結社誌の会員数
5年ぶりぐらいにある有名な結社誌をみたが、会員の入れ替わりが激しく、新入会員がほとんど定着していないようだ。
主宰がテレビなどのマスコミに頻繁に出ているときだけ、一時的に会員が増えて、マスコミに頻繁に出なくなると、また会員が減っていくパターンも知っている。
以下は、昔の厳格主義の結社の主宰の言葉。
「主宰が会員の数を数え始めたらダメ」(商売気を出すな)。
「領収書代わりの選句はしません」(「ただ投句を受け取りました」という領収書のような甘い選句をしない)。
一方で、最近の結社は。
会員を増やすために、選句基準・指導基準を落とす→結社の特色がなくなる。良い句が載っていないから、かえって会員が集まらない(逆効果)。
「選は糸電話」(by藤田湘子?)だから、選句基準を落とすと、遠隔地会員が出句だけで勉強できなくなる(5句出句で、3句〜4句欄しかない結社は、私はお勧めしない)。
最初は、ただ近所に結社の支部句会があるから、近所の公民館句会で指導者の結社への勧誘を受けたから、その結社に入るという流れなのかもしれない。
しかし、だんだんと「入会した結社誌に良い句が載ってないな」「結社内に年功序列があって面白くないな」と思うようになり、退会に至るのだろう。初学の頃、中規模結社で10年ほど居たが、ずいぶんと大勢の退会者を見てきた。
一方で、ただ「お話会」句会がしたい方は、近所にあるだけの支部句会や公民館句会で満足するだろう(句の良し悪し関係なく)。
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