10日目@初めて入院記
12:00昼食の配膳、「入院中最後の昼ご飯」。
昼食後、タオルや寝間着の洗濯、「入院中最後の洗濯」。
18:00夕食の配膳「入院中最後の晩ごはん」と、
明日の退院に向けてカウントダウンが捗ります。
手術3日後まで痛み止め服用しておりましたが、あとはお守り代わりに持っているようなもので
概ね穏やかな術後。
穏やかすぎて暇を持て余し、スイカゲームやポテ通しで時間を溶かしたり、読書が捗ったり。
ふと顔を上げて、社会復帰できるだろうかと不安を募らせます…。
入院していれば1日3回食事を運んでいただけるし、
強制的な消灯で規則正しく、しっかりと睡眠時間を確保できるし
好きなだけ読書にふけり、好きなときに散歩や昼寝をして、
自分の体調をなにより優先して過ごしていい。
率直に言って快適です。
自分で自分の世話をするとなると
朝と昼を一食で済ませたり、
読むつもりの文庫はテーブルの端に置いて、アニメを観たり昼寝をしてみたり、
リール動画をいつまでも眺めてうっかり就寝するつもりの時刻を過ぎていたり(目に良くないのは分かっていてもベッドで見始めちゃうのよねぇ)、
自分を甘やかしまくって、挙げ句まったく自分の体を労れていないという残念な結果になる。
本当は、
こまめに自分の部屋を掃除して鏡をいつもピカピカにしたいし、
ほつれている洋服を繕いたいし、
靴や鞄の手入れをしたいし、
無理のない筋トレやストレッチで可動域を保ちたいし、
体調に合わせて自分の体に必要なものを選んで食べたい。
それらは入院中にはできないことで
憧れる大人の姿。
(アラフォーにもなってそんなコントロールすらできんのかと呆れます?)
何の話でしたっけ。
そう、ほぼベッドの上が定位置な入院生活を過ごして
社会生活の復帰に一抹の不安を覚えたという話。
なぜ日常生活の理想像の話に…。
いえね、共用廊下の方から
他の入院患者さんがどうやら職場と通話しているようなお声が聞こえてまいりまして。
「私の席はありますかw」
みたいなジョークを飛ばしていたものですから
感化されて『私の仕事はまだあるだろうか』と不安になり、
せめて土台である自分の生活はきちんとできるだろうかと
数日後からの自分のことを思っていたのです。
(退院後数日は実家で過ごすことにしたので、自分で自分の世話をするのはもうちょっと先。)
10日目のタスクは『荷造り』。
棚やテーブルに広げた諸々を順次鞄に詰め込んでいきました。
ねぇ、旅行先とかでさ
行きは確かに入っていた荷物が帰りはうまく収まらないってこと無い?
(もちろんお土産は別にして)
私だけかなぁ。
タイトル画像はT&S夫婦さんのイラストを拝借しました。
猫が可愛かったので。
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