夜中にピザポテトが食べたくなる病を早急に治療しないと生命が危ない
(2019.08.14執筆)
当方、食料のストック癖がある。
ピザポテトの存在に生命の危機を感じている
唐突で恐縮だが、ピザポテトがワタクシの生命を脅かしている。
当方、ピザポテトの虜となって、早4年が経った。これは、実家を出たことによるピザポテトストッパーの喪失が諸悪の根源で、ワタクシの欲求に遠慮なくNOを突きつけられるヒトがいなくなったことを意味する。気付いた時には、なりふり構わずピザポテトを購入できる状況が、自然と醸成されていた。
ワタクシごとではあるが、普段家に帰る時間にバラツキがあるので、自宅に食料の大量ストックがないと不安に駆られて夜も眠れないし朝も起きられない。無論、ピザポテトも例外ではない。自宅にピザポテトの大量ストックがあっても、やはり朝は起きられないのだが、今回の話はそれとは別件だ。
その食料ストックとやらは、週一の爆買いによって支えられており、この週一の爆買い時にピザポテトを無意識に2,3袋入れてしまうという悪癖がある。店員さんの、何らかの警告を主張せんとする視線が痛い。「同時に野菜ジュースを大量購入して中和する」という気休めまがいの戦略まで見透かされているのではないか、と思うと心労が甚だしい。
もうこんな悪癖には、今にも終止符を打たねばならない…。
これは使命感にも近いナニカで、「女子高生のオシリは触っちゃいけない」という底辺レベルの自制心で何とかなるはずなのに、ナゼか、4年という年月を経た挙句、何ともなっていない。
『ピザポテトのレッテル』を貼ってしまうという過去の過ち
そもそも、ナゼこんな状況に陥ってしまったのかと言うと、「ピザポテトから逃れられない人生になる」というリスクヘッジを差し置いて『ピザポテト好き』というレッテルを友人の前で堂々と自分に貼ってしまったからだ。これは、単刀直入に申し上げて、自業自得だ。
友人は、ピザポテトを私のアイデンティティの一部として認識していることだろうし、私が『脱ピザポテト』をすることは『アイデンティティの喪失』とイコールだ。
留学から帰った時も、帰って真っ先に口にした日本食はピザポテトだった。帰国したという噂をどこからともなく聞きつけた友人達も、こぞって私にピザポテトを奉納してくれた。ここ4年、私を取り巻く周辺でピザポテトフィーバーが起こり、ピザポテトインフルエンサーとなってしまったために、「ピザポテトを食べないと落ち着かない」という食習慣になってしまった。
ピザポテトの中でめちゃくちゃチーズが乗ってるヤツを探すのに人生を賭けている気がした。
もう一つ、ピザポテトをやめられない理由があった。
ピザポテトを一度でも食べたことのある人間なら、思い当たる節の一つや二つはあるだろうが、ピザポテトには確実に個体差がある。その『個体差』を作り出しているのが、「とろ~りチーズ」の占める割合だ。
ときおり、「とろ~りチーズ」が大量にトッピングされたチップを発見することができ、これをワタクシは『奇跡の一枚』と呼んでいる。これを発見した時の喜びはひとしおで、更に、このチーズの面を舌側に向けて咀嚼するという一手間を惜しんではいけない。ピザポテトには、明確にウラオモが存在するのだ。
この奇跡の一枚を発見することは、もう生きがいだった。何なら、ポテチが完全に「とろ~りチーズ」でコーティングされた一枚を発見してしまった暁には、生きがいの喪失=死ねるのだ。
治療の方針
この中毒症状の改善、なにより肌のアンチエイジングのためにピザポテト地獄から一刻も早く脱さねばならない。今回の具体的な方針は以下である。
1, 専門家に相談する
2, 何としてでも診断書をゲットする
3, ピザポテトの中毒性及び乱用の危険性を訴えるYoutuberになる
4, ピザポテトインフルエンサーになれる
5, ピザポテトからより逃れられなくなる
6, 1に戻る
7, ん?
とにもかくにも、ピザポテトの中毒性、及び乱用の危険性については専門家に相談したい。生理不順もこのせいかもしれない。この文脈で、『専門家』が何を意味するのかは全く定かではないが、それなりの知識と見聞を兼ね備えた成人である。性別国籍不問だ。
これに対する反論は、以下である。
1, ピザポテトを害悪化するのは、ドラッグに手を出した自分ではなく、そこにあったドラッグが悪いというロジックに持ち込む自己の正当化である
2, 自分磨きをするために、恋とかすれば。
3, そもそも、お前誰?
4, 出国すれば済む話
5, 何か分からないけどイライラするから死ね。
自分は何がしたかったんだろう?さっぱり分からない。怖い。多分疲れているし、ピザポテトより前に専門家に相談した方がいいことが山ほどある。何より院試前だ。現実逃避してないでピザポテト食べながら院試勉強します。ンフ。
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