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前向きな言葉だけが人を救うわけじゃない。

先日、Twitterでたまたま流れてきたこの漫画。

これを読んで、不思議と心がスッと軽くなった。

『通用しない』という真正面からの言葉が、『通用するかもしれない』と期待を抱き、ひそかに苦しんでいた自分を、爽快に斬ってくれた。

ラジオに便りを送った主さんだけじゃない。『通用しない』という言葉に、私も救われた。

いけるかもしれない、可能性はゼロじゃないという状況は、時に自分を苦しめる。

そういうときに、この『通用しない』という大前提を思い出せばいい。

それだけで、知らず知らずのうちに纏っていた鎧を脱ぎ捨てられる。自分への過信やプレッシャー、期待、その全てが、『通用しない』という言葉によって、綺麗さっぱりゼロになる。

それに私は救われる。『通用するかもよ』なんていう曖昧な希望を持たせる言葉よりも、『絶対通用しないから』と言われる方が、心がどれだけ楽になることか。

夢や目標に縛られて、苦しくなっている人に、井口さんのこの言葉を聞いてほしいと切に思う。

この漫画を読めば読むほど、ラジオでの井口さんの台詞を聞けば聞くほど、この『通用しない』という言葉が、どれだけ優しくて心強いものなのかを思い知る。

『通用しない』と斬ってくれるからこそ、私たちの足取りは軽くなり、挑戦への心構えも軽くなる。

『通用しないから』と、先に結果を伝えてくれるからこそ、通用しなかった現実がやってきたときに、どれだけ救われることか。

プライドを先にへし折ってくれているからこそ、目標に向かう私たちが、息苦しくなることはない。

『通用しない』という言葉は、挑戦に向かう私たちの背中を、軽やかに押してくれる魔法の言葉だ。

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