、そして返信している日本人もわかりません状態です。だれか、正解を教えてください。
ということで、世界大運動会がついに始まったわけですが、開催するということは世界に対して約束をしたことでありまして、辞めるという決断はそう簡単にできないものということはよくわかりますし、その一方で昨今の状況を軽々しく捉えるわけにもいかないという状況で、賛成派にも反対派にも、運動会やるべき派にも今はそれどころではない派にも、それぞれ正義はあるとは思います。
個人的には、遠路はるばるお越しいただいたみなさんには日本に対する悪い印象を持たれずに、あとは大きな問題なく無事に終わってくれることを期待したいです。
そして、大手広告代理店とか、オフィシャル労働力サプライヤーさんとかの、ピンハネマネーの流れの闇がどう明かされるか、期待もしたいのです。かかった費用相応の内容だったのかと言うと、なんかなーという気がしてなりません。
-延期後、4式典で予算は5分の1、10億円と佐々木氏の謝罪文にあるが本当か
武藤氏 受託会社(電通)の話だろうと。我々が提示した開閉会式の予算165億円をどのようにするべきか考え、執行するのは受託会社。
「そういう業務をパソナが時給1650円でスタッフ募集しているものを東急エージェンシーはディレクター一人、日給20万円で請求。管理費、諸経費を入れると24万6千円。中抜き率は95%。こんなに抜いている。まさに五輪ビジネス、随意契約の弊害だ」
それに対して組織委の布村氏は「人件費単価で契約しているのではない。記載の単価は業務やバックヤードなど関係部門の経費も含む」と反論したが、民間事業者との契約だと詳細な説明は拒んだ。
きっと帳簿は燃やされるか溶かされるかするんでしょうねえ、と思わざるを得ません。鉄道事故の車両を埋めようとした、今度、冬の世界大運動会を開催されるどこかの国を笑ったりする資格があるのでしょうか。
さて、例の新コロです。
海外の選手やスタッフらの国内空港到着時の検査は2万8660件行われ、陽性となったのは18件(0・06%)。国内外の関係者に行われている定期検査の件数は4万8457件で、陽性は10件(0・02%)だった。
晴海のムラのほうでも相変わらず毎日新規の陽性者が確認されているようです。「多い」と言うべきなのか「少ない」と言うべきなのかはよくわかりません。世界大運動会があってもなくても人の流れがある以上はゼロにはできないものだと思いますから、うまく付き合っていくしかない、なんとかうまく付き合っていけるレベルに抑えないといけないと思うわけです。
一方、都内では。
この日は4連休の最終日だった。直近3日間平均の行政検査件数は4796件と少ない中での高い陽性数。
これ、選手ムラ並に定期検査とかすると、どんな数字になっているのかと思うと、結構こわいです。東京では明日には「東京2020」になってしまいそうな勢いです。
「安心安全」など根拠のないことを言うよりも、ムラの中では検査を徹底してやっているけれども絶対安全はないから五輪とは関係なくいつも「心配危険」で、みんな気をつけて!という方が、無責任でもなく、結果的に収束も早くなると思うのです。