格安SIMで常時接続回線ってどうなんだろう。
案外、ADSLの後継、高速ではなく中速くらいな常時接続回線選び。の記事をお読みいただいている(当社比)ので、その続編のような記事です。なお、イメージは「回線」ではなく「海鮮」です。
ドコモによるahamo投入で、MVNO、いわゆる格安SIM各社も値下げとかデータ増量に動いたわけですが、大手格安SIM各社の料金プランがどうなったのかを、「パソコンでもそれなりに接続するから20GBくらいは余裕で使う」「低速でもいいけれども200kbpsじゃあちょっと苦しい」「でも常時接続はほしい」「使いすぎた場合、速度は落ちても料金の上限は定額がいい」な、ユーザーを想定してみました。
いわゆる格安SIMでシェアが大きいと思われる順番に、「月3,000円くらいまでで、データ容量がなるべく大きいプラン」を書いてみました。
IIJmioギガプラン・データ専用
20ギガプランで1,958円/月。超過分は300kbpsに制限、3日で366MB以上使うとさらに速度制限する場合があり。超過したときの速度制限が厳しいので追加クーポン(220円/GB)を買うことが現実的な選択肢になりそうです。
mineo シングルタイプ(データ通信のみ)
20GBで1,925円/月。超過分は200kbpsに制限。こちらも20GBを超過したときには追加クーポン(220円/GB)を買わないと速度的に厳しいかなというところですが、500kbpsでも十分であれば、20GB、あるいはよりも小さな10GBとか5GBとか1GBのプラントパケット放題(385円/月)を組み合わせて、必要なときだけ高速通信という方法もありでしょう。
OCN モバイル ONE データ通信専用SIM
10GBで1,480円/月。10GBを超えるプランはありません。超過分は5GBまで200kbpsに制限、さらに超過するとさらに強いお仕置きが発動。しかも、追加クーポン(アプリで購入した場合550円/GB)は結構高いので、自宅用メイン回線には不向きです。
BIGLOBEモバイル データSIM
12ギガプランで2,970円/月。20ギガとか30ギガのプランもありますが結構なお値段。この容量でこのお値段では、自宅用メイン回線には不向きです。
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大手の格安SIM各社は「1GB/月とか3GB/月」あたりの一般的なスマホユーザーに訴求という方向性になっているようで、この記事に書いた中では、500kbpsでも十分という場合にはmineoでパケット放題併用が唯一の選択肢で、他はADSLの後継、高速ではなく中速くらいな常時接続回線選び。の中にすでに有力な選択肢が出尽くしていたのかなという感じです。