句が古くなる原因

以下は、句歴20年の私が考えたことである。

1:年配者が多い句会にしか参加したことがない
2:ベテラン俳人の句集を読んでいない(→すでに読み尽くされた句材かどうか、作者自身が分からない)
3:超結社句会に消極的で、他結社のベテラン俳人から「類想がある」という指摘を受けようとしない。

 やはり顔見知り同士の居心地の良い句会、自分の句に点数が入りやすい句会、身近な句会に、惰性的に留まろうとする方が8割ぐらい。

 中級者以上向けの超結社句会を、自ら探さそうとしている方が2割ぐらいだろうか。私は後者の方のために、中級者以上向けの超結社句会を運営している。(超結社句会=仲間内だけ、同年代だけで、褒め合う超結社句会ではない)。

 俳句の基本が分かったら、視野を広げるために、コンフォートゾーン(快適な空間)を出ることが、俳句上達の秘訣であると思う。
(人間関係のしがらみや俳句団体での役職にがんじがらめになり、コンフォートゾーンを出ることがない人たちは多いが)

 句の傾向がほとんど同じ人たちでまとまって、褒め合うだけ、点盛りして終わりの句会(←これが句会だと思っている方が大半)をしていても、進歩がない。

サポートは、句会の勉強会で使っている本代などにあてたいです。 (二つの対面式句会と三つの通信句会を運営中)