【秋分のいちまい引き】
ⅩⅡ 吊るし
空が高ければ高いほどに
ただあるだけの私に還る
******
この絵は胎児として捉えられることがあります。ホドロフスキー(という人)によると、両脇にある2本の木は「系統樹」、母方と父方の家系としても解釈できるとあります。
自分のルーツに想いを寄せる。
お彼岸の中日である今日という日を彷彿とさせるカードだな、と思いました。
それ以外に、2本の木の切り株の断面が12個、逆さまの人の服のボタンが10個描かれています。
占星術を知っている人なら、ホロスコープを思い浮かべることができるのではないでしょうか。
12のハウスと10の主要天体。
生まれた時の天空の星の配置は、その人の青写真。
ホロスコープに表される「環境とわたし」は、天空そのものを表している。
小さな世界に生きていると感じているけれど、わたしの中に宇宙がある。
この静かなカードからいつもそんなことを考えます。
秋分の日の今日は、天秤座に太陽が入る切り替えの日です。
昼と夜の長さが同じ。一瞬の均衡から陰の氣が濃さを増していくポイントの日。
静かに内側に入る日。
天体のことから自分のルーツまで、タロットカードの象徴は深い。
お墓参り。むむむ。
良き秋の一日をお過ごしください。
******
マルセイユタロットの鑑定と、ボディートークのセッションをオンラインで承っております。
切り替えのこの時期、身体や心の声に耳を傾けてみませんか?