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【秋分のいちまい引き】

ⅩⅡ 吊るし
空が高ければ高いほどに
ただあるだけの私に還る

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この絵は胎児として捉えられることがあります。ホドロフスキー(という人)によると、両脇にある2本の木は「系統樹」、母方と父方の家系としても解釈できるとあります。

自分のルーツに想いを寄せる。
お彼岸の中日である今日という日を彷彿とさせるカードだな、と思いました。

それ以外に、2本の木の切り株の断面が12個、逆さまの人の服のボタンが10個描かれています。
占星術を知っている人なら、ホロスコープを思い浮かべることができるのではないでしょうか。
12のハウスと10の主要天体。

生まれた時の天空の星の配置は、その人の青写真。

ホロスコープに表される「環境とわたし」は、天空そのものを表している。
小さな世界に生きていると感じているけれど、わたしの中に宇宙がある。

この静かなカードからいつもそんなことを考えます。

秋分の日の今日は、天秤座に太陽が入る切り替えの日です。
昼と夜の長さが同じ。一瞬の均衡から陰の氣が濃さを増していくポイントの日。

静かに内側に入る日。

天体のことから自分のルーツまで、タロットカードの象徴は深い。

お墓参り。むむむ。

良き秋の一日をお過ごしください。

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