見出し画像

9日目@初めて入院記

術後の経過はすこぶる良好です。
問題のある部位を摘出した部分は
やはり半年ほど痛みや違和感が継続するとのことですが、
切開した皮膚表面はキレイに治りつつあり、いまのところ突っ張るような感覚も特段ありません。

術後の痛みや体の変化が一番の気がかりだったので、
「今回このくらいですんで良かったなぁ」と心底安心しております。
ただ、走るのはまだ怖い。まぁ元来アクティブな生活しているわけでもありませんし、早歩きくらいなら問題なさそうなので、日常生活には全く支障ないでしょう。

人生初入院期間も、残すところあと2日。
思い残しがないよう(?)院内探索にも精が出ます。

今日は敷地内にあるウィッグや乳房補整具の展示室へ赴きました。
そこで自治体のがん患者支援制度(ウィッグ等の費用補助)を教わったり、
補正具等の試着をさせてもらったりと
罹患しなければ知ることもなかった経験をさせてもらいました。

ウィッグは低価格帯のものから、まるで人毛のような品質のものまで。
てっきり細かいメッシュみたいなものに毛を通して作られていると思っていたので、生え際の皮膚まで再現されているのは驚きました。

ウィッグが並んでいるのを眺めていると
以前よく一緒に出かけていた、おしゃれウィッグを愛用者の友人のことを思い出しました。
ある日はセミロングだったり、別の日はショートボブだったり、可愛かったなぁ。

乳房補整具は、シリコンパットのリアルおっぱい版が陳列されていて
一瞬面食らいました。
お目当ての術後ブラは、ネットで検索していたよりも可愛いデザインの商品もあり、足を運んだかいがありました。

特にワコールのRemamma
下着メーカーとしての信頼性と安心感。術後でもワコールが使える。

それに、Fleep(島崎株式会社)
試着させてもらったのもこちら。肌触りがよくて、カラーも私好みのパステルピンク。レースデザインも嬉しい。

ただ、私の場合温存術を選択したので
必ず放射線治療がワンセット。
照射位置の青いマーカーが下着に移ってしまうらしいんです。
やむなしとは言えせっかくの可愛い下着なのにそんな運命が待っているとは、少し悲しい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?