５日目@初めて入院記

手術当日の夜はほぼ眠れなかった。

数時間おきに看護師さんが様子を見に来てくださるし、
血栓予防で装着しているメドマー（空気圧迫してくれるヒザ下カバー）が一晩中稼働してくれるし。
真上か少し横向きかは選べるけれど、それ以外は身動き取れず。

ベッドから離床できるようになったのはお昼前頃のことでした。
朝食と昼食は完食できなかった。

ベッドから立ち上がれて『自分で自分の体を動かせることが、こんなに嬉しいとは』そんな開放感でした。
自分で顔が洗えるし、うがいできるし、好きに白湯も水も飲めるし。
なんて有り難いんだ。

それとは裏腹に、
睡眠不足の疲労感と、生理３日目の倦怠感。
昼間はベッドに舞い戻ってダウンしておりました。
（手術時から翌昼まで、ほぼベッド上から動かなかったので夜用でカバーできました。シーツを血の海にせずに済んで安堵。）

夕飯時には体力を取り戻し、食事も完食。
夜はしっかりと睡眠とれました。
やっぱり同じ空間に人がいる多床室と、自分だけの空間で過ごせる個室では安眠度が段違い。

外泊するときでもそうなのですけど、同じ空間に人がいると安眠できないようで。
寝付きはするのですけど、異様に早く目覚めてしまって二度寝もできない。
そういうところを自覚すると、結婚して他人と暮らせる気がしなくて、自分やっていけるだろうかと思ってしまう。
きっと慣れるものだと信じよう。まぁ、それ以前の段階ですが。