白い靴の記憶 #白い靴 #記憶冷凍 #二億斉藤 #毎週ショートショートnote #ショートショート #シロクマ文芸部 #春弦サビ小説
白い靴の映像が流れる。かすかに聞こえる歌。『ありがとう春、ありがとう春、ギターに乗せて、歌う春……』
1分16秒の映像。高額で購入した冷凍記憶。この画像がなぜ高額なのかは一部のものにしかわからない。
「で、わかったのか?二億斉藤君は?」
大きな椅子に座ったまま、低い声で上質なスーツの男は尋ねる。
「ああ、特定できた」
今まで聞いて聞いた二億の声と紐付けされた記憶を思い出す斉藤。
今回の対象者を特定していく。
男は斉藤の言葉に口角をあげる。
「報酬はいつもの通り。もちろん私はこの件に関して関わっていない。」
毎回言われるその言葉に何の意味があるか疑問だが、彼なりのけじめなのだろう。
豪華な応接室を後にして、記憶通りあの曲の歌い手の元へ向かう。
映像にあった白い靴。春弦の企画から誕生したこの曲が流行した。幸せの曲として人々を楽しませていたが今回聞いた声はアイツのものだった。
「まだ白い靴のままでいてくれよ」
そう呟き斉藤はバイクに跨った。
【410文字】
さて、【春弦サビ小説】の企画から
ランダムででた『244』の番号
riraさんが作ってくれた一覧から
244.つるさんの作品に決定
あとは、
今週のシロクマ文芸部【白い靴】と
毎週ショートショートnoteのお題
【二億斉藤】と【冷凍記憶】を使って
サビ小説完成💞
白い靴 #記憶冷凍 #二億斉藤 #毎週ショートショートnote #ショートショート #シロクマ文芸部 #春弦サビ小説 #サビ小説 #春弦 #春とギター
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