夜舞桜 【春弦サビ小説】 #春とギター #春弦
【春とギター】小説パート『春弦サビ小説』募集要項 5/12~22|PJ
【ハートを握りしめて】
『愛してるなんて
恥ずかしくて言えないよね』
カヲルがDVDを見ながら頬を赤らめて言う。
「え〜そう?別に仕事だったら、
めっちゃ言ってる」
と答えると「違う!」と言って
怒り出してしまった。
「ルナはもっと言葉を
大切にしなきゃダメなの」
何故か正座状態で説教されている私。
見終わったDVDを返却するため
外に出ると春風が夜桜を揺らしていた。
「ルナの髪についてる💞」
嬉しそうに私の髪色と
同じ色の桜の花びらを取ってくれた。
「桜って花も花びらも綺麗だよね」
「やっぱピンクしか勝たん♥」
「確かにピンク可愛いよね」
「カヲルもオソロにしようよ!」
なんてキャッキャと桜の葉が多くなった
木々を見ながら通り過ぎる。
「小さい頃は心臓って
ハート型かと思ってた」
花びらを見つめながらつぶやくカヲル。
「ピンクだったらネックレスに
したのになぁ〜」
なんて言いながら
ピンクの減った木々を見上げる私。
ヒラリと落ちてくる花びらを
素早く掴むルナ。
そのまま強く握りしめる。
離さなきゃ良かった。
あの時の自分の行動を振り返り
一瞬横切った思考に頭を振る。
桜色の絨毯に似つかわしくない
ドス黒い錆鉄色の水溜り。
抱きしめた体は無数の鉛玉が貫通して
風通りが良くなっていた。
まだ朱色の涙が熱く流れていた。
ハートの形は歪に変形していた。
このまま取り出してしまおうか。
そんな事を考えている自分がいた。
「・・・・・」
なんて言葉聞きたくなかったよ。
「馬鹿だなあ」
なんて呆れた表情で、また私を見つめてよ。
ルナの握りしめたピンクのハートは
手のひらで赤く染まっていく。
夜桜の季節も終わりをむかえる。
「やっぱりピンクしか勝たん💞」
そう言って走り出したルナを追いかけて
カヲルも走る。
瞳から汗が溢れ落ちるのも気にせず
ルナは笑いながら走った。
今回末尾の
─夜舞桜【bバージョン】─で
サビ小説書かせていただきました♥
─夜舞桜─
コラボしていただいた方々💕
【春とギター】私のフィナーレ|大橋ちよ
夜舞桜 - YouTube
『夜舞桜』リテイク。|まくら
『夜舞桜』リテイクのちょこっと遊び+久しぶりのギター|理生 -りお-
スズムラさん、まくらさん『夜舞桜』 つる歌う|つる
春 弦⑩ PJさんxにゃんくしーさん|歩行者b
『夜舞桜』歌ってみた〜春とギター〜|たいき69
コラボありがとうございましたぁ💕
夜舞桜 pre春弦サビ小説|歩行者b
胸いっぱいのアイと情熱を。【春弦サビ小説】|まくら
お二人ぃいいい!!!
何しちゃってくれてんのぅ!
めっちゃ泣いちゃうじゃん!!!
素敵過ぎて涙が止まらん
(⸝⸝⸝ᵒ̴̶̷̥́ ⌑ ᵒ̴̶̷̣̥̀⸝⸝⸝)ふえぇ
つられて、小説書いちゃったし
歌っちゃいました(笑)
─夜舞桜【bバージョン】─
※
サポートありがとうございます。 治療、子育て、罰金返済等に使用させていただきます。