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バックパッカー歴10年。海外女ひとり旅にでた最初のきっかけ【団体行動が苦手】
こんにちは。すずらんです。
29歳の私は、一人でバックパックを背負ってガイドブック「地球の歩き方」片手に連休で海外旅行をするのが趣味です。2010年に初めて海外へ行って以来、2020年の今までで約30カ国50都市を訪れました。
女一人で海外へ行くなんて、危険じゃない?寂しくない?と散々言われてきました。それでも、一人で行くことを選択し、一人旅にハマった私のきっかけと気をつけた方がいいことをご紹介します。海外へ一人旅を検討している女性の方の参考になれば幸いです。
私が海外に興味を持ったきっかけは、高校生の頃に世界史の授業で資料集に掲載されていた、ドイツの「ノイシュバンシュタイン城」でした。ディズニーランドのお城のモデルになったと言われるお城です。絵本の中、夢の世界のような雰囲気に、一目惚れ。ノイシュバンシュタイン城へは、2012年の1ヶ月間のバックパッカー旅行で訪れることになります。(こちらは別記事にていつかご紹介します)
「海外に行きたい、特にドイツに行きたい!」この思いを持ち続けた私は、大学でもドイツ文学ドイツ語学科へ進学。企業からの協賛などの学生支援により渡航費のみで海外へ行き現地の学生と交流できる、国際交流の団体に所属しました。その団体のプログラムで、10日間ドイツのケルンへ渡航することになったのです。
2010年秋、憧れだったドイツへの渡航がついに実現。しかし私が過ごした10日間はとてもストレスフルな毎日でした。
理由は、初対面の学生たちとの団体行動です。しかも、ドイツ人、チェコ人、ポーランド人、スペイン人、エストニア人の学生たちです。昼間はドイツ製薬会社の研究所や自動車メーカーの博物館見学など、やることが決まっていたので良かったのですが、夜はクラブ三昧な日々でした。お酒とダンスと知らない男のナンパ(クラブの写真↓)。ノリについていけず、私は隅で隠れていました。泥酔したチェコ人の女の子とホストファミリーの家へ帰る夜道の恐ろしさは今でも忘れません。
今思えば、私が未熟だっただけの話なのでしょう。プログラムの目的は国際交流なので、そういう異文化理解も含めてのスケジュールです。しかし、当時19歳だった私は「せっかく海外に来たのに、自分のペースで過ごせないなんて悲しい」という思いでいっぱいでした。
この経験が、私のバックパッカー人生のきっかけとなりました。当時の私は海外に行くことが目的であって、「どんなふうに過ごして何をしたいのか」を考えていなかったんだな、と後から理解しました。同時に、私が海外旅行に求めることは「自分のペースで最も心地よく、自分の計画で最も効率よく、行きたいところへ行くこと」だと気づきました。
以来、私は自分で航空券を手配し、自分で宿を手配し、自分で1日1日のスケジュールを立てて、バックパックを背負って海外へ行っています。これが、自分が最も充実した時間を過ごすことができる形態だからです。
海外へ行きたいと思う方は、過去の私のように、行きたいという気持ちで「ただ行くこと」を目的とせずに、「どんなふうに過ごして何をしたいのか」をしっかり考えてから行くことをお勧めします。
海外旅行で受ける刺激や景色は、人生における貴重な財産です。より自分が幸せだと思える時間にするために、自分にあった形態で旅立ちたいものです。