紅の決勝　#プールの紅トーナメント　　#毎週ショートショートnote

最初は4年に1度のイベントだったが
2年に1度になり、とうとう毎年恒例の
イベントとなった『紅』

今年も予選を勝ち抜いた
2名が会場を沸かせる。

各者この一年で磨き上げた
技術を使い披露する場でもある。

華麗なパフォーマンスは
今後の仕事に繋がる可能性も
あるため、選手は大会の為に
腕に磨きをかけ準備してきた。

決勝戦、両者の前には
ビニールプールが用意された。


予選とは違い決勝ともなれば、
このくらいの迫力がなければ
盛り上がらない。

観客で席は埋め尽くされ
会場の選手にスポットライトが当たる。

お互い固い握手を交わした後、
ビニールプールの
大きさから、どのくらいの
時間がかかるのか計算を始める。

選手の目の前に老若男女が集まる。
両者はターゲットを絞っていく。

紅トーナメント決勝がいよいよ始まる。

会場全体が緊張に包まれた。


「開始！」
審判の合図でターゲットを
確保し、プールを紅で満たしていく。
1滴も飛び散らさずにプールへと注ぐ。


決勝戦プールの紅トーナメントは
迫力があった。

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