マガジンのカバー画像

作品について

11
私の絵画作品がどのようにして生まれたのかお話する場所です。
運営しているクリエイター

#絵

私たちは生まれる家を選べない だから生きながら生まれ変わりたい

アーティストの内田すずめです。 私は生まれ変わりたい。死んで転生するのではなく、現世で生まれ変わることができたなら。傷ついた子供の頃の自分を抱きしめて私たちは大人になっていく。  「転生」内田すずめ 紙に鉛筆、墨 2015年 子供の頃から理不尽に思っていたこととして、「産まれてきたくて産まれてきたんじゃないや」というのがある。誕生することが自らの意志で選べないならせめて、国や両親をチョイスして産まれて来られたら良いのに、そうした選択制度はおそらく用意されていない。

私たちは生まれる家を選べない だから生きながら生まれ変わりたい 続き

先日、卒業した中学高校へ行く機会があった。15年振りにお会いした副校長に「最近どう?」と聞かれたので「人生思い通りにはいかないっすね!」と返したら爆笑された。「そりゃそうよお~!まだまだ青いなあ~!」だってさ。そうっすよね。 ところで前回の記事↑に『命の誕生は奇跡である』『チャンスは平等ではなく、選ばれたものだから生まれてこられたんですよ』という内容のご感想を頂戴した。 内田の返答は以下。 おっしゃっていること、大人の今だからこそわかります。生命の誕生はすべて奇跡だと思