郵便出句を主に俳句を継続するには

 誰しも、転職・転勤・介護など、生活環境の変化に伴い、特定の句会に行くことは、いずれ不可能になる。諸事情で句会に行けなくなった時は、「郵便出句」に切り替えて、他の勉強方法を探すのが賢明である。

 だから、勉強手段が掛け持ちできない結社や郵便出句ができない句会は、私は最初からお勧めしない。また、遠方から特定の句会へ継続的に行くことは、一層の困難が伴うから、俳句の基本がわかったら「郵便出句」に切り替えた方が良い。

 ひと月に、3~4か所の句会(点盛りだけでなく、問題点の指摘が行われている句会)に15~20句、郵便出句(またはメール出句)する。

 指導者の選句・互選・問題点の指摘を参考にして、出した句のうち、自選して5~7句を俳誌に出句。私に騙されたと思い、弱音を吐かず五年以上、これを継続してみてください。必ず勉強の成果が出るはず。

 ただし、問題点の指摘が十分に行われていない句会(点取ゲームに近い句会)は、郵便出句しても、ほとんど意見が書き込まれないから、お勧めしない。 郵便出句しても、点数しか書き込まれない句会なら、最初から参加しない方がよい。





  

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