満月行き #三日月ファストパス #満月ガスとバス #毎週ショートショートnote #ショートショート #夜行バスに乗って
満月ガスをトランクに積んで
夜行バスは動き出した。
このまま眠っていれば、満月まで到着する。やっと予約できた3連シートの
豪華な夜行バスのシートは
想像以上に疲れた身体を包んでくれた。
三日月ファストパスの予約を
忘れて喧嘩た彼女とも
満月ガスとバスに乗れたので良かった。
この日の為に身体を駆使した疲労は
俺を深い眠りへといざなっていった。
カーテンで仕切られプライベートを
確保されてはいるが、
車内の声や匂いは遮断できず
途中浅い眠りになる俺とは
対処的に彼女はぐっすり眠っている。
満月についたら彼女の
行きたがっていた場所へ足を運ぼう。
サービスエリアで煙草を吸う予定が、
気がついたらすでに
到着時間に近かった。
ザワザワとした車内から
外に出ると、『バスタ新宿』と
大きく書かれた文字が見えた。
満月につくはずが新宿に
降ろされた俺と
キャリーケースの中の彼女。
これからどうしたらいいのか、
とりあえず煙草を吸いにキャリーケースを引きながら喫煙所へ向かった。
【410文字】
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【新企画】夜行バスに乗って〜20字以上の小説募集〜|豆島 圭
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何でも盛り込んでしまいました
(*ノ>ᴗ<)テヘッ💓
何でチケットチェックしないのかとかは
すっとばしてください(笑)
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