句会あるある!(かなりリアル)
句歴約20年の私は、かれこれ20近くの句会(自ら運営している句会を含めて。単発的な参加も含めて)に参加した経験がある。
全国の句会で、以下のような光景が見られるかもしれない(句会は、人間観察の場でもある)。
「この光景は、どこかの句会でみたなあ」と思われた方は、コメントかメールを下さいませ(笑)
1:早く来すぎても、句会場が開いていない。
2:回ってきた句を、全部ノートに書きとろうとする方(ほぼ初学者)が数名(最近は、スマホのカメラで撮影する方も多いが)。
3:選句した理由(取った理由)を話している最中に、他の話(俳句と関係のない話)に脱線(俳句大会での講評でもよくある)。
4:席順が、いつの間にか決まっている(主宰の横は、ベテラン同人であることが多い)。
5:句会の終わりに、点が入らなかった理由を聞く方が数名(点数にこだわるのは、ほぼ同じ方)。
6:次回の兼題を決めるのは、主宰か、高得点者であることが多い。
7:新参者(若手)が、椅子や机の準備、披講を担当(暗黙の役割分担)。清記のコピーをとるのも、新参者(若手)が、多い気がする(これは実社会と同じか)。
8:主宰の句と主宰が取った句を、必ずチェックする結社信者。
9:「郵便出句だけ」の欠席者の陰口をいう(私の句会にはいないが)。
10:「清記の字が雑だ」と文句をいう(私の句会にはいないが)。
11:句会の退会者をどうにかしてとめようとする主宰やベテラン同人。
12:当季の句(=季節の先取り不可)に、異常にこだわる主宰やベテラン同人。
13:他結社の掛け持ち者には、冷淡な主宰やベテラン同人(その反対に、主宰の親族には甘い)。
14:句会の終わりに、主宰が選者をしている俳句大会の案内を、参加者全員に配るベテラン同人(かなりよく見る)。
15:句会に勧誘をした人が句会を辞めると、勧誘を受けた人も、一緒に句会を辞める。
16;主宰や幹事が変わると、メンバーの半数近くが退会(15と似ているかもしれない)。
17:句会場でお土産を配るが、参加者全員には、ゆきわたらず。
18:定着していない俳号は、句会で間違われることが多い。あるいは本名で呼ばれるか(私も、「海野涼音」(うみのすずね)と、何度間違われたことか・・・)。
19:休会の申し出=ほぼ退会=ほぼ復帰なし(なぜだろう)。
20:退会直前の方は、欠詠が続く(諸事情で、俳句どころでは、なくなっているのだろう)。
21:あちこちで「役職」を引き受けることが好きな定年退職者は、句会でも進んで「役職」を引き受ける傾向がある。「人生百年時代」という言葉がよく聞かれるようになって、このような方を、句会でよく見るようになった。
(このような方は、保護司・自治会長・民生委員など、いろんな「役職」を兼務しているはず。ただし、句会での「役職」と「俳句の上手い下手」は、直接関係がない)。
22:時間に余裕がなく、句会で「役職」を引き受けたくない若年者は、ほぼ郵便出句だけ(私もそうだった)。
23:頼んでもいないのに、句会の幹事が、主宰や同人の句集を、メンバー分一括注文。後日、句集代を強制徴収。