娘ちゃんに彼氏!?~ドラキュラとあかいチョコレート二次創作外伝の外伝~
まえがき
こちらのお話は、ClubhouseというSNSで朗読されている脚本家今井雅子先生のnote、『「ち」に飢えるさみしさードラキュラとあかいチョコレート』を二次創作した漂流工房さんの『ドラチョコシリーズ』を私が更に二次創作した(三次創作?)ショートストーリーになります。
今井雅子先生、漂流工房さん、ありがとうございます。
そして私のnote初作品になります。
今井雅子先生のnoteはこちらです。
こちらは漂流工房さんの『ドラチョコシリーズ』の最新作のnoteです。
こちらはシリーズ10作目になります。
メインキャラクター紹介
ドラキュラ
美男子だけどちょっとドジで結構不幸な目に遭う。
吸血鬼なんだけど基本優しい。嫁様の尻に敷かれる座布団なんだけど結構この立場も気に入ってる。
実はすっごく腕の良いパティシエやってます。
娘ちゃんのパパ。
嫁様
鬼、ものすごく力が強くて頭もいいし料理もできる完璧美女。
娘ちゃんのママ
基本優しいんだけどドラキュラさんを尻に敷く鬼嫁やってる。弱点はものすごい方向音痴
娘ちゃん
ドラキュラさんと嫁様の娘。幼稚園児
ドラキュラと鬼のハーフ。嫁様の血を受け継いで力が強い。
性格はすっごく素直で優しい子
それでは…本編スタート。
鈴蘭作 娘ちゃんに彼氏!?~ドラキュラとあかいチョコレート二次創作外伝の外伝~
娘ちゃんは明るく元気な5歳の女の子。
幼稚園で1番仲良しなのは友子ちゃんだけど、どうやらまた新しいお友達が出来たようです。
お仕事お休みの日。お散歩していたドラキュラさんが幼稚園の前を通りかかると、娘ちゃんと男の子の声が聞こえます。ドラキュラさんがそっと覗いてみると、娘ちゃんが眼鏡を掛けた少年と楽しそうに喋っています。
落ち葉やどんぐりを拾いながら、何やら娘ちゃんに説明している少年。そんな少年をキラキラ輝く瞳でみつめる娘ちゃん。
ドラキュラ「娘ちゃん、誰なんだソイツは…」
そんな2人を見て、ちょっと不安になったドラキュラさん。
ドラキュラ「今日のお迎えは、嫁様じゃなくわしが行こう!!」
夕方、幼稚園に迎えに来たドラキュラさん。
ドラキュラ「娘ちゃ~ん、お待たせ!迎えに来たよ~」
先生「あら、ドラキュラさんじゃないですかあ。こんにちは、お迎えに来られるの珍しいですねぇ」
ドラキュラ「ええ、今日は休みなので迎えにきました。娘ちゃん、帰ろ~」
先生「あ、ちょっと待っててくださいね。
今、賢人(ケント)くんと話してるみたいなので…」
ドラキュラ「ケントくん?」
先生「この間転入してきた子なんです。植物が大好きで…この前みんなでどんぐり拾いに行った時に喋ったんですが、私達よりよく知っててびっくりしました笑」
そこに現れた娘ちゃんと友子ちゃんとケントくん。
娘ちゃん「それじゃあ、友子ちゃん、ケントくん、バイバ~イ」
友子「うん、娘ちゃん、ケントくん、また明日」
ケント「バイバイ、また明日色々教えてあげるよ」
娘ちゃんと歩き出すドラキュラさん。
ドラキュラ「娘ちゃん、あのケントくんって新しい友達かい?」
娘ちゃん「うん、ちょっと前にお友達になったの」
ドラキュラ「へえ、そうなんだ」
娘ちゃん「今日はママじゃなくてパパがお迎えに来てくれたんだね!嬉しいな~」
ドラキュラ「今日は仕事が休みだから迎えに来れたんだよ」
娘ちゃん「そうだったんだぁ。パパ、あのね、ケントくんってお花やどんぐり、落ち葉とかすっごくいっばい知ってるの!!」
ドラキュラ「へえ、そうなんだ。なんだか先生みたいだね」
娘ちゃん「うん、みんなはケント先生って呼んでるんだよ」
ドラキュラ「そうなんだ。娘ちゃんも?」
娘ちゃん「ううん、私はケントくんって呼んでる」
娘ちゃんの彼じゃなくて安心したドラキュラさんでした。
娘ちゃんが眠ってから嫁様と話すドラキュラさん。
ドラキュラ「お昼に幼稚園で2人が楽しそうに話してるの見て、ちょっと心配したんだけど、友達って聞いてホッとした」
嫁様「最近、幼稚園に入って来た子でしょ?お家の都合で転入してきたみたい。ケントくんママとも話したわ。
それより…はぁ、娘ちゃんはまだ5歳よ?彼氏って心配するのは早すぎなんじゃない?」
ドラキュラ「だって…あまりにも楽しそうだったから…」
嫁様「私も話してみたけど、ケントくん、いい子よ?あなたもケントくんと喋ってみたら?」
ドラキュラ「う~ん…そうだね…」
気は進まないけど、機会があればケントくんと喋ってみようと思ったドラキュラさんでした。
終
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