私たちは生まれる家を選べない だから生きながら生まれ変わりたい
アーティストの内田すずめです。
私は生まれ変わりたい。死んで転生するのではなく、現世で生まれ変わることができたなら。傷ついた子供の頃の自分を抱きしめて私たちは大人になっていく。 「転生」内田すずめ 紙に鉛筆、墨 2015年
子供の頃から理不尽に思っていたこととして、「産まれてきたくて産まれてきたんじゃないや」というのがある。誕生することが自らの意志で選べないならせめて、国や両親をチョイスして産まれて来られたら良いのに、そうした選択制度はおそらく用意されていない。