美人女優がテレビの番宣に出るのはなぜか?
テレビ番組に、女優さんが映画の宣伝とかで
ゲスト出演すること、ありますよねー。
あれ、見るたびに思っていたんですが
番宣とか、ぶっちゃけ意味なくない?w
って。
あんなちょびっとの紹介じゃ、映画館行く気なんて起きないわww
って。
んでも、起業家としてアンテナを張っていくうちに
『あんな短い時間でも
女優さんがスタジオに顔を出してまで番宣する理由』
が、分かりました。
今回は、そのおはなし。
まず、お客様さんが商品(サービス、モノ)を買うまでには、いくつかのステップがあります。
購入には三段階あって、
①知る =『あ、こんな映画あるんだー』
↓
②触れる =『あ、この映画知ってるわ。この前、広瀬すずが番宣してたやつ』
(ちなみに、この②の『触れる』回数は多ければ多いほどいい。そのうちどれかが購入の引き金になる)
↓
③購入 =映画館で見る
①知る(初めて名前を聞く状態)
テレビのCM、電車のつり革広告
有名人がテレビで紹介してた、とか。
友達が使ってる化粧品とか。
②触れる
店頭で実際に商品を見る
本屋での立ち読み、ペンの試し書きとかね。
(①のCMや広告も、2回目以降なら②に該当するよ)
③購入
例えば私は、昨年大流行したUSAの曲をiTunesで買ったんだけど
何もいきなり買ったわけじゃなくて、
USAを初めて知ったのは母親がきっかけで。
ある日母親が
「DA PUMPの『USA』っていう曲があってさ、これがさ、絶妙にダサくてさー、ちょー面白い曲なんだよねー」
と、言ってきたんですよ。
んでもそのとき私は、まったく興味がなく、なんならそのとき曲は聞いてないw
(これが①の『知る』に該当)
そして、それからしばらく経ったある日
YouTubeを開いたら
トップ画面にUSAの動画が出てきまして。
『あ、これママが言ってたやつだ~』と、思って
再生ボタンをポチり。試しに聞いてみたんです。
曲そのものは、このとき初めて聴いたんですよ。
(②の『触れる』に該当)
それからまたまたしばらく経ったある日。
朝のニュース番組『ZIP!』でUSAの特集をしていたんですねー。「ちまたで最近話題の~」的なくくりでね。
(②に該当。結局これが購入の『決め手』になる)
「あ、これ知ってるー」と思いながら見てました。
んで、そのZIP!を見た当日
朝の通勤中に、USAが無性に聞きたくなって、ポチッと購入しました。(③の『購入』)
……こんな感じでね、
目には見えないけれど、購入までにたくさんのステップを踏んでいます。
(私自身も覚えていないだけで、②はもっとたくさんあったはず)
で、特に『②触れる』がたいへーん重要で。
この②が多ければ多いほど、購入へ傾きやすいんですよネ。
もちろん、これは購入側の人間が
その商品に『興味がある』場合に限りますが。。。
(髭剃りシェーバーのCMを、たとえ何千回見たって、女性陣は買おうなんて思いませんよね!w)
たとえば!!
友達とお洋服屋さんで服を見ているときにですよ。
ちょっと気になってる服があったとして
それを友人に相談したら
『えー気になるなら、買っちゃえば?』
とか
『試着してみたら?』
とか言われたら
・・・じゃあ、買っちゃおうかな。
試着ならタダだし、やってみようかな。
って、思いません!?!?
あなたは気になる商品があったとき
すぐに買うこともありますが、たいてい迷いませんか?
「うーん、どうしよっかな~」って。
だからその後に
背中を押すきっかけがあるかどうかで
購入するかどうかが決まります。
逆にきっかけがなければ、その商品のことは、あっという間に忘れてしまいます。
さっきの服屋の例で言えば、
「気になるけど、まぁいっか」って、
服を商品棚に戻して、店を出ます。
店を出て30分もすれば、もうその服のことなんて忘れてますよね。
忘れないために
忘れても再び思い出してもらうために
その背中を押すきっかけになるのが
②の『触れる』です。
だから
女優さんが番宣に出るのは
あの短ーーーい宣伝だけで
『お、よし!明日映画館行くか!』っていう効果を狙ってるわけじゃない。
その場で購入意欲をMAXまで掻き立てるわけじゃなくって。
①の『知る』とか、②の『触れる』とかで
『(まず)知ってもらったり』
『(知っていて、かつ興味がある人の)気になる度を上げたり』
してるだけです。
だから、わざわざ、時間をかけて
テレビ収録に参加するのです。
(たぶんw本当のところは知らんけどw)
その『きっかけづくり』を
企業さんは、色んな仕掛けや技を駆使して
世にちりばめているんですねー。
(イベント告知とか、一回だけじゃなくて、何回も何回もしつこくやるでしょ? あれもそう。『触れる』ことで購入のきっかけづくりを狙ってるんです。)
はい。とゆーかんじです。
そしてこれはあくまで私の見解ですので。
悪しからず。