なぜ勉強するのか
「先生!なんで勉強しやなあかんの?」
随分昔、まだ若かった頃、
この質問に詰まった。
『なぜ勉強するのか?』
よくある【問い】ではあると思われる。
答えは…
色々あると思う。
今どき、ネットにもたくさんの答えがあり、たくさんの答えの中から自分に合うもの、しっくりくるもの、納得いくものを探せば良いと思う。
そして…
私も、一つの答えを考えた。
「『何故勉強するのか?』の問いの答えを探すために、勉強をするのでは?」
私も子ども時代、勉強をすることが嫌いだった。
基本、勉強が【分からないから】勉強したくなくなる子どもが多いと思う。
勉強するのが嫌になり、嫌だなぁが積み重なり嫌いになる。
これを、小学校から高校までと思うと、もう拷問である。
しかし、中には【分からないから】勉強をする人もいる。
自分はどのタイプかで勉強の仕方が変わってくるのだろう。
本当は、その個人個人に合った勉強の仕方があると思う。
基本的なことだが、そのやり方は、やってみないと分からないのだ。
色んな勉強をしてみて、自分にとってより良いやり方を見つける。
分からないから【嫌だ】
と思うタイプはそこまでいかない。
自分のやり方を見つける前に、勉強しなくなるからだ。
今、フジテレビはACのCMが多い。
『子どもの幸福度』のCMがある。
「あなたは、勉強だけをしていればいいの」
そんなセリフを吐く親がいるかどうかは知らんが、
勉強が好きな子どもでも、運動も一緒に取り入れた方が良い。
「あなたのためなのよ」と本気で思うなら、運動することで、効率もあがる。
勉強だけで、脳は育たない。
じゃあ、勉強が嫌いな子どもはどうしたらいいのだろう。
元々、分からないから嫌いになる人が多いと思うので、嫌いになる前に嫌いにさせないことかと思うが、これは、難しいだろうな。
気が付いた時には、もう嫌いになってそうだ。
ざっくりとした一般的な脳の働きの上に、個人個人違うものを持ち合わせている。
性格の部分がある。
小さな頃からの【育て方】そして【育ち方】だと思っている。
今の日本では本当に難しそうだ。
ストレス社会の上に、時短時短と忙しい世の中。
子育て世帯にそんな色んな余裕はないだろう。
【便利】な物が増え、楽になった【世の中】のハズなのに、時間がない。
何とも矛盾した世界。
勉強が嫌いな子どもをせめて最低限勉強が出来るようになるには、やっぱり個人個人でやり方が変わると思う。
でも、それでも基本は同じだと思う。
そう、何でも基本は同じ。
【少しずつ、少しずつ】
何かを変える時、直ぐには変えることは出来ない。
【少しずつ、少しずつ】
これが鉄則である。
ある程度のところまでは、少しずつしか変えることが出来ない。
どこで、躓いているかを把握して、解消していくうちに、ある程度までくると何とかなる。
『嫌だな』『嫌いだな』という気持ちが少しでも軽くなれば、最低限は解消されるのだ。
ネガティブな気持ち、恐るべし。